【感想・ネタバレ】友達がいないということのレビュー

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Posted by ブクログ

著者は元文学者らしい。初めて読んだけども,言葉に切れがあって,ちょっとラディカルで痛快。

友達がいないことについて著者のちょっとさみしい体験談に触れつつも,様々な文学作品等に対して批評を交えて展開される友達論。

とても辛口。

友達ってなんだろう,友達がいないってダメなことなんだろうか?
この本を読んでも答えはないが,友達がいるからといって一人ぼっちじゃない,というわけでもないんだろうなどと思った。

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2012年09月17日

Posted by ブクログ

 リアルに面白かった。モテないし、友達も少ないという著者が書いた友達論。文学者や研究者の友情や決別の話なんかも満載で、ゴシップとしても面白い。著者の辛口コメントには、「こんなコト書いて大丈夫かなー」とも思うが、それがまた痛快。誰しも友人関係で悩んだ経験はあるはず。是非、なかなか友達が出来ずに苦しんでいる大学の新入生にも読んでもらいたい。

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2011年05月28日

Posted by ブクログ

小谷野氏のエッセイとして読んだ感じですかねぇ…社畜死ね!!

ヽ(・ω・)/ズコー

「もてない男」も読んだんですけれども、何も覚えちゃいない…僕的にはこの作品の方が面白かったような気がしなくもないですねぇ…。

便所飯ですか…僕はしたことありませんけれども…てか、僕が学生の頃にはこのような単語は無かったように記憶していますねぇ…。

読んだ割にはあまり内容の方を覚えていませんけれども(!)時たま現れる小谷野氏の所感とか、学生時代のエピソードなんかが面白かったですねぇ…。

あとは孤独を描いた作品群ね! 読みたい本がまた増えたナリ…アメリカ人やら、あるいはイギリス人なんかでもいいんですけれども、孤独を感じるものなのか?? そして、その孤独とは日本人の感じるものと同一のものなのか?

答えを見つけるべく小谷野氏が挙げた作品群を読んでみたいと思いましたねぇ…。

さようなら…。

ヽ(・ω・)/ズコー

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

太字でフロムのバカ!と書いてあって、これは悩める文学青年あるあるなのだろうか。笑ってしまったが、誤読したのはお前だろうと思う。ちくまプリマーなだけに、もっと人生の早い時期、出来れば高2くらいで読みたかった。それなら親への過剰な期待も、早めに諦めがついていただろう。本書にある、「グランド・フィナーレ」の引用のあたりで述べられている「友人知人からの全否定の怖さ」というのがいまいちよく分からない。作中に出てくるロリコンが、自己肯定して全く反省してない怖さなら分かるが……。これは、私が全否定をしてしまう側の人間だからなのかもしれない。とりあえず笑える部分もあったがためになる部分もあった。徒然草と、吉村昭(某ツイッタラーが吉村昭を推してたのは彼が著者と同質の孤独を抱えてたのだとわかった)と、大江健三郎を読んでひとりぼっちに耐えようと思う。

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2017年03月30日

Posted by ブクログ

この本には、友達がいない人が具体的にどうすれば友達が出来るかということは書いていない。けれど、とてもおもしろい。著者も言っているが、友達がいないということを言うのは辛い。彼女がいないことよりもよっぽど辛い。この本のなかで答えにたどり着くことはない。けれど友達がいないことに悩んでいる人は読んでみてもいいかもしれない。少なくとも私は励みになった。それと、小谷野敦のときどきでるナイーブな感じは結構好きだ。

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2013年03月21日

Posted by ブクログ

いじけて開き直った小谷野が好きである。
本人も最後に書いてる通り、この本は迷走している。文学上の思いと自分の思いとが錯綜しているが、友達がいない、ということの重みそのものが伝わりおもしろいデキとなっている。
著名人の友達関係などみると、人間は本当に複雑かつ単純に感じる。

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2012年05月19日

Posted by ブクログ

正直読みやすいとはいえないし、話があちらこちらに飛ぶのだが、自分の意見をどんどんと押し出してくる文章を楽しんでしまったもの勝ちかもしれない。
いじめについての章を一番面白く拝読した。

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2016年02月09日

Posted by ブクログ

あまり論考という感じはせず、友達の有無やらなんやらについてのエッセイ集って感じ。
僕は結構著者の本が好きで、『バカのための読書術』なんか名著だと思っているのだけど、本書に関してはちょっと食い足りない感があったかな。
まあプリマー新書なので当たり前と言えば当たり前なのだけど。
(いやしかし、高校生あたりが読むにはレベルが高すぎるようには感じた)

僕の「食い足りない感」は、もうちょっと「ほう。そんな発想もあるのか」という新発見が少なかったことに起因する。
でもこれは単に、友達についての感性が著者と似ているからのような気がする。
「(友達との)つながり至上主義」にどっぷり浸かっている人にとっては、結構衝撃的なことが書いてある、そして、救いの書となる・・・のかもしれない。

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2013年01月31日

Posted by ブクログ

・全く「友達がいないということ」について書かれてない本。何故この著者が30過ぎまで童貞だったかについてすら書かれてなくて、ただこんな本を書くならそうでも仕方なかったんだろうなとだけは伝わってくる。
・結局友達がいない誰かがこの本を読んでも何にもならない。評論のつもりなのか、どの小説家、思想家には友達がいなかったようだ、否、沢山いたようだ、とウジウジ言い続けるだけ。
・唯一見所かと思えるホモソーシャルについても、ホモっ気が無いと友達が作れないのかなどの結論に達する事なく不完全燃焼。
・繰り返すけどこんな本書く人間は友達いなくて当然だわ。「この人友達いないんだ…」って思われるリスクを背負ってまで読む必要無し。いや、俺は沢山いるよ友達…

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2013年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まずは筆者の経験もまじえて友達がいないというのはどういうことなのかを説明し、次に文学の歴史から友情について語る。昔の日本には友情という概念がなかったとかなんとか。

結局最後まで、どうしたら友達ができるのかについては語られることなく終わる。結論としては、ひとりぼっちになるのはは自分が悪いわけじゃないってことかな。まあ、ぼっちはいけないこと・格好悪いことっていう認識が変われば、そんな悩みもなくなるような気がする。

イジメで自殺するなら、いじめっ子を殺してから死ねばいい。人をいじめる奴は死んでも構わないんだからっていうのが衝撃的だった。

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2012年02月23日

Posted by ブクログ

先生の作品としてはちょっと。いいフレーズはけっこうあるのだが、「もてない」系の身も蓋もない感じが足りない。たしかに「もてない」より「友だちがいない」方が情けないよな。小谷野先生にはぜひ「モテるためには」「ナンパ」本をリサーチして評論してほしい。

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2020年06月15日

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