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Posted by ブクログ
薄いし、さらっと読めちゃうんだけど、んでもって大筋は予想どおりって感じなんだけど、シンプルに人間臭いから、ついウルッとしちゃったわ。
秦さん、ホント上手いわよねー、ちぇっwww
Posted by ブクログ
20150711
160ページほどの小説。
さすがにあっと言う間に読めた。
少ないページに、あらゆる登場人物のエピソードがぎゅっと詰まった感じ。
消防士の男たちの友情に感動させられた。
遺書の部分はもっと練れば、クライマックスとしてより感動させられたはずなので、ちょっとあっさりし過ぎて、もったいないと感じた。
Posted by ブクログ
「秦建日子」の『ファイアマンの遺言』を読みました。
『刑事 雪平夏見 愛娘にさよならを』、『ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!』に続き「秦建日子」作品です。
-----story-------------
消防士が残したメッセージとは!?
建設中のアパートで何者かに車が放火された。
決死の消火活動が行われるも、突然の爆発により消防士の「峯岸健文」が殉職してしまう。
果たして犯人は誰か。
遺された者たちはそれぞれ動き出す……。
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観てはいないのですが… 2015年(平成27年)に放映されたドラマ『HEAT』の原作のようです、、、
放火された建設中のアパートの消火活動中に殉職した消防士「峯岸健文」の妻「亜希」、放火に合ったアパートの建築主「庵野久仁子」、放火犯とその妻… 同じ庄和市(しょうわし)に住み、直接的・間接的につながりを持つ人物たちの、微妙な心理状態が巧みに描写されており、物語の中に入り込みやすい作品でしたね。
建設中のアパートに停めてあった車が何者かに放火された… 消火活動中、突然の爆発で消防士「峯岸」が殉職してしまう、、、
夫を失った妊娠中の妻「亜希」と近所の住人たちは消防団「夜回り隊」として真犯人探しに乗り出す… 一方、「峯岸」が乗っていた車の買取い取りを担当するディーラーの「吉岡」は、車内で遺書を発見した。
そこには「峯岸」の秘めた決意が書かれていた…… ひとりの勇敢な消防士の死をめぐる、遺された者たちの葛藤と再生の物語、、、
「栗原秀樹」と、その妻「智子」の微妙な心のすれ違いから発生したさざ波が、徐々に大きくなり、周囲の人々を巻き込むような大波になってしまったんですよねぇ… 仕事で疲れた夫と、家庭や近所付き合いのことで疲れた妻のすれ違いって、どこでもありそうなことだけに、同じようなことが身近に起こっても不思議じゃないな と感じましたね。
ちょっとだけ相手のことを思いやる、ちょっとだけ利己的な考えを抑える… その、ちょっとだけ の積み重ねが大切なんだと思います、、、
「峯岸」の生き方に感動できる作品なのですが、消防士のことが過度に美化されている印象が残るところだけは、ちょっと違和感の残る作品でしたね。
Posted by ブクログ
建設中のアパートに停めてあった車に放火されて起きた火事によって、一人の消防士が殉職した。
妊娠中の彼の妻。
放火された車の持ち主。
その車を売ったディーラー。
残された人々のそれぞれを描くストーリー。
表面上だけ取り繕ったようなご近所付き合いや冷めた夫婦の日常。
そこで起きたひとつの火事で、感情が動き、人生が変わる。
殉職という悲しい始まりから、ラストは心温まる一冊でした。
Posted by ブクログ
ひとりの消防士が、火災現場で殉職した。
その火事の原因は放火。
消防士とその家族、放火をした犯人とその家族、そして放火された家の所有者、それぞれにある背景が火災に集約され、そして思わぬ展開から解決、そして未来に向かうよくできたドラマ。
でも、一ヶ所とても強引で辻褄が合わないところ(と私は思いました)があり、読後感としては、あそこ変だったなという印象に。そこが少し、いや、かなり残念だった。
Posted by ブクログ
建設中のアパートに停められた車が放火され爆発し消防士の一人が殉職した事から始まる、妊娠中の妻やアパートのオーナーや野次馬ら元同級生達の事情。間抜けで愛ある遺書の下書きと等身大の消防士という格好良さ。意外な犯人の軽率な優しさがつらく重い。死から始まるけれど暗くなく誰もが人間臭くて温かさにしんみりした。
Posted by ブクログ
帯には2015年に放送された「HEAT」と関係があるようなことが書かれているが、実際にドラマの原案とは関係ない感じの内容で、消火活動中に亡くなった一人の消防士の話。
160ページとかなりページ数が少なく、ストーリーもありがち。さくっと読めるけど、小説としてはかなり物足りない。
いつも重厚な作品を描く作家さんなだけに、消化不良感が半端ない。