感情タグBEST3
数値化できない能力
確かに一度見たら覚えてしまう人がいる。
作中に登場する優秀極まりない人物像が異次元の才能と出会い、変わりゆく様が笑える。
同じ舞台、複数の登場人物の物語。
作家買い
学生の頃から川原作品が好きです。久々に読みたくなって買いました チャッピーのことたけが悲しくてザンネンですが、スッキリとほんわかしたお話でどれも好きです。
カーラ君節健在
待ちに待った川原教授作品。高校生男女の話ばかりなのに、色気が全く感じられないのも相変わらずで、なんかホッとしました。淡々と書かれるナレーションと台詞は、カーラ君節健在。やっぱり面白いわ。
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もう書かなくなってしまったのかな、と思っていたので久しぶりに読めて嬉しかった。
4つの短編?でもちょっと話はリンクしてる。同じ高校の同じ学年の人たちが主人公だからね。
表題作の主人公はヒーリングの力を持っているのだけれど、私はこの漫画に癒された気がした。
みんなそれぞれ事情があり、みんなそれぞれ良いところがある。
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恋にもいろんなカタチがあるカーラ教授流の「ちょっぴり変わった」4つの恋のお話が待望の単行本化!ほのかな恋を育てる主人公たちに、カーラ教授の絶妙なツッコミが痛快!
レナード現象には理由がある
ドングリにもほどがある
あの子の背中に羽がある
真面目な人には裏がある
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水滴と水滴がぶつかって分裂する際、周囲の空気がマイナス・イオン化することを「レナード現象」といいます。
舞台を同じくした高校生男女による群像劇・・・というかオムニバスというか・・・。どっちともとれる短編集というか。
「ワシの体力と集中力じゃ、中・長編は厳しくてのぅ・・・ゴホゴホ。」という、わざとらしい台詞が聞こえてきそうな。
川原泉漫画の読後感の良さ、ほんわかほっこり感は・・・
なんだ、そうか。レナード現象か。なるほどフムフム。
なんて一人ごちてみたりして。
それ程、表題がしっくりくる 「○○には○○がある」 シリーズの始まり始まり。
相変わらず面白いです。人によっては泣けます。
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レナード現象には理由がある(蕨よもぎ、飛島穂高)、ドングリにもほどがある(亘理実咲、友成真一郎)、あの子の背中に羽がある(若宮遥、保科聡真)、真面目な人には裏がある(日夏晶、塔宮拓斗)、
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川原泉のマンガの中でも、私はこれが一番好き。
出てくる人物全てが愛すべきキャラクターで、普通のようで変わっている。
そして、その人たちのちょっと不器用な恋愛の形がすごくイイ。
読み終わると、満たされる程強くは無いが、うっすらと幸せな気持ちになれる。
そんなお話ばかりです。
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ちょっと前、体調を崩してごろごろしていた時に川原泉全作品の一気読みをしたのです。
これの続きも雑誌にはいくつか掲載されていたらしいけど、私がその雑誌見た時には休載…。
職業作家としての川原泉先生はもう使い物にならないのかもしれない。もういいです。無理はしないでください。
久々の学園もののこの連作はとても面白いんだけど。
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BLばっかり読んでた時期に、違和感なく読めたボーイ・ミーツ・ガールな短編集。
知的な高校生達のサクサクしたやりとりが、読んでて楽しいです。
【E】
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大好きな川原泉作品です。 これは近々購入したいくらい。川原作品は知識がつくしおっとりだし。激しいアクションはないですが奥深くあります。全4編くらい入ってますが人間関係が少々リンクしてます
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『笑う大天使』を読んで、「面白い!」とツボにきていた勢いそのままに。
やっぱりおもしろーい!
レナード現象って何だ??
表題作の最後のページによると、「水滴と水滴がぶつかって分裂する際、周囲の空気がマイナス・イオン化する現象」とある。
へぇ~。
4つのお話、その登場人物たちは同じ学校内に通う人間がメイン、よって繋がりがちらほら。
秀才の男の子とセラピー能力を持つ女の子。
ミステリアスな男の子と超楽天家な女の子。
柔道家の男の子と小学生の女の子。
女遊びの目立つ男の子と円滑な人間関係を望む女の子。
読んでいて心地よい感覚。
マイナス・イオンがまさしく川原さんの作品からは出ているんじゃ!?なんて思ったり。
出てくる女の子も男の子も個性的で、イマドキではないけれど、けして古臭くもなく。
登場人物のキャラクターひとつとっても面白い。
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川原泉節健在って感じ。ホモフォビアっぽかった川原さんが自作にゲイを登場させ、しかも好意的に描くなんて、BLってすごいなと思った。どのお話も好きです。
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前作「ブレーメン2」でセンス・オブ・ジェンダー賞を受賞したのから一転、ホモフォビア的と批判された本作。問題とされたのは「紹介したい人がいる」と主人公の兄が連れてきたのが男だったという最終話で、確かにホモフォビアと言われかねない描き方ではあります。
