仕事で海外へ赴任するという元カノから子供を預けられた整体師の千石哲。浮気した妻と離婚して子供を引き取った漫画編集者の晴海昌弘。そんなシングルファーザー同士が、あるきっかけから晴海の部屋でルームシェアをしながらそれぞれの子供である愛梨と清一郎と暮らす日々を描いたこの作品。幼稚園に通う愛梨と清一郎は、好き嫌いやわがままを言っては反省して、友達と喧嘩しては仲直りして…と何ともまぁ子供らしくてかわいい子供たちで、その姿を見ているだけでもなんだか癒されます。一方、シングルファーザーである千石と晴海も、子育てを含めた家庭はもちろん、仕事にも自分の親にも悪戦苦闘…とこちらもいい意味でどこにでもいそうな大人たちで、うっかりしていると身につまされたりもします。そんな彼らが、悩んたり迷ったり、他人を助けたり他人に助けられたり、子供たちだけでなく大人たちも成長を見せたりする様子を、家でご飯を作って食べることを通じてとても丁寧に描いているところが私はとても好きです。作中ではお料理シーンもかなり長く描かれているのですが、巻末には作中に出てくる料理のレシピもきっちり載っていて、読み終わるとあれもこれも食べたくなるのにはちょっと困るかもしれません。
そして、本当はご飯より酒の肴のほうが好きなあなた、もしくはこのパパと親父が気になって仕方がないあなたには、スピンアウトである『パパと親父のウチ呑み』も激しくおすすめです！
感情タグBEST3
誕生日
清一郎のがんこでとーってもパパ想いの優しい所がこれでもかっ!て位満載の回。
おばちゃん、泣いてしまった。。
愛梨初恋❕❔親父大ピーンチ❕❕
Posted by ブクログ
晴海さんが仕事から帰ってきてから千石くんと二人でちゃんと子育てディスカッションを（おそらく毎晩）してるのえらいな～と思って読んでました。
育った環境が真逆の２人だから、ちゃんとお互いの子育てに対するスタンスをすり合わせてるの素敵ね。
Posted by ブクログ
大きな危機はなく、ちょっと穏やかな日々を描く11巻。
だんだんと大きく、多感になっていく子どもたちを
しっかりタッグを組み支え合いつつ見守る
晴海と千石はじめ大人たちの姿に心温まります。
晴海の誕生日を祝おうとする清一郎、
気になる男の子にもじもじする愛梨…
子どもたちの成長にも優しい気持ちになれます。
いやー、いい感じの家族が育っていってますね（´ω｀）。
千石が気になり始めた茜、自分の進路に惑う竜也と、
「中間あたり世代」キャラクターたちの動向も
気になります。この世界、まだまだ続きそうです（＾＾）。
