【感想・ネタバレ】プリンセスメゾン 6のレビュー

居酒屋の社員の女性、沼ちゃんが一人でマンションを買おうとする話。
かといって、マンション購入を鼓舞するような雰囲気ではない。

メインは沼ちゃんのストーリーだが、オムニバスのような形式で、
妙齢の一人暮らしをする独身女性のストーリーが挟みこまれる。
住まいに関する話題から切り取る彼女たちの暮らしは様々。
全てが上手くいっているわけでもなく、時に寂しさも描きながらありのままを淡々と映し出す。
独身でも、既婚でも、そこにあるのは等しく暮らしなんだな…としみじみした気持ちに。

マンション購入に関しても同じだ。
たくさんの検討の末、念願のマンションを手に入れた沼ちゃん。
けれど「手に入れてからが勝負だね」と作中のセリフにある通り、マンション購入はゴールではない。
ローンや今後の生活を考えて不安になりながらも、
「わたしのおうちを大切にする」という気持ちを一番優先にしていく沼ちゃんの姿は
健気であり、とても愛しい。


家とは?暮らすとは?そんなことを改めて考えさせられる。
何が良い、何が悪い、というのを決めつけずに
いろんな暮らしがあることを、優しく抱きしめてくれるストーリー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

職場の方に勧められた本、もう何度か読んでいる

疲れた時
ほっとしたい
癒されたい時に読んでいる

じわじわぁーと心があったかくなる

ひとりでも大丈夫
誰かと生きるのも良いし
みんなそれぞれ

捨てたもんじゃないよな人って♪そう思える
2015年〜2019年発行の漫画だけど
度々読みたくなる漫画です♪

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2024年04月03日

Posted by ブクログ

ひとりで生きることに不安と寂しさを感じているが、これを読むとひとりも悪くないと思う。この漫画から考え方を学べるし、いろんな生き方と豊かさがあるんだと思わせてくれる。

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2024年02月04日

匿名

ネタバレ 購入済み

要さん、実家に帰られたんですね、、
寂しいけど、幸せそう!前向き!
ご結婚されたのかなぁ。
お見送りの時の沼ちゃんの、うちわのメッセージ、すごくジーンときました。
沼ちゃんと伊達さんもどうなるのか、気になるところですが。
とても良いストーリーでした!

#ほのぼの #癒やされる #エモい

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2023年05月24日

購入済み

何度も読み返しています

しなやかで静かで、強い気持ちをくれる作品です。
池辺葵さんの描かれる「余白」がすごく優しくて、じんわりします。
読み終えたあとに心に残る温かい余韻に、何度読んでも痺れます。絵も本当に素敵です。

何度も読み返したくなる作品。

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2021年10月15日

ネタバレ 購入済み

どんな形になろうと自分の人生は自分の選択の積み重ねなので、後悔しないように今を生きなければいけないと思いました。
読むたびに自分の現実との乖離に辛くなりましたが、最後は何となく温かい気持ちになりました。

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2021年01月27日

購入済み

やさしい物語完結

マンションを探す一人暮らしの女性と、それを見守る人達の物語。やさしい世界観とキャラクター達が大好きでした。それぞれのキャラクターに、それぞれの完結が提示され、最後まで癒されるストーリーでした。脇役達にもスポットが当てられていて、お見事というしかありません。池辺葵先生の次回作にも期待しています。

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2020年05月19日

Posted by ブクログ

分譲が多かったけど、賃貸もたまに。ライフスタイルとお金の捉え方、シビアでもほわっと語る暮らしの断片。楽しかった。伊達さん好きだった…いいひと…

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2020年01月08日

Posted by ブクログ

池辺葵は、さみしさの魔術師だと思う。
だれも泣いてない、直接的な悲しい出来事が起こるわけでもない、それなのに気がつくと文字が読めなくなるほど泣いてしまう。

彼女が紡いだ『プリンセスメゾン』は、
オリンピックを控えた東京で
さまざまな女性が理想の家を求めて歩く、切実な群像劇だ。
人間の孤独を全て抱えた街で、
自分だけの孤独で幸福な空間を探していく物語。

