【感想・ネタバレ】クロノス・ジョウンターの伝説のレビュー

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Posted by ブクログ

梶尾真治さんの時間SFとしては最高傑作だと思う。時間遡行は可能なタイムマシンでありながら、利用者に過酷な代償を求める「過去射出装置=クロノス•ジョウンター」。第一話は、そんなマシンが、そもそも、"失敗作"として博物館に陳列されている所から始まる。Pフレックスという大会社の一部門が開発していた点もリアル。物語の後半には、他の部署が別理論から開発していた"時間遡行機"も登場するなど、短編連作としての面白さもある。
個人的に一番好きなのは第4話「鈴谷樹里の軌跡」ロバートFヤングの「たんぽぽ娘」が必読です!

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2022年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長く積読したタイムトリップ系。読友さんお薦め作品。ページ数が650ページと分厚く、長らく温めておきましたが一気読み。短編ものですが、すべてが繋がる。恋人を助けるため、親しい人の病気を治すため、母に謝りに行くため、親友を助けるため、自分の過ちを変えに行くため、それぞれの主人公が人生を賭けてのタイムトリップする。クロノス・ジョウンターが大活躍した。タイムトリップでは切なさの中にも伏線回収が心地よい。確かにタイムトリップものでは最高級ですね。ベスト3は蒲生邸事件、リピート、クロノス・ジョウンターかな?

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2020年08月12日

Posted by ブクログ

タイムトラベル専門書店utoutoさんで、藤岡さんのpopを見て購入した本。
タイムトラベル物の良さが存分に楽しめる傑作。そのうち子供にも読ませたいな。

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2020年02月10日

Posted by ブクログ

ものすごく雑にいうと、タイムマシン的なものとそれを使った人たちの短編集。 タイトルや設定から、もっとラノベっぽいものを想像してたけど全くそんなことはなく、マニアックな感じのSFというわけでもなく、とても読みやすく楽しめる。 色んなパターンのタイムスリップ的な話が楽しめるし、読者が微かにニヤリとする程度の各話の薄い関わりとかも良い。 収録されてる「鈴谷樹里の軌跡」が『この胸いっぱいの愛を』の基となってるということだけど、結構前に読んで記憶が薄れてるのはあるけど全く重ならないかな。 全くの別物という印象。

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2017年09月17日

Posted by ブクログ

鶴田謙二氏のエマノン含めても
梶尾真治先生作品42冊目は、
ソノラマノベルス、ソノラマ文庫、朝日ソノラマに続き
やっぱり買ってしまった自身4冊目の
『クロノス・ジョウンターの伝説』
今回もまた、いい歳したオジサンが電車の中で
時に涙こらえながら。。。毎回二度三度と読むのに。
最初に読んだ時の感想は、
『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』
に。

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2015年02月09日

Posted by ブクログ

時間遡行のSF短編小説

ひとつの事をなす為に、戻ってやり遂げるには凄いチカラが必要。今を悔いに思わないように、やりたいこと、やれる事、やるべき事を逃げずにやろう。

ひとつひとつの短編は、スラスラと読めた。
情景も思い浮かべやすい。
SFの割に設定が飲み込みやすいのもあるのかな?
まぁオススメです

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2021年02月06日

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4,000年後に飛ばされる、てのが1番の衝撃だった
あちこちちょっと矛盾してる?って思うところがあったけど、全体的に面白かった
四半世紀も前の作品なのね

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2020年07月07日

購入済み

心温まるタイムトラベルもの

初めての梶尾もの。タイムトラベルを味つけにした心温まるラブストーリーが描かれます。サイエンス・ファンタジーという感じでありまして、“そういう設定なのだ!”と、そんな勢いで時を越える仕組みが出て来るので、それに乗れるか乗れないかはあるかもしれません。細かいことはさておき、舞台劇を楽しむ感じかな。「時をかける少女」は超えられないけど、次々と短編中の設定が絡み合うのは読んでいて楽しい。ただ、出だしの物語が結局畳まれずに終わっているのが減点かなーーー

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2019年07月14日

Posted by ブクログ

君はクロノス・ジョウンターに乗る機会があれば、チャレンジするか?
登場人物は、それぞれ大切な人を救う為に、リスクを知りながらも過去へと跳躍する道を選ぶお話。
心があたたまるSiFiストーリー。

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2018年05月13日

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タイムパラドックスのラブストーリー

 あり得ない設定による男女の家族のラブストーリー。なるほどなぁと感心するストーリーが連作で語られる。楽しい本だね。

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2017年07月30日

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時を司る神の名を持った「クロノス・ジョウンター」を巡る短編集。神様というのは気まぐれというイメージ通りこのクロノス・ジョウンターも使用するには致命的な欠陥を持っていた。それを知っていてもなお使おうとする人々。それも自分の為ではなく大事な人に為に。他人の為に動けるか?自分だったらどうだろう?やっぱり躊躇するし、使わないと思う。特に吹原和彦みたいにはなれない。何度も何度も挑戦し、諦めない。例え自分が何処に飛ばされるかわからなくても。全編「タイムトラベル」を扱ったラブストーリーだった。解説の辻村さんと同じく私も舞台(初演)で知った。おかげで脳内では吹原も野方も樹理・ひー兄ちゃんも里志も初演キャストで動いていた。

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2016年05月20日

Posted by ブクログ

ジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。
とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。
辻村深月さんの解説をチラ見して購入を決めました。
それぞれが単独に雑誌掲載された7章、600ページを超える長い作品ですが、最後はチョッと疲れました。特に最後の2編はスピンアウトものと言える作品で、スケールが小さくなりますし。一番最後に締めになる作品を置くか、出来の良い何編かに絞ったほうが良かった気がします。

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2016年05月15日

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