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【あらすじ】
八雲のもとに、また幽霊騒動の相談が持ち込まれた。町の外れにある泉で、水面から這い出てきた幽霊に遭遇して以来、友人の女の子が謎の歌を歌い続けているというのだ。一方後藤刑事は、警察関係者の孫が悪霊から殺人予告を受けているという案件を調べる中、ある人物と運命の邂逅を果たす。それをきっかけに明らかになる封印された後藤の過去。そして教会で起こる密室殺人。後藤の過去と事件の真相は、人々に何をもたらすのか!?
【感想】
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ANOTHER FILES第2巻を読破。
本編では八雲の出生や因縁がメインで、こちらではサブキャラたちの過去がメインになっています。
前回は石井さんの高校生時代のトラウマ話だったけれど、今回は熊こと後藤刑事の過去が。
中学生八雲と再会する前に起きた事件と、今回の幽霊騒ぎ事件が交差して。
犬猿の仲だったかつての相棒との再会。
そこで起こる殺人事件。
うーん、最初はその人が怪しいなあ……と思っていたのになあ。
神永さん作品では刑事さんが怪しいというのがだいたいだったんで。
苦笑
思いきり当てが外れてしまいました(;^-^)
今回はだいたいすべて予想が外れまくりました。
なので読んでいて「まじか!?」「うえぇっ!?」と驚きの連続で。
すごくおもしろかったですー。
ぶっちゃけ、第1巻のよりもこちらのお話が好きですね。
前回のは……うん。
「納得できません」
っていう感想が読後に残ってしまったからなあ。
今回の、後藤刑事とかつての相棒さんのいがみ合いは、なんとなくわかるからなあ、私も。
「こいつ嫌いだ」と思ったら、理解ろうともしないからね、ほんと(;^-^)
ああ、だからわりと感情移入できたのかもしれませんね。
私と同じ感じだったから。
スケジュール帳に簡単な感想を書いているのですが――
表面的な付き合いの危うさを知った、と書いていた。
ちゃんと踏み込んで話を聞いたり、イメージだけで決めつけたりしちゃいかんよなあ、と思いました。
付き合って、それでもダメだと思ったらダメなんだろうけれど。
今回の事件はちゃんと話していれば起きなかったんじゃないの? と思ってしまいました。
会話、大事。
「表面的な付き合い」、か……。
腹割っての会話とかしないし、ことなかれ主義だから、本心とか出さないし。
付き合いが切れればあっさり忘れ去られそうだなあ。
(>_<)
さて――
当初「こいつ怪しい」と思っていた人物がまさかの展開で、うぇ!? となり。
けど彼があんな目に遭っているのにも理由があるんだろうなあ、と思いつつ。
一行が持っている事件がどう一本になってくるのか、とドキドキしながら読んでた。
実は最初はちらっと数行読んで、しばらく積読状態にして、またちらっと読んでの繰り返しでした。
けれどいざ読み始めると続きが気になって仕方なかった。
そして今回の幽霊さんはなんというか……(´;ω;`)
天使と思われても納得。
私だったら恨みごと抱えてそうだしなあ。
苦笑
この「祈りの柩」は舞台化するようです。
残念ながら私は観に行けませんが……。
どんな感じに仕上がるのか、ちょっと気になりますねー。
石井さんの「走った。転んだ」の下りはあるのか、とかwww
本編の続きも心待ちにしています。
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再読
ラストで、え!そっち?ってなった。(全然話覚えてなかった)
後藤さんの過去が垣間見える回でしたが。桐野さんにしても石井くんにしても、後藤さんの何がそんなに気に入ってるのかわかんない。下手したら自己中の暴言暴力男なんだけど。ま、これも時代なのかな。以前読んだ時は後藤さんにそんな印象持たなかったし。今だとアウト発言多いよね、後藤さん。それが気になって話入ってこなくなるからもう少しマイルドになって〜と思う。
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八雲新シリーズ2
後藤刑事の元同僚の神父さん登場。
複雑に絡まった謎を解く八雲くんは職人技!
