感情タグBEST3
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不器用に夢を追う人が、死にたくなる前に読んでほしい本。ヤエについて、読み返すほど味が出るけど、深追いしすぎると少し危ないかも。夢を叶えたいけど、叶えたら幸せになれるの? 人から褒められる(認められる)ことは嬉しいけど、それまでの過程も楽しめることこそが幸せなのかもしれない。色んなことのせいで、夢も、恋も、仕事も、すべて理想通りには絶対にならないけど、そんな自分を、他人を、やさしく(優しく・易しく)できる人になれたら、と考えさせてくれるマンガでした。
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できる人が、できない人に、できるはずって言っちゃだめ。
芹生のこの台詞は、ものすごく刺さった。全編通してこれが一番。
しかし、芹生もまだ大学二年生。手に入らなかったものを諦めたふりでぎりぎり立っているだけの男の子。
のちの、車椅子の生徒がやってきた場面で、ヤエに現実を突きつけられてしまう。
何かを諦めていい、逃げていい理屈をこねて必死で立っている、大人になりかけの人々、みんな痛々しい。
諦めたくないから、を建前にしていることにも気づかないまま、大人になることから目を背けているヤエは、もっと痛々しい。
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三回読んだが、読む度にヒリヒリするような胸の痛みと、人のカンケイとレンアイの、生きていくことの難しさを感じてしまう。こういう人間のダメなところとか、どうしようもないところとか、優しさとか描けるのはすごいなぁ。
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一生懸命生きてやがて疲れてしまう話。生きるのって何もかも自分の思うとおりにいくわけじゃなくて、それってつらいことだけど、潔く受け止めて生きていかないといけないなあと思いました。
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いろんな評価がとびかっているが、私は大好き。
心理的なお話。あまり話の展開などを楽しむよりは、雰囲気を読んでください。また、これは好きになれる人、嫌いになる人とかなり分かれると思われる。
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おお振りより好きです。この自らも持て余すほどの巨大な劣等感・悪感情。誰にも傷つけられたくないし、誰も傷つけたくないはずなのに。誰かを傷つけた分、自分も傷つく。助けてほしかったし、助けてあげたかった。
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思うにアサさんはこの漫画で漫画家として描きたかった事を全部描き終わってしまっていて、おお振りは老後の楽しみみたいなつもりで描いてるんじゃないかな、とか。詰め込みすぎ。
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我侭で感情の波がありえないってくらい荒くて。弥恵はそんな女性で、おまけに過去の男に視線は向いてて。芹生はよく付き合えるもんだ。とシミジミ思いながら読み進めた。でも弥恵の性格、分からなくもない・・ていうか自分もこういう荒さってある。
読むとひりひりするコミック
このコミックを読むと昔のもっと物事にいちいち感動したり憤ったりした頃を思い出して、ひりひりする想いをした。コミックとはいえ大変に味わい深い作品である。
逆に大きな出来事もなく淡々と学生生活を描いた作品なので一読しただけでは印象に残りにくい欠点がある。
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やえのような人を煩わしく思う人は大多数だろうなと思います。が、私はそこまでやえを嫌いではないです。まんまり共感したくないけど、してしまう部分もあります。
彼女は複雑な家庭環境で育った故?に良い、悪いの判断を他人(父親代わり)に委ねる、自分をコントロールしてくれる様な人物と恋仲になります。
「そんな親が子供にするようには、出来ないよ」なんて言われたら立ち直れね〜辛!
