【感想・ネタバレ】仏教の身体感覚のレビュー

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Posted by ブクログ

 いかにも「ちくま」らしい本。
 仏教のいろんな流れ、バリエーションがきちんと抑えられている。体感をキーワードとしている点が目新しい。
 最初の方ではなにかしら「すかした」ような文体が気障に見えたのだが、いつしかその静謐な語り口に引き込まれていった。文章が生理的に合うようなら、上質なエセーとも。
 

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2018年11月04日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
仏教は、呪術性と身体性を強めることによって、人々を救済する宗教となった。
たとえば、坐禅。
あるいは、念仏。
こうした呼吸法をともなう身体感覚をつうじて、仏の教えははじめて深々と腑に落ちる。
宗教とは信仰の世界の話であり、論理の積み重ねだけで語ることはできない。
仏教は、老病死に向き合う高齢者にどう応えられるのか。
生きることに虚しさをおぼえる人々に、どう語りかけることができるのか。
現代から、あらためて問う。
身体感覚から読み解く仏教史2500年。

[ 目次 ]
第1章 ブッダとダルマ―仏教を実感するとき
第2章 縁起・空、そしてこころの変革
第3章 仏教の変容と救済―インドから中国・日本へ
第4章 法華経―現世に向き合うとき
第5章 浄土教と日本人の霊魂観
第6章 華厳経の現代―その世界観・生命観
終章 いのちという身体感覚

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

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☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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[ 参考となる書評 ]

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2014年10月30日

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