20代半ばの主人公は、家を買う“大きな夢”に触れられたとき
「大きい夢なんかじゃありません。自分次第で手の届く目標です」という。
夢ではなく、目標。自分ががんばればたどり着ける目標なのだと。
そして、その一見前向きな言葉のあとに続いた
「家を買うのに、自分以外の誰の心もいらないんですから」にどうしようもなく胸をうたれた。
とても26歳の女の子ひとりには抱えられないような
大きなさみしさと強さと優しさを感じて、
彼女とその周りで生きる人々の物語を最後まで見届けようと心に決めた。


「欲しいものってさ、手に入れてからが勝負だね」

「自分でつかめる幸せさがして、自分で自分の人生面倒みる、天晴れじゃないですか。どこがかわいそうなんですか」

「人生って安全に健康に安定して生きてければ幸せってわけじゃないことくらい…私だって知ってるから」

「羨んでいたって、その人の幸福を願うことはできます」



彼女が生きていくのを応援するような気持ちで読み進めていたけど、
物語に響くたくさんの言葉に勇気づけられたのは私の方だった。

今の日本はものも情報も選択肢もあふれていて、
私のようにコレというものがない人間はかえって生きづらい。

先人達が命がけで手にした“自由”だと理解しているつもりだけど、
たとえば当たり前に結婚して、当たり前に家に入る、
何の疑問ももたずにそうするものだからそうする
“不自由”な人生の方が
幸せだったのではないかと思ってしまうことがある。
鳥かごの中の鳥が不幸せだとはかぎらないのだ。

プリンセスメゾンは、そんな私のわがままで
独りよがりな生きづらさを、受け入れてくれて、
つらくてもさみしくてもそれでも生きて行けと
背中を押してくれる、
そんな物語だと思う。

多分これから先も、読み返すたびに泣いてしまうだろう。
それでも、運命の物件(居場所)を見つけるその日までは負けない。
がんばる、がんばりたい。

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2019年10月24日

Posted by ブクログ

1巻から一気読み。何度も読み返すだろうなぁ。
女性の生き方を考えさせられる。でも、とても優しい雰囲気のお話だった。

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2019年08月13日

Posted by ブクログ

大好きで大切な漫画がついに終わってしまった。沼ちゃんに要さんに伊達さんに、もう会えないと思うと寂しい。ほんとに寂しい。でも適度な巻数で、切なく綺麗なまま最終巻を迎えてくれて嬉しいと思うべき…
ほんとーに女性におすすめしたい。特に独り身女子。1冊に1回は泣いちゃうし安く聞こえるかもしれないけど勇気とか希望をもらえる。池辺先生の漫画は余韻が半端ないんだ…切ねえんだ…。柔らかい光に包まれてるみたいなんだよね。
森川葵ちゃんのドラマ版も好きだったなあ。最初から最後まで全てが好きでいられた作品。

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2019年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色んな年齢、立場の女性が家(場所)を買う(持つ)ということ。
家を探すことで、自分の大切なものや譲れないことが整理されていくのが
とても素敵なシリーズでした。

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2019年01月18日

Posted by ブクログ

大好きな物語の、最終巻。
それぞれの物語は、とどまることなく移り変わってゆく。
大切にしたいものがあれば悲しむことなんてない。流れていく今この瞬間だって愛おしい。
沼ちゃんたちにはたくさんの事を教えてもらいました。
迷って、立ち行かなくなったときは何度でも読み返そう。(もちろん、それ以外でも!)

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自営業、独身、戸籍上女性、20代
資産のことも考えてマンション購入を考えていた時にこの漫画に出会いました。
社会人1年目の時に、給料が安くて、1日1日を過ごすことに精一杯で、独房みたいな狭さの家に住んでいた。
だからこそ、仕事を頑張って稼げるようになって、帰りたくなるような家に住むのが目標になった。
あの頃必死に生きていた自分とさっちゃんを重ねるかのように読んでしまいました。
家ってやっぱり特別な場所ですよね。
理想の居場所を追い続けて奔走したひとりの女性に心を動かされる不動産屋のスタッフたちも、さっちゃんと出逢って人間的に成長しているだとか、本当に自分が大切にしたいことを見つめ直したりだとか、家探しから人の暖かさを感じられて、ジーンとくる作品でした。

