【感想・ネタバレ】松下幸之助 経営の神様とよばれた男のレビュー

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Posted by ブクログ

「道をひらく」を読んで感銘を受けたので、松下幸之助がどのような人だったかを知りたくなり読んだ。
(松下幸之助さん自身が書いた自叙伝的なものは無いようだったが伝記のこちらはあった)

読んでいくととにかく面白い。
政治の塾とか人間とはどう生きるべきか、など経営者としてというより哲学者のようなイメージが強かったが、幼いときから苦労を重ねたバリバリの経営者だったのだなとわかる。
同時代の成功者として名を並べる本田宗一郎氏は根っからの技術者だったので、二人は全然タイプが違う事も理解した。
松下氏がどのようにしてPHPを立ち上げて哲学者のようになっていったのかが興味深かった。


▼自分の今の悩んでいる事とガッチリとハマって、闇から抜け出せた、救われた気持ちになったこと。

・松下氏は元来は口下手で人前で話すのが苦手な人だった。伝説に残る演説の数々は彼が努力によって会得したものである。

・ビジネスにおいて、忖度や私信がある判断をする事や、思ったことを心にためておく(素直じゃない)ままで進めることは関わる人を最後には不幸にしてしまう。

管理職として悩んでいたところに光が差した。自分の悩みを本が救ってくれる体験。これがあるから読書はやめられない。

出会うべくして出会った本だとまで思った。

他にも心に残ったところに付箋を貼って読み進めたが最終的には本が付箋だらけになった。

▼心に残ったところ
・商売の世界に身を置く中で、優柔不断であることは、会社にも社員にも取引先にも、ひいてはお客をも不幸にするだけだと悟り、時には非常になることを学んでいった。

・無策のまま、ただガス抜きをしようとしても効果は得られない(熱海会談より)

・方針を変更して失う信頼よりも変更するメリットの方が大きいと感じたら、躊躇することなく前言を撤回する。


これを機に月間PHPも読んでみることにした。

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2022年09月15日

購入済み

おもしろかった

まるで今現在を見たかのように
予想して、その通りになってる。

尊敬と畏敬のミックスジュースや

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2018年04月13日

Posted by ブクログ

世界有数の経済大国において、経営の神様と言われるのは松下幸之助一人。極貧の子供時代から世界有数の企業を育てた人生が詳しく描かれている。「和魂和才」「人間いつかは死ぬ。だけど死ぬ瞬間までは永遠に生きるつもりでベストを尽くす」「二階に上がってみたいなあという人にはハシゴは思いつかない。何としても上がるという人でないといかん。」「自分の会社でヒット商品を出しても、それをライバルとして次の商品を考える」「五つや六つの手を打ったくらいで万策尽きたと思うな」「人生も経営」

何にもないところから次々と生活必需品を生み出し、世の中に浸透させた実績はスティーブ・ジョブス以上だと思う。日本にこんな素晴らしい経営者がいたことをもっときちんと勉強しておくべきだった。

そういえば、松下発展の原点となった二股ソケット。なぜ二股なのかわからないまま放置していたが本書でわかった。ユーザーの不便に気づくセンスがやはり大切。

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2015年11月20日

Posted by ブクログ

20世紀を代表する偉大なる経営者松下幸之助氏の半生を書いた一冊。

松下電器を創業し、ソケットや自転車ランプの開発に始まり、家電業界そして日本のみならず世界を代表する企業へと成長させたその手腕そして、先見の明と本質を見抜く力は卓越しており、読んでいて舌を巻くばかりでした。

また、水道哲学や企業は社会の公器など考えも素晴らしいものがたくさんあり、経営者の域を超えた人格者であることや晩年まで政党の結成を行うなど第一線で活躍されていたことも本書を読んで知り、印象に残りました。

人との出会いも印象に残っていて、初期の右腕である井植歳男そして、名参謀の高橋荒太郎や好敵手であるダイエーの中内功やソニーの井深大と盛田昭夫コンビ、またトヨタの石田退三からの学びの姿勢など数々の出会いを通じての第一線に立っても謙虚な姿、そして経営者としての誇りを魅せる姿など松下幸之助氏の器の大きさや人間の深さを存分に感じることができました。

この日本において世界を代表する大企業を作り上げ、自身の哲学は書籍などを通じ後世に語り継がれた偉人と同じ時代を生きられている喜びを感じた一冊でした。

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2016年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ところどころに人生の参考になりそうな箇所が。
松下幸之助の内面が書かれている本ではなく幼少期の出来事が構成にどのように影響が表れたのかは不明。
人を怒るとき、嫉妬をきつね色に、道、人への気配り

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2015年08月06日

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