出来る人が出来ない人に放つセリフは残酷ですね
なるほど
なるほどそれでこのタイトルなのねというお話でした
あとがきに、話の後半だけつくって先に見せたら前もかけと言われて書いたものだってあったのを読んでちょっと納得
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再読。この方のキャラの見分けが苦手で、大振りもそれでついて行けなくなった。スポーツ刈り男子ばっか出てくるし(当たり前だ)
更にこの作品は内容も一見わかりにくくとっつきにくいんだけど、個人的なな苦手感を上回る読みごたえ。
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作品的にはテニスをやめて写真部に入った主人公と、東南アジア好きでいまいち言動があやしいヒロインと、主人公のいとこの女の子の話です。
決して手放しに楽しい作品ではありませんが面白いかな。
どっちかというと重白いってかんじ。
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ひぐちアサの描くキャラクターはよく喋る。なので、この人知ってる、自分だ。となる。
でも自分じゃないってゆうもどかしさ。分かったような気がしても他人は他人だっていう。
人に優しくすんのは簡単だ。助けを求めんのは難しい。
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作者のひぐちアサさんについてグーグル検索したらこの作品のレビューがけっこうたくさん。
気になってさっそく読んでみました。
いろんな意味でしんどい話。。。。
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おお振りの作者ひぐちアサの作品
すっごく好き嫌いの激しい漫画ですが、私は好きです。
げんしけんみたいな雰囲気でわきあいあい写真部物語と思ったら大間違い!
ひとことで言えば、痛い話。
切なくて切なくてきゅーんとなる読後感。
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全2巻
読みにくい・・・!!誰のセリフかを理解するのも、主語述語も、意図するところもわかりにくい!!漫画では読者がわかりやすいように、多少セリフも不自然にするものだけれども、これはほんっとに自然で、等身大すぎて、伝わり難い。とにかく八重を受け止めることができるか否か。それがこの作品を最後まで読めるかどうかの鍵。こんなに読むのがしんどい作品も珍しい。
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芹生を中心に女の子が二人出てくるので
1巻のみで終わっちゃうと作者さんの
言うように真意が伝わらないかも。
2巻のほうがメイン。
追い詰められたときの例えの心理表現が
上手すぎると思う。
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全2巻。漫画の技巧としてはまだ稚拙かなと思うけれど、扱っている題材が(私が思うに)これまでになかった心の暗い重い部分で、私がうまく表現したり認識できないでいたものをえぐり出してくれた気がして衝撃だった。セリフもグサグサくる。私はこれを読んでしばらく落ち込んでしまった。でも出会ってよかった。
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同じく『おおきく振りかぶって』のひぐちアサ作品。
重くて暗くて消化するまでに時間がかかったが、ふとした瞬間に思い出したり読みたくなったりする。
おお振りが終わったら、またこういう路線でも描いてほしいな。
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ヒロインていうんですか・・
なんか怖い女性でした。しかしここまで感情をむき出しでいてうまく生きていける人っていないんだなとも思った。
彼氏彼女の事情って漫画の途中から脱線したバージョンみたいな感じ。
こちらの方が好き。ちょっと読みづらい場面がちらほらあったなー
まだ読解力不足なんだろーと思った
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自分勝手で人の言うことは聞かないし、自分の意見を言えば周囲の人を傷つけるようなことを平然と言い放ってしまうという困った人が身近にいた時、どうすりゃいいんだろうと悩んでいた時に知った本。
示唆深いところがあって面白いです。
ただ、この漫画でもそういう人はやっぱりどうしようもない・・・
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いい時期に読むといい具合に凹む。
ヤエさん、痛いキャラだけど、読めば読むほど愛着を持ってしまうのは何でだろう。
突き抜けるような面白さはないけど、なんかモヤモヤしたものがいつまでも残る。
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人間の薄暗い部分、人付き合いについてまわる影を、克明に描き出した作品。
些細なすれ違い食い違い、ちょっとした言葉で招かれる誤解、その気はないのに相手を傷つける瞬間、それらの表現が本当に秀逸です。
心理描写の上手いひぐち先生らしい作品だと思いました。
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始まってすぐにgdgd展開になった後で、1巻の終わり〜2巻の初めでかなりショックを受けた作品です。
その割には、最後はそこそこハッピーエンドな感じ。
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優しさは絶望、言葉は弾丸。これが相手にとって最大の優しさなんだっていう安易な優しさが、時に人を絶望の淵に追いやって、簡単に人を殺す。紡ぎだされた言葉は、一度放てば取り返しがつかない、外れるか傷つけるかの弾丸となって、人を完膚無きまでに射抜く。この漫画家には期待してます。
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知恵熱がでるかと重いましたが、何度か読んでいくうちに"同調"できる部分がみえてきた。確かにヤエはいやな女かもしれないが、自分にも似たとこあるっていう。