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2024年04月05日

Posted by ブクログ

最終巻。終わってしまって寂しいけど、沼ちゃんたちの生活は続いていく。
最終巻で伊達さんの家族や沼ちゃんのお母さんが出てきた。

要さんを見送る沼ちゃんの「ずっと応援してる」。
なんと素敵なことばだろう、と思った。
離れた場所から自分のことをずっと応援してくれる人がいる。その人の心の中に自分がいる。
それは、心がポカポカして自分を励ましてくれることだなって。
見送られる要さんと、見送る沼ちゃんの表情も、たまならかった。



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2019年08月06日

Posted by ブクログ

久しぶりに読んだので、登場人物思い出しながら読みました。せいちゃんが伊達さんって最初わかんなかった。手に入れるためになんの努力もしてこなかったのに、持ってる人をみて羨むのはダメ、、沼ちゃんは羨んでもいいって言ってたけど、私は忘れないでおこう。余白が多くじんわり心に染みる言葉が散りばめられたお話集。あのウチワはいかんでしょう。泣くよ。

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2019年03月19日

Posted by ブクログ

完結。自分のはっきりした居場所となる
「家」を買おうとしていた沼ちゃんの姿が懐かしいです。
「プリンセス」のタイトルの通り、女性視点で
「家を持つ」「暮らす」ことが描かれてきた作品ですが、
男性の目から見ても、「街でひとり生きていく」ことの
優しさやもの寂しさ、そしてふれあいの温かさなど
「さりげない幸せや哀しみ」をしみじみ感じました。
これは伊達さんという存在の功績なのでしょうね。
ひとつの別れでしめくくられる物語。
でも、みんなの暮らしはこれからも続いていくでしょう。
みんなが、幸せに暮らせますように。
ありがとうございました。

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2019年01月27日

ネタバレ 購入済み

ほっこりした

自分も独身で家を買ったから
様々な登場人物たちの物語が共感できて心にしみるお話だった。

しかしだな、最後の最後まで進展しないのかよあのふたりは…
と思った読者も多かったろう。でも、それも良しだよね。

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2019年01月26日

Posted by ブクログ

「ありがとう
 私のお家。」

うちわのシーンとか、いい表現だなー。

これにて終わり。
みんなの前途に幸あれかし。

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2022年02月09日

Posted by ブクログ

なんだかんだ最後まで読んできてしまいましたが…決してそこまで好みという漫画ではないですねぇ…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

一人暮らしの女性の孤独?みたいなのがテーマなのかなぁ、とか思いますけれども、一人暮らしの気楽さみたいのも同時に取り扱っていて、その狭間で揺れる女性の心…みたいなのがテーマかもしれませんねぇ。社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

他人と同居するのは煩わしい!と言いつつも登場人物のラストなどを見ているとやはり人は人と一緒に居たいもの、たとえ煩わしさを感じても…といった感じでしょうか。

こういった漫画が出てきて、しかもドラマ化までされるってことはやはり一人暮らしの女性が増えてきているという証左なのかもしれないですねぇ…さようなら。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2019年02月01日

Posted by ブクログ

"「ごっこ」したかっただけかもしれない。
高岡さんも今、風邪ひいてるみたいでね。
「お見舞いごっこ」したかっただけなのかもしれない。
沼ちゃんをつきあわせちゃっただけね。」
「こんなおいしいもの食べさせてもらってるんです。
動機はなんでもいいです。
ありがたいしかありません。」"[p.78]

完結。
独特の空気がじわっと染み込んで来るような。
眼鏡のを外した伊達さんが見れる。

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2019年01月26日

Posted by ブクログ

要さんが「わかりました。」「覚えておきます。」って言うところが好き。本気で、この人と一緒にいるために、い続けるために覚えておこう!って思ったんでもいいし、4割本気で6割は好きな人にいいかっこしただけ…とかでも好き!どっちでもいいと思う。かわいい。いい。あとやわスピで読んだ時も思った、コロッケ、何味かとかわからない伊達さんかわいい。いい。「ほんとに恩納様?」って言うところも好き。好きなところがいっぱいあって、逆にいやな気持になるところが全然ない漫画だ。(5巻までの分は忘れてるだけかもしれないけれど、あったとしてもきっと極僅かだ)
敬子さんがお義母さんのズボンのウエストつかんでるのリアル。

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2019年01月12日

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