感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今から13年前に出版された、南米取材記。
著者ー垣根氏作品『ワイルド・ソウル』を
執筆するための取材も兼ねた旅行の中から、
自分の感覚を呼び覚ますようなエピソードを
地方独特の人間模様を交えながら
やけに細かく綴っている
本のカバーに小さな写真達がずらりと並んでる
それらを眺めながら読み進めると
今でいう、SNSのインスタグラムを眺めているようで
とても興味深い
時代の先取りをしていたのだろう
小説とはまた違う味がして
著者の人間性が表れていてよいと思う
おすすめの本
すぐ読めるし…
Posted by ブクログ
垣根さんの小説を読み漁るようになり彼の紡ぎだす世界観に魅力され
いつしか彼自身にものすごく興味を抱くようになりました。
これは小説の舞台になる南米の取材をまとめた紀行文!
いわば彼の初となるエッセイ集なわけです。
私が喉から手が出るほど読みたかった一冊で本屋で見つけた時は目が輝きました!
内容はもうほんとによかった!
引き込まれてあっという間に読み切るほどです。
私の文章力ではこの感動を伝えきれないので心に響いた一部を抜粋させてもらいます
『あたしはこの世界を愛しているよ。ぜんぶ、全部好きだよ。
だからあなたもそうすればいい。』
『あんたがもし今が楽しかったら、その楽しかった思いを、いつか誰かに分けてあげればいい。
そういうふうにして、世界は繋がってゆくもんだよ。』
南米の人の温かさや大きな愛が伝わってきました。
『大事なものほど明確な言語にはなりにくい。なぜならそれは意識の彼岸にあるものだから。』
垣根さんが南米で感じた心の何かがひゅっと抜け落ち、代わりに新しい何かが入ってきた、あの感覚。
私は読み終えたあとこの本から同じような感覚を味わうことができました。
さらに垣根さんが好きになったのは言うまでもありません。
Posted by ブクログ
ちょっとだけ、自分も南米旅行している気分になれました。
危険すぎて怖すぎて実際にはできないからね。
彼らと私では、生き方も価値観もまるで違うんだろうなぁ、と思った。
Posted by ブクログ
サルサをやっているのでつい手にとってしまった本です。
自分なりに、体と心の声はしっかり感じてるつもりですが、
本能に従って生きて、それが許される環境ってやっぱり素晴らしいなぁと思いました。
Posted by ブクログ
作者のワイルドソウルの取材放浪記だけど、なかなか面白かった。
ワイルドソウルを読んだ人は是非。
読んでいなくても国民性というか地域性というかそういうものの、自らが持ち合わせないものへの憧れみたいな部分を思わせられるのと、自分の国を少しでも認識できるかと。
ラテンのノリのケイのバックボーンを感じられます。
Posted by ブクログ
ワイルド・ソウルに魅せられて。
著者の南米取材記。~ワイルド・ソウルはこうして描かれた~
ワイルド・ソウル読後はぜひお勧めの作品です。
オリンピックもワールドカップも控えているブラジルに
一度は行ってみたくなった。・・・でも遠いなぁ。
Posted by ブクログ
どっかちがう国に行ってよく思うのは、
日本人ほど自分の国の歴史を知らない国民も
日本人ほど自分の国に自信を持てない国民も
いないんじゃないかなぁってこと。
自分の国をすきって、
自分の国にぜひ来てほしいって、
だいたいの国の人は言えるんじゃないでしょうか。
そう言えない自分に、日本人に、なんかものすごくコンプレックスを感じてしまいます。
この本によると、南米は特に自分の国が大好きな人たちみたいです。
いろんなことにオープンで陽気で、“忍ぶ”・“秘める”文化の日本とは180度違う国民性みたい。
次にいくなら南米かな。
Posted by ブクログ
「ワイルド・ソウル」や「ゆりかご~」で覚えのあるシーンがあったり、この人があの人のモデルになったんだろうか、とか思いつつ、本の中のお話だと思ってたことがほぼノンフィクションだった。もっと心して本を読まねば!と思わされた一冊。
Posted by ブクログ
ワイルドソウル執筆のための取材旅行記。
自由で素直なブラジル人の気質が伝わってくる。
ブラジル人の多くは、自分が住んでいる町が一番好きだということを素直にアピールするそうで、このことに垣根涼介は「単純に羨ましくて良い人生だと思う。」と感じている。
自分も同じく、そう思いながら生活をするのっていい人生だなって思った。
また意外と短気なようで、日本語で現地の人にブチ切れしたり(数回)していて笑った。
Posted by ブクログ
ワイルドソウルの取材日記。
たなぞうに書いたかどうかは失念したけど、ワイルドソウルは名作です!日本から南米へ移民した人々が約束された土地もなく、ジャングルを一から開墾し、病で倒れ、生きるために何をしてきたか・・・そして、日本の政府の驚くべき棄民政策。知らなかった自分を恥じました。
まあ、そこらあたりのことは「ワイルドソウル」にかかれていて、この放浪記には詳しくはかかれていないのですが、でも、日系移民の方の言葉にはいいつくせない苦労は伝わります。
放浪記の方はなんというか、南米の人たちのおおらかさや土地の空気のようなものが垣根さんは好きなんやろうなーと思いました。なんか、垣根さんの人柄が伝わってきて、私は好感もったけど、苦手な人もいるかも???
