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織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた—。おごうの生涯を描く長篇歴史小説。
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女のじめっとしたところがすごく書かれている。大河ドラマとは全然違うが人間ってこうかもなと思わされる。とくに女きょうだいはこうなるんじゃない。おもしろかった。
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永井路子による「お江」は、華やかな歴史のヒロインとしての一般的イメージからはほど遠いかもしれない。初めて読んだときはわたしも意外に思った。がしかし、元々少ない資料しか残っていない彼女の姿が、戦国という時代背景をいちばんの手掛かりとして十分に考慮し、淡々と、それでいて生々しく描かれているのが、永井路子のお江なのである。納得しながら読み進めた。
上巻は、お江の嫁入り話から始まり、秀勝と死に別れるところまで。なかでも佐治与九郎一成との心の通じあいのエピソードが美しい。当然永井女史の創作であろうが、穏やかな海風のようにそっと寄り添うふたりの人間愛が心地よい(それもふたりの血筋と生い立ちから綿密に組み立てられた、理にかなった描き方のように感じられる)。
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大河で注目されていますが、私の中のおごうさん像は永井さんの書かれた彼女なのです。どうしても流されて生きるしかできなかった戦国時代の女性たちの生き方をぜひ読んでほしいと思います。
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浅井三姉妹の末娘・江(ごう)を取り上げた小説としては、初期の物ではないでしょうか。
三姉妹は18、16、14という年齢のときに、まず江の結婚話が。
年齢設定が他と違うのは、資料によるんでしょうか?
浅井長政が籠城中に生まれたのは確かなんでしょうね。
華やかでお喋りな次姉の初が京極家へ。
これはどちらも浅井家の姫としては格が低い結婚だとか。
外堀を埋められた後で、プライドの高い茶々が秀吉の側室になっていきます。
主におごうの侍女のおちかの視点から、気を揉む様子が語られます。
侍女の感情はわりと喜怒哀楽はっきりしていて現代風なので、ちょっと下世話な詮索が多いけど~わかりやすくはなっています。
上の二人が華やかな美人で、江は色黒でとりたてて美形ではなく、口が重いためにあまり頭も良くないと見られていたという出だし。
姉妹にもライバル意識はあったでしょうけど、肩を寄せ合っていたわけだし、意地悪な感情だけではないのではと思うけど。侍女は血が繋がっていないから、そこだけ見るのかもね。
最初の夫とは政略とはいえ上手くいっていた。
さわやかな夫との平穏な暮らし。
こんな夫婦もあっただろうなという説得力があります。
だんだん笑顔が増えていたおごうが、離別を言い渡されたときも取り乱さずに受け入れるが、まったくの無表情になったのに侍女は気づく。
実は頭が良く腹が据わっている姫さまなのかな。
二度目の夫は秀吉の姉ともの息子で、農婦まるだしの母が溺愛しているのが滑稽に描かれます。
短い結婚生活でしたが、夫の死後に子供が…以下、下巻。
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織田信長の姉、お市の三女お江の話。
とおもって読んでたけど、いまいちお江のことはよく分からず、
その時代周辺の話。
豊臣秀吉、徳川家康、秀忠
関ヶ原の戦い、大阪夏の陣
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r来年のNHK大河ドラマは「江(ごう)~姫たちの戦国~」。
だからと言うわけでもないが、「乱紋」を読み始めた。
文庫本上中下3冊。
この作者は歴史の中の女性を描いては秀逸と言われている。
浅井長政の3人の姫の末姫(おごう)の数奇な物語である。
NHK大河ドラマのほうは田淵久美子原作である。
3姉妹全く異なる個性を持って、戦国の世を生きた。
誰が一番幸せだったか?考えさせられた。
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来年の大河ドラマの主人公,お江与の方のお話。
Wikipediaによると,永井路子はお江与の方に対して違った観点で描いてるようです。確かに,ドラマ「大奥」で見られたような嫉妬深さのような人間性は今の所感じられていません。2人の姉との関係も,私が想像したり,知っているものとは違っていました。
非常に読みやすく,下巻も読んでみたいと思わせる作品です。
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織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。
長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。
そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。
彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた...
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旬ですよね(笑
大河ドラマ「お江」が始まりましたので、読んでみました。
大河ドラマと内容が違ってるので、、どっちが史実に基づいてるんだろう?と楽しみながら読みました。