感情タグBEST3
古いが名作のひとつ
紙の本で寄生獣のあとにずいぶん前によんだが、超能力が類似の異能ものとは大違いのリアリティを与えられていて、それによってどう人間や社会が動くか!という明確なテーマにそって話が進む。
次第に力のヒミツが明らかになっていくのもバランスよく、話がごちゃごちゃしないので必読ですよ。
古いマンガだけど面白い
ストーリー展開は十分練っている。わずか4巻だけど,展開が予想できず引き込まれる。
岩明さんの絵は,特に人の顔の表情描写が変だけど,気には無くなる。
面白いマンガだと思う。
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ちょっと難しかったけれど、おもしろかった。
ふるさとを守るために、自由な心を縛るしがらみのようなものを我々日本人は感じているのではないかと思った。
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『寄生獣』で一世を風靡した岩明先生の作品。構成がしっかりと練られていて、最初から最後まで物語を形作ってから執筆された印象(これは後の『ヒストリエ』でもっと炸裂)を受ける名著。伏線がどんどん回収されていく展開が心地良し。
南丸くんの呑気な三枚目っぷりが、『寄生獣』の宇田さんをちょっとだけ彷彿とさせます。
Posted by ブクログ
血縁としての「血」
~族…として生まれ、外界との接触を避け習わしに従い、血縁に縛られ続け自分をも縛る者、
逆に血縁に嫌気が刺し、外界へ赴き 自分を破綻へ導く者
さらに 血縁には囚われず 自分の正しいと思った価値観で幸せになる者
何が正しくて間違っているのか、それは血でなんか決められない、と思わされました。
大事なものは血縁による結びつきではなく、結局は自分の意思です。
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今、つまらない生活を送っている人。どこかへ逃げ出したいと思っている人。別の世界への入り口は、自分の近くにも偏在している。このマンガは、それを見つけるきっかけとなるはず。
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戦国時代由来の秘密を守る村。それを研究していた教授の謎の失踪。サイキックの能力を操る謎の男が起こす事件という巧みな筋運びで飽きない伝奇SFの秀作。この作者の面白いところは、こういう題材を扱っていても、登場人物の生活臭さい描写や、テーマの落としどころの識見の高さにある。本作の主人公は、次第に開花していく超能力を就活につかえないかとしか考えていなかったりかなりの能天気ぶりに描かれているが、最終話の見せ場では感動的だった。それと岩明作品の定番、黒髪ショートヘアの美少女ヒロインがやっぱりかわいい。
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何度も読み返しているので何度目かわからないが2014年6月23日に読み終わった。どこかで見かけたコメントだけど、確かに説明的な部分が多いと言えば多い。それでも私は好きだけど。
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いやー面白かったです。
こういう閉鎖的な村の鬱屈とした雰囲気の物語は読んでて気持ち悪いな。
4巻、頼之の作った窓の外に行こうとした幸子が空恐ろしかった。「だって、この世界で生きていたって、わたし......」って、怖いセリフ!
最後に山を速攻で元に戻してしまったのは、村人の精神は結局何も変わらなかったということか。
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現実の七夕伝説と対比させて読み進めてゆくと非常に味わい深い。七夕の国における織姫と彦星は一体誰なのか?そしてそれらを繋ぐものとは?繋がることはできるのか?手が届く者の存在意義とは?ダークな七夕とも言うべき本作の世界観。決して後味の良いものではないが、七夕のごとく年に一回は読みたくなってしまう不思議な作品。
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「窓の外に手が届く」能力、「窓の外を見る」能力…
どちらも聞いたことがない不可解な能力だけど、深く丸神の歴史の関わってくる。
綿密な設定で描かれる、歴史モノで、現在モノで、そしてSFチックな物語が始まった。
展開自体は遅くて、キャラは地味だけど、物語は深い。
村で行われている祭り以外に、丸神山では一体どんな祭事が行われているんだろう。
Posted by ブクログ
歴史と民俗と超能力。
アクションではなく、特異な能力といかに向き合うかを考えていくお話でした。
人間と機械との関係と同じで、能力に振りまわされて怯えたり思いあがったりするのは愚かしいと、暢気でひょうきんな主人公が語ります。
民俗学的になぞ解きをしながら真相ににせまっていく展開がなかなか面白かったです。
ただ、いろんな設定を組み込んだわりにはあっさりしすぎていたので、4巻完結でなく、せめて倍くらい続けてほしかった気もします。
Posted by ブクログ
寄生獣の作者である岩明均が描いた伝奇物。一般受けはしなさそうな作品だったのでやや中途半端な終わり方ではあったよーな。多分この作品で歴史を描くことに目覚めて、ヘウレーカやヒストリエに繋がってったんじゃなかろうか。そういう意味でターニングポイント的作品。
寄生獣の作者
寄生獣の作者の作品なので購入しました。正直、寄生獣レベルのものを期待していたのでちょっと肩透かしでした。でも、ハードルを上げすぎないで、この作品単体でみれば充分面白いです。
Posted by ブクログ
穴を開ける超能力、から異次元空間への物質転送へと話がつながりつつ、地方部族のクローズドな争いがメインとなるお話。
主人公がいまいち情けないのが残念。勿論こういう設定で面白い話はたくさんあるのだけど、この話では主人公の成長が必須だったように感じる。
寄生獣好きには物足りない一品かと。