【感想・ネタバレ】クリスマス・プレゼントのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集だが、非常にレベルの高い作品の集まりだった。

ジョナサンがいない が1番好き。こういうミスリードは上手く騙されると気持ちいい。確かに読み返してみると、これから会う男と恋愛するとは一言も書いてなかった。ニッケルバックのsaving meを思い出した。

他では サービス料として も好き。

半になるにつれ、パターンが読めてきた部分はあるが、それでもどれも楽しめた。

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2023年03月06日

mac

ネタバレ 購入済み

精神障害の真贋

一部ご紹介します。
・精神障害とみなされることが、ある人の有利に働くことがある。責任能力を問われずに済むということで。
例えば戦うことを厭う兵士。保険金詐欺犯。罪を犯した者。もしくは罪を犯そうとする者。
・幽霊というのは、正気の人間が他人に対し、狂気を偽ろうというときに使用する古典的な幻覚だ。
幽霊や霊魂とはいかにも妄想の産物だ。しかし、正気を失った者には理解できるものではない。
本当の精神病患者というのは、実在する人間が自分に話しかけていると思い込む。
幽霊の声が聞こえるのではない。実在する人間の声がじかに聞こえるのである。
本物の精神病患者は、頭の中で声がする、などとは決して言わない。自分は絶対に正気だと言い張るのだ。
・真正の精神障害の場合、化粧がまず最初におかしくなる。患者はただ塗りたくるのだ。
これは自分の正体を隠そうとする行動と関係してくる。
・精神医学において、ユーモアは日常体験に基づく概念の皮肉な並置と定義される。
精神障害のある者の思考プロセスとは真逆だ。頭のおかしい人間は冗談を言わないのである。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ジェフリー・ディーヴァーのショートミステリ集。表題となっているクリスマス・プレゼントや、ウィークエンダーなど、どんでん返しを楽しめる。ニューヨークの街が出てくるので、ふとした風景は想像できるのだけど、ショートショート的にそのあたりは端折られているので、やや一気に結論(逆転)まで走っていく。
スーパーモデルが、ストーカーに追いかけられ続け、最後にとった整形で普通の女になるという方法、など通常は取らない方策を用いて読者を欺く手法をとってくる。一つ一つの短編を、味わいながらゆっくり進んで、一冊を終えられる幸せ。

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2022年07月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全編を通じて、最後にどんでん返しがある短編集。
よくある、最後の一行で驚く、系ですが、
これぐらいの短編でも十分に楽しめます。

素直に終わらないのは固定として、1回だけでなく2回ひっくり返るような話もあり
今回はどのパターンかと想像して読むと楽しいです。

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2018年11月15日

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