【感想・ネタバレ】猫を抱いて長電話のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

コワイ話
踏んだり蹴ったり
詐欺師
恋の季節
男を愛でる
キョーフの白タク
化粧仮面
男と女
女流とは
。。。

短い随筆。4ページくらいづつ。

「知的悪女のすすめ」のような棘はないかも。
猫を抱いて長電話するような世間話の延長線上。
それなりのするどさと、小池真理子らしさは満載。

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2013年01月04日

Posted by ブクログ

ミステリ作家によるエッセイ集。ミステリの方は、過去にいくつか読んでいるはずだが、作品と頭のなかでつながらないため、近いうちに読んでみようと思う。

ちょっと古い本だろうな、という印象で読み始めたのだが、予想通り。「あ~柴漬け食べたい(故・山口美江)」や「カウチポテト」の時代のエッセイである。したがって、かなり時代を反映しているとも言えるし、あえて社会的に主流の論調に逆張りをかける形で、当時の若者のライフスタイルを認めるような話も多いため、今でもそれなりに楽しく読めるであろう。

ただ、それなりに上手くまとまっているものの、ちょっと物足りない部分もある。この手のエッセイで、特に女性作家に多いパターンであるが、「家族のことは書かない」「友達のことは書かない」というようなルールを設けているように感じる。

家族や友人の面白おかしいエピソードで稿料を稼ぐというようなことをするのは、プロとしていかがなものかというところは有るだろうし、わからなくはないのだが、いくら東京から軽井沢の山の中に引越したエピソードがあろうが、暴走タクシーに乗ったエピソードがあろうが、詐欺にあった友人の話のような、自分ではない人の話が描かれた途端に、客観的な視点が生まれてエッセイが生き生きとするところはある。

そのあたりも、作風によるものなのか、その頃の時代によるものかは判断できないところはある。

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2018年02月16日

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