【感想・ネタバレ】まりあ17 3巻のレビュー

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Posted by ブクログ

これまた、地味にショックだな、完結が
書店で知った時は、それほどではなかった。むんこ先生に喧嘩売ってる、とファンに勘違いされるかも知れないけど、(3)まで出ただけでも凄いよな、と感じつつ、レジへ他の本と一緒に持って行った
ちなみに、その時、一緒に勝ったのは上条明峰先生の『小林少年と不逞の怪人』だ。こっちも、毎巻、楽しみにしている作品なので、全3巻にならないで欲しい
この『まりあ17』が完結した事に対する悲しさは、読み終わった後に、じわりじわりとやってきた
動けなくなるほどの落胆ではなく、逆に、次回作が楽しみになるような終わり方、作品の纏め方だったように思える
これが、レジェンドと称されるだけのキャリアを、地道に積み重ねてきた、むんこ先生に確固たる実力がある証拠だろう
女子高校生がヒロインの作品の中でも、特に奇抜であったけど、むんこの個性があまりにも強かったからか、女子高校生らしさはほぼ皆無だったな
改めて、残念美人の表現の仕方を学ばせてもらえ、むんこ先生には礼を述べたい
この(3)では、様々な動きがあったけど、特筆すべき、と個人的に想うのは、「男まりあ」こと、茜ちゃんの義兄の登場だろう
いっそ、次の作品の主人公は、この風来坊でいいんじゃないか、と思うくらいには、キャラは立っている
いっそ、異世界転移させちゃうとか? 彼なら、獣人やエルフの中でも、アイデンティティを失うことなく、逞しすぎる生き方をしそうだ
もちろん、成人したまりあの話でも、大歓迎である
まりあは、家庭の経済状況とか抜きで、進学も就職もせず、自由気ままに世界を巡ってそうだ、現地の優しい人に、その日の飯や住まいを恵んでもらいながら
そんで、日本に帰ってきて、適当に書いた日記がバカ受けして、大金を得そう。もちろん、その印税はお馬さんの餌になるんだろうけど
何にせよ、彼女がかっこいい大人の女性になるのは間違いない、と思う
もしかしたら、元担任の息子に惚れられて、年の差カップルになっている可能性も大か
まりあは、最後の最後まで、キャラがぶれる事はなかった。だから、きっと、死ぬまで、彼女は自分らしいままだろう
この台詞を引用に選んだのは、何気に深い説得力があるな、と頷いてしまったので
イカサマをやるなら、勝つべき。勝ち負けがない時に、労力を費やしてイカサマをするなんて、バカバカしい
人間、楽な方向に逃げちゃダメってことだな。楽ばっかりしていると、いざって時に、鈍った判断力が働かなくなる
人間の幸せってのは、楽な道の先にありゃしない。あるように見えるのなら、それは幻であり、道中にはトラップがたっぷりと用意されている、注意だ

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2018年06月03日

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