感情タグBEST3
愛
グレッグの家族のことや過去が分かってきた。イアンはかっこよくて良いやつだけどジェルミの身に
起こっている事には気づかないし、無自覚にジェルミを追い詰める。エスカレートするグレッグの暴力にジェルミがひたすら可哀そう。
壁の死体など、苦痛の表現がすごい。愛されたい愛したいという切実な心の叫びが胸にくる。
辛い…
どうにか逃げたくて寄宿舎に入るのに
金曜日の夜には帰らなきゃいけない
帰らない様に頑張っても、子供の力ではどうする事も出来ない…
職場でセクハラ上司に会わないようにどうにか逃げて逃げて…でも、他の社員に手を回して自分の元に来るように、逃げられない様に手を回されてしまう
自分の経験と重なってしまいます
どんどん続きが読みたくなる
救いようのないストーリー展開なので、どこかに救いはないのかと読み進めてしまう。
どこで1話冒頭の話につながるのか、最後までつながらないのか・・・。
萩尾望都先生はどんな心情でこれを書いていたのかと思うと、胸が痛くなる。
Posted by ブクログ
一巻でトラウマで一年以上続きに手が出せなかったけど、最近重たい話が読みたくって再チャレンジ。笑 したら、二巻も更に凄いことになってる。
ジェルミが狂わされていく様が本当に壮絶としか言いようがない。グレッグの狂気に巻き込まれて…ポーの「黒猫」を引用したモノローグはたまらない。震えるほどにやりきれない。
残酷な神、って、一巻ではグレッグのことだと思ったけれど、二巻を読むと、イアンやサンドラの「無知の残酷さ」を凄く感じた。グレッグとジェルミの関係という事実に対する無知だけでなく、どこか理想的なものにこだわるがために生まれる、本質的な無知、っていうのかな…、残酷。
最後道が開けそうな展開になって、これまた三巻が楽しみですが(とにかく一刻も早くジェルミが救われてほしい)、でもまだ三巻だからなあ…苦笑
とにかく、やはり萩尾望都先生は天才です。