【感想・ネタバレ】劣情ハニーのレビュー

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kom

良かった

ストーリーの進みがテンポ良く、軽快で飽きない。
1冊で出逢い駆け引きラブラブまで詰め込まれていて、読んだ後の物足りなさが無い。
流石ベテランに1冊と言う感じ。

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2023年12月02日

Posted by ブクログ

「マスタード・ハニー」「ビター・ハニー」のスピンアウト。羽田の友人の大手出版社編集員・宮本がメインキャラです。
前作では、壬生と羽田のラブシーンを目撃してしまい、「ついにソッチの世界へ行っちゃったか」なんて他人事のようだった宮本ですが。そんなこと言ってる場合じゃなかった。

「憧れていた装丁デザイナーの藤堂と仕事をすることになった宮本の色々なイミでの苦難(笑)がメインになって展開」とセンセも仰っているように、893と変わらない鬼畜な対応ぶりを見せる藤堂と、彼の要求に必死で応える宮本の関係がすごく面白くていいのです。
仕事のスケジュールで迷惑をかけ、藤堂の言うまま、あれこれ高価なお菓子やお酒を詫びとして貢ぐ宮本。しかし、それだけでは済むはずもなく、とうとう仕事が忙しくて男漁りできないゲイの藤堂の餌食となってしまいます。
しかも、藤堂は受。完全に食われている…
でも、宮本はドSな藤堂が意外に照れ屋なことを知り、だんだんほだされていくのです。
面倒見のいいオカン体質な年下編集者と超ドSなツンツンデザイナー。二人のやり取りがたまらなくツボ。振り回したり振り回されたりしつつ、仲を進展させていくのにキュンキュンさせられます。

後半は宮本の家族との関係中心のストーリーです。家族に対して、宮本と藤堂がそれぞれどんな対応をするのかが興味深いところ。相手に対する思いやりが充分伝わってきて、心が温かくなります。
エロ的には、藤堂の誘い受けから始まり、宮本の強気攻までかなりの萌え。

書き下ろし「かわいがってね。」は、その後の二人のラブラブSS。甘えてくる藤堂に、ついに「デレ期キタ――!!」と喜ぶ宮本なのですが。…笑いました。

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2012年03月23日

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