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Posted by ブクログ
奇しくもこの直前に読んでいた「ビーマイファミリー」同様、里親制度に関するエピソードが前半編に。
「里親制度」の普及が望まれるとはいえ、里子の対象となる子には愛着障害を抱えているケースも多く、またそのケアも一筋縄ではいきません。
今回のエピソードはそんな部分をかいつまんでわかりやすく伝えてくれているように思います。
後半編は児童養護施設から実家庭に戻った子とその母親のエピソード(途中まで)。
ペアレントプログラムを受けて更生(?)した母親と、その母のもとで一緒に暮らしたいという中学生の素直そうな男の子。
傍目には家庭に戻ることに何の問題もないように見えるけれど、実際はそうではなかったというところで次巻につづく。
続きが早く読みたい…。
主人公の児童福祉司・健太自身も、幼少期に虐待を受け養子縁組した里親に育てられた経緯があり、これまでもところどころに健太と実母、養親とのエピソードが挟まっていましたが、5巻では健太の実母が出てきて(本人同士は会わなかったけど)、6巻以降でどういう形で、お互いがどんな思いで再会するのかもとても気になります。