【感想・ネタバレ】ミッキーは谷中で六時三十分のレビュー

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Posted by ブクログ

2016.12.23 「ミッキーは谷中で六時三十分」を読む。
クリスマス企画「恋愛っぽい話をする」

〜あらすじ〜
ライターである主人公がひょんなことからバーの共同経営を持ちかけられ、バー店主の娘に挨拶をしに行くことに。ビリヤード台でキューを構えていたその娘と共に舞台は谷中へと移り、あれよあれよ、母親とも会うことになって…。


「これは恋愛なの!?」
「片岡義男って何歳…?」
「女の人が格好良すぎる。男に都合良すぎ!」
女性参加者が圧倒的多数だった今回の読書会では、男女の視点/視線の違いから携帯の操作の仕方まで参加者の意見は終始鋭く、会は司会者の全く予期せぬ方向に加速していく。

所謂、恋バナよりも参加者の年齢層の違いから見えてくる「どこからが恋愛」という価値観の違いに一同仰天。


参加者の一言
「もっと甘々の恋愛小説を語りたいです」

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2017年04月22日

Posted by ブクログ

片岡さんの本の登場人物のような生き方に憧れて久しい。
もう無理だと悟った。登場人物が全員、自分より年下だったという衝撃的な事実に気づいたからだ。

でも、カッコいいな。

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2014年10月14日

Posted by ブクログ

7つの短編の中で、個人的には「吉祥寺ではコーヒーを飲まない」が一番好みです。書籍名以外は、小田急線沿線の街が多く出てくるし、チンチン電車の「世田谷線」までも!やっぱり都会的で洗練された物語は楽しめる

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2015年03月14日

Posted by ブクログ

タイトルに近くの「谷中」とあったので手に取ってみました。
東京の様々な場所で展開される7つの短編集です。
色んな人、色んな場所の情景が浮かんできました。しかし、まぁ登場人物がベラベラ喋ること(笑)。それも楽しいんですけどね。

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2014年06月08日

Posted by ブクログ

高校生の時に読んだ片岡義男は 当時の風潮によって何かに追い立てられるように義務感で読んでいたような気がする。
おしゃれなタイトルにひかれ赤い背表紙の角川文庫を 何冊も何冊も読んだ。
そこで繰り出される男と女のトレンディでリッチでアーバンな物語は、実は全くよくわからなくて。
今思えば一種ハードボイルドのような面持ちで接すれば良かったのかなあ。
今作もそのテイストはそのままに21世紀にスライドさせたような。
しっかりと感覚が蘇ってくる。読んだはしから忘れていくのも昔のまま。
会話セリフが現実では全くありえない喋り方をしている。かつてもどうにも居心地が悪かったが、声に出して読むと、改めて本当に精巧に作られた作り物のように現実感がない。街並みや人物造型はリアルなのにこの会話の非現実感からふわふわとした夢のようなイメージへとつながっていると気づいた。微妙に外すことは非常に困難だと思うのだけれど。

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2021年02月23日

Posted by ブクログ

タイトル作を含む、全7編。

全てに「コーヒー」が登場する。

相変わらずの片岡ワールドである。

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2016年08月22日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて手に取りましたが、この本の中でズシんと心に残った話は「吉祥寺ではコーヒーを飲まない」。姉と弟の設定、その後に登場する2人の女性を足したバランス配置が実に良く凛としており、清々しい。最後のシーンで駅から進む方向の書き方もさすがです。

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2014年09月07日

Posted by ブクログ

40年近く遠ざかっていた片岡義男を読んだ。以前の好きだった本の内容をはっきり覚えている訳ではないが、ものすごく懐かしかった。当時学生だった私はこの世界に憧れこの街に住んでこの生活を送ろうと思った。結局そんな生活は全く送らなかったし、東京にも住まなかった。40年で私が変わったのだろうし、こんな世界はないということを幸か不幸か知ってしまった。もうこの世界に憧れることもない。
変わっていない片岡義男が嬉しくもあり、とても残念でもあった。星5つをつけたかったが、正直星3つが精一杯だった。

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2014年07月23日

Posted by ブクログ

前にも書いた気がするけど、昔すごく片岡義男の短編が好きで、本棚の片隅が赤くなるくらい(角川文庫の背表紙が赤かった)読んでいたのと、あとやっぱりこのタイトルに惹かれて読んだんだけど。(なんかかっこよくないですか?)
うーん、なんかおもしろくないといえばおもしろくないような。不思議な小説だった。ほんとにただの喫茶店でのどうでもいいおしゃべりをきいているような。あらすじとか登場人物とかどうでもよくて読んだらすぐ忘れているような。
現実感、生活感がないというか。そこがいいところでもあるんだけど。
でもときどきちょっとした描写がすごく好きなこととかあったりもして。うまくいえないけど、ふっと、好きに、自由に生きていいんだなあっていうようなことを感じるような。それが、登場人物の生き方とかライフスタイルに対してそう思うのか、雰囲気なのか、なんなのかよくわからないんだけど。
昔、好きだったとき、このなんだか自由な感じにあこがれていたような気がする。

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2014年07月19日

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