感情タグBEST3
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ヤクザについて学んでみたいと言っていたら貸してもらった本。家康の時代からのヤクザや芸能人の成り立ちが記載されていて、読み終わると「世の中綺麗事では成立しない」と思わされる。世代的に「なべおさみ」をわかっていないのですが、こういう人が芸能界を作ってきた一人なんだということがわかった。
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語りはさすが。かつての名司会者だけのことはあった。交友関係を包み隠さない姿勢も評価できる。単純に楽しめる本。だけどやくざのことを美化しすぎてるかな。最近、駅でそれらしき輩にいいがかりをつけられ、恫喝されたばかりなので、なべさんの言ってることは、理解はできても納得はいかなかった。
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本物、偽物、似非物。
本物を知るためには本物に出会ったり見たり聞いたり体験せねばならない。
なべおさみさんが出会ってきた綺羅星ごとく本物たち、そこの舞台は芸能という場所で、そこと彼が憧れていたアウトローな世界であるやくざの話残したいと思って書かれたのがよく伝わる。芸能とやくざの繋がりを、やくざという言葉が生まれた背景やユダヤの失われた十氏族などの言葉や能の始まり、芸能の始祖と身分的には低いものとされていた人々が紡いできたものとご自身の考えを勉強されたものを混ぜ合わせてなべ論として書かれている。
昭和史や昭和の芸能や格闘技に疎い僕だが春日太一著『天才勝新太郎』や山城新伍著『おこりんぼさびしんぼ』や『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読んでいたので楽しめた部分もあった。昭和史と芸能史と興行史、大事な事はその時代の黄金期と呼べるであろう時代の生き証人は当然のように高齢になっている。生きた証として自分たちが生きた時代を残そうと、あるいは彼らよりも下の世代がその人たちの証言を残さねばならないという意志が、熱い想いが綴られている。そういう文脈の中でもこの一冊は様々なものを繋いでいく一冊だと思う。
僕は映画学校に一応言っていた人間だが、こういう芸能の歴史だとかは本当に知っておく方がいいと思う。先人たちの足跡を知り、変わらない人間の姿勢や業を考えることは大事なことだろう。そして今のテクノロジーの進化と共に変わる身体性の先に新し文化の萌芽があるはずだ、そして本物と偽物と似非物を見極めれたらいい。
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タイトルから芸能界とヤクザとの癒着を暴露する話かと思ったら、そうではなく、なべおさみ氏の自伝的なものだった。それも有名人、政治家との接点を主とした自慢話的な内容が多く、辟易することも。多少大袈裟に脚色しているかもしれない。
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ですますとだであるの混合が甚だしく、彼の主張も、街のオヤジの説教の域を出ない。
花形敬との邂逅に興味があったが、サラリとしたものだった。
それにしても、実際の交友をベースにした話はまだいいが、「論」が出てくるとずいぶん鼻白む。
ただ、白洲次郎に言われたという「ニセモノ、エセ者、本物」という3類型には同感
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なべおさみの小さい頃から今に至るまでの人との関わりについて述べたもの。
後半はやくざ等ついての歴史的な見解が入っていて、よくわからなかったが、そちらの方をメインに伝えたかったのかと思った。
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困った本だ。読もうかどうしようか悩んでる人にはオススメするかもしれないけれど、万人に諸手を上げて勧めるような本ではない。興行である以上、かつてはヤクザと付き合いがあったのは当たり前の話であるので、その交際史は興味深い。あとは日ユ同祖論とかその他の部分をどう考えるか……
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自伝だと思ったら、自伝以外に日本人の起源を含めた文化人類学のような内容まで書いてあった。それは別の本にしてもらって、この本では自伝と芸能人やアウトローの方々のエピソードに集中してほしかった。あと、文末がですます調とだである調が混じっているので少々読みにくい。加えて明大裏口入学事件をわざわざ章立てして扱うのであれば、その内容を顛末を含め書くべきだったと思う。