Posted by ブクログ
小説家の垣根涼介氏が著書『ワイルド・ソウル』を書くために、ブラジル、コロンビアを取材して回った時の事を綴った旅行記。
南米の町や村、そこにまつわる様々な事情。地球の反対側に生きる人々について、良い面も悪い面も含め、作者が目にし、感じた、まさに「ありのまま」の南米がここには書かれています。
現地の南米の人々の気質というものが全編に渡ってとても生き生きと記されていて、観光記などでは得ることの出来ないリアルが伝わってきました。
知らない国に思いを馳せながら、愛ってなんだ? 日本ってなんだ? 色々な事について楽しく、深く考えさせられる一冊でした。アモール!!
恥ずかしながら、垣根涼介氏の小説を一度も読んだ事がないので、今度はぜひ『ワイルド・ソウル』を読んでみようと思いますw
Posted by ブクログ
現地で数カ月、小説のための取材の話。
南米本は数が少ないのでとても貴重だし、エピソードが面白い。
でも、これを元に書いた小説ワイルドソウルはもっとおもしろかった!
Posted by ブクログ
気軽に読める南米紀行。垣根さんの人となりが垣間見られるエピソードの数々。他の作品を読んでいて「この人南米好きだなぁ」と思ってたら「こんな風に好きだったんだ…」と妙に納得。
Posted by ブクログ
垣根涼介が「ワイルド・スワン」執筆のために、およそ2カ月にわたって敢行したブラジル、コロンビア滞在記。残念ながら、空気感や風土感はさほど伝わってはこない。どちらかといえば、著者がそこで会った人たちにスポットが当てられている。その意味では日本とは大いに違う異国だ。"アモール"の国なのだろう。また、この地域、特にコロンビアの治安の悪さが強調されているが、ガルシア・マルケスの国だけに1度は行ってみたいとは思っていたが、腰が引けそうだ。
Posted by ブクログ
約2ヶ月間に渡り、作者がブラジル、コロンビアの田舎町を訪れて、南米取材記をした本であり、現地の色々な人とめぐり合い、話を聞いて「ワイルド・ソウル」が執筆された。
Posted by ブクログ
気軽に読める南米旅行記という程度。
南米に行くときに読むと少しは参考になるかも。取材旅行を本にするなんて、よっぽど南米が好きなんだなって思う。コロンビアの女性は皆同じ顔してスタイルなのは皆整形しているからだっていうのは驚き!!
垣根氏の小説は外国それもアメリカや欧州というメジャーじゃないところが多いが、それもちょっと飽きてきた。異文化の新鮮さをネタの武器にするのはもう止めたらとも思う。
Posted by ブクログ
ワイルド・ソウルの取材記である。
簡潔な文を書く
垣根涼介のエッセイであることに加え、
一つの回が短編であるため読みやすい。
取材記のため、
現地ガイドブックとしては不足であるが、
コロンビア、ブラジルの人間味を
体感するには打ってつけの作品である。