後藤刑事の過去も、キャラクターに深み
を持たせてくれる…
読み応えありな一冊
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相変わらずの読みやすさ!ページのめくる速さとスピーディーな展開がかみ合って、八雲シリーズの1つの面白さが出てるんだと思う。
石井さんの話より、複雑で、こっちの方が面白かった。
複雑な事件の様子に対して真っ直ぐな後藤さんの姿勢が見ていて気持ちがいい。
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番外編という位置づけながら、本編同様の謎とスリルが味わえるシリーズ。
今回は後藤に関わる事件ということで、彼の魅力が再発見できたような気もしました。元相棒・桐野との確執がなんとも切ないのだけれど。だからこそ今の後藤があるんだよなあ。
ミステリ的には完全にミスリードに引っかかった……最後まで気の抜けない展開に脱帽です。やりきれない事件だけれど、その分「ただ歌うだけの幽霊」の優しさがほっこりとした読後感として残りました。
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今回は、後藤さんの過去の同僚が絡んでいる話でした☆
歌っているだけの幽霊でしたが、八雲の頭脳で無事解決・・
後藤さんと桐野さんの確執も解消(桐野さんの死後だけど)されたようで、後藤さんも少しは成長してますね~ハハッ
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赤い左目で死者の霊が見え、話すことができる八雲が主人公の
シリーズなんだけど、これは外伝。
とは言え、主役も八雲のままだし、物語の展開の仕方も同じ。
単行本では9作目、文庫では8作目まで本編は進んでいるが、
時系列としては、6作目以前のどこか。
後藤もまだ刑事をやめていない頃のお話。
本編で描ききれなかった部分を掬っていくシリーズになるようです。
前作では石井刑事にスポットを当てた内容でしたが、
今作は後藤刑事。彼が過去にかかわり、出逢った当初の八雲を
放っておけないと思わせるきっかけとなった事件、
そして当時の相棒との確執。
物語自体は大学生3人がとある泉で幽霊に出くわし、
そのうちのひとりは霊に取り憑かれ、
ひとりは「殺してやる」との声が聞こえるようになり、
もうひとりがそんな状況を八雲に相談しに来るところから始まる。
うーん、それにしても複雑な事件だったなぁ。
「○○を殺したのは誰か」っていう部分はなんとなく、根拠もなく
想像はついたけれど、それ以外は全くもってわかんなかったな。
それでも、面白かったけど。
霊という不思議な部分があるにはあるけれど、その点以外は
全般的に論理的な物語で、事件の真相やそれに関わる人々の
心理描写、心情の移行などはとても読み応えがあるからね。
今後も本編を含め、八雲シリーズには期待です。
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シリーズのスピンオフである「ANOTHER FILES」の2作目。後藤の過去やかつての同僚である桐野の真実など。
後藤が反発していた桐野の過去の行動や気持ちが明らかになるにつれ、人間が見ている他人なんて、本当にその人のほんの一面でしか無いなと再確認した。
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ん〜今回のお話しはちょっと微妙かなぁ。前作の方がおもしろかったかも!
主軸になるキャラが何人も出てきて誰が誰か頭こんがらがっちゃいました笑
そろそろ八雲と晴香、くっついたらいいのになぁ( ‾᷅࿀‾᷄ )
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今回、八雲に相談をもちかけてきたのは
同じ大学に通うひとりの男子学生。
天体観測に出かけた町外れの泉で
女の幽霊を見てしまった友達が取り憑かれ
謎の歌を歌い続けているのだという。
その泉には
「自分の真の姿を見ると呪われる」
という伝説があるらしい。
同じ頃、別ルートの依頼で
悪霊に呪い殺されると訴える男子学生の
調査をするハメになった後藤刑事は
彼の話を信じると言ってくれたらしい
教会の牧師を訪ねる。
意外なことに、その牧師は
後藤の過去に関わる元同僚だった…。
まいどまいど、よく呪いを思いつくな。
今回は後藤刑事にスポットライト。
死者が何を訴えようとしているのか?
という謎もありますが
この巻は密室殺人というミステリ要素も。
私にとっては安定感バツグンの
おもしろさでした。
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04月-17。3.5点。
心霊探偵八雲、後藤刑事の過去編。
山の中の泉に幽霊が映り、女子大生が取り憑かれたと相談が。。
後藤刑事の過去の同僚が登場。同僚が刑事を辞めたきっかけの事件が問題に。
二重三重に絡まった事件、霊。しっかりと伏線回収出来るのはさすがの筆力。
Posted by ブクログ
んーシリーズの中だと微妙な方。
後藤刑事、人の感情を大事にするキャラの割には人の心をえぐること言うよね。
心霊現象についてはそれありきのシリーズだからいいと思うんだけど、しれっと催眠かけたっていうのはどうなのー
Posted by ブクログ
いよいよもって後藤さんのあれこれが鼻につく。
確かに、あとがきにもあった教会のシーンは良かったと思うけど、どうにもそれ以外がなぁ。。。
言い掛けて電話が鳴る展開もいい加減やめて欲しいと思った次第。
Posted by ブクログ
シリーズ外伝第2弾。今回は後藤刑事の過去にまつわる話。
Another Files自体が八雲以外のサブキャラの過去をテーマにしているので、それに合わせて所々八雲の過去も少し絡んでくる。前作でもそうだったように、一心さんや後藤刑事、周りの人々の言葉によって、八雲が救われ、成長していったのがよく分かる。
本編からすると時系列が戻ることになり、本編の続きが気になる思いはあるけれど安定感のある面白さ。
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八雲のもとに、また幽霊騒動の相談が持ち込まれた。町の外れにある泉で、水面から這い出てきた幽霊に遭遇して以来、友人の女の子が謎の歌を歌い続けているというのだ。一方後藤刑事は、警察関係者の孫が悪霊から殺人予告を受けているという案件を調べる中、ある人物と運命の邂逅を果たす。それをきっかけに明らかになる封印された後藤の過去。そして教会で起こる密室殺人。後藤の過去と事件の真相は、人々に何をもたらすのか!?
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生まれついての赤い左目で死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲が不可解な事件を解決していく人気シリーズ。「ANOTHER FILES」ということで、今回は主要キャラのひとり、後藤警部補にスポットが当たっとります。町はずれの泉で水面から這い出てきた幽霊に遭遇して以来、友人の女の子が謎の歌を歌い続けているという相談を受けた八雲。そこから後藤が封印してきた過去と向き合う密室殺人へと事件は発展し…。作品によって質にブレのある本シリーズですが、今回は割といいやつ。想いのすれ違いが生み出す悲劇にしんみりできます。ただ、相変わらず言い回しや言葉選びが微妙。そしてコロコロ変わる人物描写のゆれも健在なのが残念すわ。