【感想・ネタバレ】好奇心の赴くままに ドーキンス自伝Iのレビュー

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Posted by ブクログ

「利己的な遺伝子」の著者の自伝。ただし人生の前半まで、ウイットとユーモアにあふれていて、なんかとてもおもしろい読み物だった。

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2015年03月10日

Posted by ブクログ

『利己的な遺伝子』などで有名なリチャード・ドーキンスの自伝。『利己的な遺伝子』は学生のときに読み、多いに影響を受け、数年前に出た30周年増補新装版も迷わずに購入、邦訳された他の著作もかなり持っている。著作が出たらまずは買わないといけないと思っている著者の一人。

ということで、この本も購入。ドーキンス自伝「I」となっていることから「II」も後々出版される予定。「I」は、生い立ちから『利己的な遺伝子』を出版するまでを描いたもの。

かなりよい血筋のようで、父親の仕事でアフリカで青年期まで多くを過ごしたという。それ自体は、特異な生い立ちでいいんだけれども、長い...。
『利己的な遺伝子』が書かれるあたりから少し面白くなってきたが。

この本の二年後に出される予定とのドーキンス自伝「II」では、おそらくは反進化論や原理主義との戦いがメインになるだろう。そっちは楽しみ。でも、長くなるにしても一回でIとIIを出せよ、と思うけどね。その我儘気ままが通るところがドーキンスの存在の大きさを語っていると思うところではある。

星3つかな。

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2014年08月10日

Posted by ブクログ

「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスの自伝。2部構成の第1部のこの本では、ドーキンス家の由来から、彼の生い立ち、『利己的な遺伝子』出版までの経緯を紹介する。
彼のいくつかの著作を読んだことがあり、彼がどういう人物なのかに興味があったので読んでみた。読んだ印象として、まず彼の記憶の良さに圧倒された。裕福な家庭に育った幼少期から科学者になるまでの友人の名前や出来事、数十年も前のエピソード等を克明に記述し、また当時の自己分析も併せて、科学者らしい緻密な内容の自伝になっていると思う。また知人友人には現役の科学者も居るためか、若い頃の著作にあるような批判的な文も少なく、関係者への配慮も伺える。彼の人生においても、全体として多少紆余曲折はあったようだが、その振れ幅はあまり大きくない印象を受けた。
ドーキンスのファンや彼を支持する人にとっては、彼自身が語る事実や興味深い数多くのエピソードが紹介されていて面白く読めると思う。
来年、第二部で『利己的な遺伝子』以後の人生について紹介するようだ。

追記:読んでいる最中に思ったことだが、彼の文章の特徴として、非常に回りくどい文章が多く、馴染みの無い詩や例え話、隠喩も多くて、判らないところを何度も読み返すこともあり、正直読み疲れてしまった。
彼は自分の生い立ちに誇りを持っているようで、何代も前の先祖の話や祖父や父の話に何章も割いている。(自伝には珍しい家系図も記載)ご先祖様から続く自分の遺伝子(いわゆる血統)の良さを認識していたのだろう。さすが進化生物学者。

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2014年07月05日

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