【感想・ネタバレ】開成調教師の仕事のレビュー

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Posted by ブクログ

よく稼ぎ、よく遊べ。そんなスローガンの矢作厩舎。
組織論、人づくり論、勝てるチーム作り、について書かれている。
牧場周りを怠らず、海外へ足を運び、先見の目を常に持っている。
社会主義が強く、強いものに不利なるルールを課すJRA。それに屈せず、立ち向かう矢作調教師。

厩務員は、2頭持ち、攻め専が調教をつけるなど、厩舎システムが勉強になった。
トレセンの坂路に屋根の設置、低酸素馬房、など厩舎の設備を充実させなければならない。

また、競馬全体を盛り上げるために、マイレージ制の導入、海外の馬券販売、カーニバルデーの設置の推奨。

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2014年03月03日

Posted by ブクログ

開成高校出身でJRAの調教師でトップクラスの成績を収める矢作芳人氏が自身の調教師としての仕事の向き合い方について書いた一冊。

2014年当時グランプリボス、ディープブリランテ、スーパーホーネットと活躍馬を出していた氏が
馬の仕入れ、馬の出し入れ、番組選びの3つを調教師の仕事としてどのように仕事を行なっているかということが詳細に書かれており、普段見ている競馬の裏側を深く知ることができました。
矢作ラインなどの人との繋がりで有力馬を探すことやよく遊ぶという厩舎の姿勢は競馬に対するイメージも変わるものでした。
また、色々な人を雇う調教師としてのマネージメント術も多く書かれており、リーダー論も参考になるものが多くありました。
また、執筆当時の氏がJRAに対する提言も多く書かれており、本書を読んで制度を知ることで出走に至るまでの厩舎の苦悩も知ることができました。

そんな本書で知ったなかで氏が海外のセールで上手く血統のいい馬を探してくることや未勝利を脱するために馬を最後まで諦めずに管理することの姿勢は印象に残りました。

本書で氏が行なっていることを知ることによって様々な氏の行う工夫などがトップクラスの成績を上げる裏打ちになっていることを感じるとともに旧態依然な体制が変わってきていることも感じました。
ただ、まだまだ閉鎖的な部分も多く、氏のこれからの活躍や働きかけによってますますの競馬の発展が楽しみになった一冊でした。

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2018年11月24日

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