【感想・ネタバレ】びっくり館の殺人のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

館シリーズ8作目である本書を読んでみた。
シリーズものの中でもかなり好きなシリーズの作品でしたが、今回も今までにないタイプの館でした。
ところどころに挿絵があり、その絵がまた気持ち悪くて(いい意味で笑)、本格ミステリでありながらとてもホラー色の強い一作でした。
始まりから終わりまで、個人的にはシリーズ史上1番気持ちの悪い作品(いい意味で)でした。
リリカ人形の「腹話術」のシーンが本当にトラウマレベルで気持ち悪い…
でも好きな一作です。

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2024年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2010年(発出2006年) 313ページ

『暗黒館の殺人』は長大で、購入してなかったので、またもや順番を飛ばしています。
『びっくり館の殺人』は、編集者の故宇山氏が立ち上げた少年少女向けの「ミステリーランド」に綾辻行人さんが寄稿された作品とのことです。

短い作品で登場人物も少なくあっさり読めました。語り手が小学6年生で難しい言葉もありませんでしたが、しっかりとした構成力、描写、そして、オカルト要素のある物語で子どもの頃にタイムスリップして読んでみたい、と思いました。

まず、リアルなカラーイラストと挿絵がありますが、のっけから不気味な印象です。
おなじみ中村青司の建てたびっくり館。びっくり要素は何か?と思いながら読んでいくと、どうも館の主人がびっくり箱を収集していた、という噂。
腹話術人形のリリカと、俊生の姉・梨里香にまつわる話。
そして、殺人事件の真相はというと「そうだったのかい!」と。

びっくり館に住む人たちは皆、超自然的なものに取り憑かれてしまっていたのでしょうか?
オカルト好きにはピンとくる符号が。
梨里香の誕生日が6月6日。超有名なオーメンの悪魔の子と同じ誕生日。「お姉ちゃんは悪魔だったのかも」というセリフがなんとなくそうかもと思わせる。
最後のシーンは、10年半後の6月6日にびっくり館に引き寄せられてしまった三知也。そこでは、梨里香の誕生日パーティが。一体誰が集まっているの〜〜〜⁉︎ 俊生とあおいに迎えられたところで物語は終わります。

大人が読んでも十分におもしろい、というか息抜きできました。
あとがきで綾辻行人さんがほのめかされている、日本三大奇書の一つ、読んでみたいです。

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2024年02月13日

Posted by ブクログ

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館シリーズも遂に8冊目。

前回があの(ボリュームも内容も濃い)暗黒館だったのもあり、次作のこちらはどんな感じだろうとワクワクしていました。

子供向けを意識して書かれたということを知らなったのでまずそれにビックリ!
子供向けなので、文章を始めいつもの館シリーズと雰囲気が違っていてビックリ!
そして暗黒館のあとにこれ持ってくるのにもビックリ!!(え、びっくり館のタイトルは、館シリーズファンがいつもとの違いに驚いてビックリするだろうってのにも掛けてるの?笑)

ただ、さすが綾辻先生!

個人的に綾辻先生の文章はとても読みやすくて大好きなんです。
でも決して簡単な文章というわけではなく、美しい日本語を使っているんだけど、難しすぎる言葉があまりなく、スっと入ってくるというか…

たまに、読んでも文章がただ本の上で滑っていくだけで、中々頭に入ってこない書き方をされている本に出会うんですが(私の読解力がないのが一番の原因なんですけど。泣)

そういったことが綾辻先生の本はないんですよね。だから好き。
子供のうちにこういう文章に触れられるのはとても良いなぁと思います。

ですが…内容が子供向けかと言われると……うーん…笑
小学生には重いかな。高学年でミステリ慣れしてたら平気かもしれませんが。

残念だったのが、ラストがうやむやな部分があったこと。
リリカの母親のこと、父親の真実、としやの思い等々…沢山の謎の解明が主人公の推理によることが多くて、もっと真実を明らかにして欲しかった!

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2023年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

もしかして扉絵のリリカ人形は俊生くんだったのかな。前半はリアルな人形に見えたけど、読み終わって見かたを変えたとたんに生々しく感じる。
児童向きとのことで、サクサク読めるけど、途中の挿絵などは子供からしたらトラウマ級じゃない?と思う所もしばしば...。
ダンブル●アっぽいおじいさんの演劇怖すぎ...俊生くんもちょこちょこ不気味で怖かったな。
最後のパーティーに参加してたあおいちゃんも魅入られてる感じがしたね。
全体的に薄気味悪い感じで終わったな。

やっぱり館を見にきてた鹿谷さん。
子供相手に飄々としてる感じとか怪しい人物扱いされてるところとか変わらなくて面白ろかった。

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2024年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すんなり読めてよかった。
もしかしたら最初から俊生じゃなくてリリカだったかもしれないラストでしたね。
このシリーズ、最後に幻想が残る感じが大好き。

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2023年06月09日

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ネタバレ

児童書だから台詞も多くてサラッと読めた。
児童書という割にはだいぶ仄暗くて重い部分もあった気がするけど…
古屋敷氏いかれてるなぁ…あんな腹話術見せられたらトラウマになるわ^^;
結局俊生の中の梨里香(邪悪)が仄めかされて終わるっていうBADEND(?)みたいな終結がちょっとゾクっとした。
あと挿絵が怖い…^^;笑

子供向けってきいてたから物足りないかなと思ってたけど流石綾辻先生の館シリーズ!面白かった^ ^

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2023年01月29日

ネタバレ 購入済み

うーん。。。

序盤なかなか読み進めず、後半先が気になり出して一気に読み進めましたが、主人公の予想ばかりで事件の結末を明らかにした感じが、いままでの館シリーズとは違ってすっきりしませんでした。。。
みなさんの考察を参考にしたいと思います。

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2020年10月15日

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