だけど、川原泉にとって、あるいは主人公にとって、同性愛者かどうかはさして重要なファクターではない。彼らにとって重要なのは、その対象者が身内かどうかという点に尽きるんだと思います。川原泉の作品においては、身内か身内でないかが決定的な判断基準であり行動原理であって、それは初期から今に至るまで一貫しています。そこでは身内とは無条件に受け入れるべき相手として存在します。一方で、身内以外は遠く景色として存在し自らと関わるはずの無いものであり、それが接触してきたなら警戒すべき事象となる。だから、本作について言えば、たとえ兄の連れてきた人物が女性であったとしても、主人公の反応は変わらなかったでしょうし、逆に一度身内として承認せれればホモであろうとなんだろうと受け入れられるでしょう(実際にそういう結末を迎えます)。今回はたまたま他者として識別された対象が同性愛者だったことから、その他者への警戒がホモフォビアとして映ってしまったということ。だから、川原泉がホモフォビアというわけではないと思います。
しかし、身内かそれ以外かという判断基準というのもそれはそれで大いに問題含みでもあります。そこでは対象の言動、意図、環境といったものは捨象される。だから、他者として識別されたならどこまでも冷酷になれる。一見ほんわかゆるい川原泉なればこそ、その冷酷さは根深い。
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どっかずれてるけど浮遊感、常識的じゃない展開に今回も楽しめました。特に『真面目なあの人には裏がある』に爆笑です。偏差値が高い高校が舞台なんですが、3年の日夏ちゃん兄がカミングアウト、相手のひと癖ありそうな弁護士の弟がとなりの席の塔宮君。
変態弁護士が家にご挨拶にきたり、女たらしの塔宮君が自分もホモに…と恐れるのをいいことに、次々男性を紹介してテストと称してからかう日夏&腐女子。両家族の親の反応や、塔宮君に笑える笑える。楽しい1冊でした。
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カーラ教授は今回も素晴らしいです。
なんていうか、うっかりとかぼんやりとかそういう人々もけなげに生きているんだということをもうそれはそれは愛おしく描いてあります。
よくよく読むと一つ哲学が貫かれてます。
生きていくということです。
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進学校のちょっと変わった男女の恋愛コメディオムニバス?
理屈っぽさがあの進学校においては妙にバカっぽく見えて面白かった。
地に足の着いた女の子とズレた美形の組み合わせや良し。
読者への発信の仕方がちょっと独特な気がする。
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寡作の天才漫画家、川原泉の最新刊。絵柄は変わったけど、話のテイストは相変わらずの川原節。でも、ロリータもBLも内包しちゃっている所は凄いなぁ。
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久々に漫画でました!!
川原泉の世界が満載です☆★
哲学です。世界観が素敵。
昔に比べ、絵の線がシャープだけど、やっぱり川原泉だ!そう感じる作品。
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全国でも有数の超進学校、私立・彰英高校を舞台につづられた
オムニバス形式の短編集。
これまでのカーラ教授作品に登場するキャラクター達とは
少〜〜しチガウ印象を受けましたが、(特に後半2編)
面白いことに変わりはないので◎。
【収録作品】
・レナード現象には理由がある
・ドングリにもほどがある
・あの子の背中に羽がある
・真面目な人には裏がある
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たまに思い出したように川原泉さんの作品を手に取りたくなります。川原さんの作品の登場人物は、みんなのほほんと笑っているけれど、痛みや悲しみを知らないはずがない。でも自分らしくいられるように、過ごしている。
現代風に少しかわっているけれど、随所にでてくる、数式や定理、解説。川原ワールド。これがなければ面白くない!と思ってしまうのが川原教授の作品ですね。帯には「ボーイミーツガール 恋にはいろんな形がある」と書いておきながら、「レナード現象には理由がある」タイトルからして、いや、なんやねんとツッコミを入れたくなる。それってなに?みたいな。この中毒的な魅力の作品。同じ高校を舞台の短編です。でもでてくる人物がツナガリがあって、その後が垣間見れる嬉しさ。久しぶりに他の作品も読みたくなりました。
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あの川原泉。久々に読んでみた。
川原節が随分薄まっている。
絵もあのショボさがなくなり、随分普通の少女マンガに近づいている。
昔の絵と比べると進歩したというのが普通だろうが、多くの川原ファンは残念なところだろう。
初~中期の食欲魔人シリーズや中国の壺、ゲートボール殺人事件などのころが懐かしい・・・。
Posted by ブクログ
それにしても絵が・・・もったいない。話に関してはむしろネームがすっきりして、一時期の三原順ナイズされたフキダシつめこみから少し読みやすく、展開もすごく好みのものが多い(「あの子の背中に羽根がある」だけはよくピンとこなかったが・・・)のに、やっぱり絵がなあ。あまりの絵柄のゆがみさに(初期のころのいわゆるヘタウマとはまったく真逆の、技巧に長けてしまいすぎたが故に絵の魅力がまったくなくなってしまう、という)、すんなり物語に入っていけないんだよね。大ファンだけに、本当にもったいない。
Posted by ブクログ
こんなにまったりのんびりしてるのにどわっとしてる漫画というのも不思議ですね。
面倒くさい人間には面倒見の良い人間が吸い寄せられるというパターンを駆使しつつの恋愛モヨウというのはなんだか可愛らしくてほほえましい。
独特の論理の展開の仕方を繰り広げているのに全然うるさくないし押し付けがましくないのは流石川原先生。
でもちょっと「ついてきてね」って言われてる気がして時々さみしい気持ちにもなったのでした。
Posted by ブクログ
久し振りに川原泉作品を呼んでみました。
前に読んでからずいぶん経った気がしますが、相変わらずの川原節です。
いつもながら知的な感じがするのはなぜだろう。