【感想・ネタバレ】アルファ/オメガのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

アルファ/オメガというのを聞くと、腐的にはオメガバースを想像してしまったのだが、なんかそういうのとは全然別物のえらいシビアできっつい設定だった。
よくわからないままに終わったので、続きが気になる。っつか、お前はそこで死ぬんかいw というのが一番大きかった。

0
2016年08月31日

ネタバレ

ありきたりなSFかと思いきや

今流行りの某オメ ガバー.スではない。
爆発がどうとかそういうのはよくあるSF小説と変わりないと思ったが、この話については『双子』が大事な鍵となる。この双子設定が登場人物の思考感情全てに影響を及ぼし、この話に不可解で納得がいかない部分を増やしているといっても過言ではない。
アルファとオメガ(正常な方と何かしらの異常を持つ方)は、さまざまな違いを持つ。オメガは『アルファが母親の胎内で吐き出した毒』という描写があるように、アルファよりも格下どころか触ると汚染されるというアルファによる共通認識まである隔離されるべき存在である。だが、双子の片方が死ぬともう片方も死ぬというこの世界では、オメガが死ねばアルファも死ぬ。だから、オメガにかろうじて死なない程度の生活をさせなければならない。
この歪な関係はアルファに逆らえないオメガとオメガを全否定できないアルファによって奇妙なバランスを保つ。
この既存のバランスを崩し新たなアルファとオメガとの関係を作り上げるために利用されようとしているのが本作の主人公でオメガのキャスである。キャスは通常のオメガとは違い、目に見える欠損を持っているわけではなく、未来が見える能力を持つ『超視者』として生きる。
キャスの片割れでありアルファのザックは特殊なキャスの能力を使って体制を強引に変えようとする。
キャスは片腕のキップと共にザックから逃げながらこの世界の核心に近付き、バランスを崩すきっかけを図らずも作っていく。
途中で起こる泥臭く残酷な生の描写が目立つ。
本作は第一部なので、このあと続く第二部と第三部には期待する。

0
2015年10月06日

「SF・ファンタジー」ランキング