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Posted by ブクログ
あからさまにBLなシーンは多くない方だと思うんだけど、船上で久しぶりの故郷に思いを巡らすサージルをアレクが気遣うシーンや、思い出を語るシーンが甘くて好きです。静かにラブラブって感じで。
作者さんはスキンシップを描くのが上手です。
(追記)
同レーベルの『白冥の獄』と比較して気付いた。
アレクは精神的なバックボーンがないキャラなんだ。アレクからは故郷の香りがしない。文化的背景みたいのがない。
これまで基本的に森暮らしで、親族も友人いないアレク(つい最近まで父親は生きてたから行き過ぎた孤独でもなく、性格は素直で明るいけど)。
アレクが持ってるものは、弓の腕前以外全てサージルと出会った後手に入れたもの。作中でも「父・兄・友人・愛人」と言われてるけど、まさしくアレクにとってサージルは全て。
ここらへんがBL分が淡泊な原因かも。自分の性的嗜好を簡単に乗り越えられるぐらいアレクは「サージルが大好き」なだけで、それが恋愛でなければいけない理由は特にない気がする。
Posted by ブクログ
2007.11.07。ナイトランナー第3部です。この話は読者の嗜好によってかなり濃さが変わるような気がします。私なんかはサージルとアレクが幸せそうなのをみると嬉しくて仕方ないんですがv過去に犯した罪が原因で追放されていたオーリンネンへの一時帰還が許されるサージル。始終物憂げで不安定になっているサージルを支えるアレクがなんだか大人になったというか、二人の絆の深さが垣間見えるというか。続きが楽しみ!