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とりあえず書いてみようと思った
物語を書きたいと思った。
自分の伝えたいことが誰かの切っ掛けになって欲しかった。
そんな思いが捨てきれずにいたからこそ手にした本である。
学生の頃、文芸部に所属して拙いながらも小説を書いていた。何かしらの賞を受賞するのが当時の夢だった。けれども私は小説が書けなかった。どうにも自分が納得できる文章を書けなかったのである。そのうち書くことをやめてしまった。まあ県の小説コンクールで賞をもらうというのは同じ部の同級生と後輩が成し遂げていたが。
自分ではない、けれども自分と同じような人の小説が認められる。その事に対してもちろん嫉妬はあった。だが、その擬似的な栄誉を目の当たりにして当時の私は満足してしまったのである。
だから、書くのをやめた。ちょっとお休みするのだと自分に言い訳をして。
それから幾年か経ち、消えたと思っていた書きたい欲は時折ふっと顔を覗かせた。
それがあまりにも続くものだから私は自棄っぱちになり、なら書いてやろうじゃないかと決めたのである。
そして今、本を読み終えた私がいる。
とりあえず書いてみようと思った。
ただそれに尽きる。
Posted by ブクログ
「いつか」本を書きたい、と思っているのが、
「今から」書くぞ、という気にさせる本です。
ビジネス書を書きたい人、必読。
(2014年10月9日)
Posted by ブクログ
20140927
ここ数日、漠然と作家になりたいと思い始めた。
そのためには何をするべきかが、分かりやすかった。
幸せな小金持ちシリーズの本田健さんと、元編集者兼作家の対談形式だった。
作家になるためには、
・書いてみること
・懸賞に作品を応募してみること
・文章が上手くなるには、好きな作家の文章を
写すこと
・シリーズ化すること
まずは、ビジネス書か小説のどちらを書くのか、書きたいものは何かを考えなければならない。
Posted by ブクログ
作家になって食べていくには大変だと思うが、この本を読むと作家は素晴らしい職業だと思う。自分まで作家になりたなってしまう。長男には、小説家として大成してほしいな。
Posted by ブクログ
作家になれる人、なれない人の違いはどこにあるのか?というポイントは編集者出身の櫻井秀勲さんと、本田健さんの二人が語る一冊。お互いをリスペクトしている点があり、単純な対談集でもなく、興味深かったです。
作家になれる人、なれない人の間には、やはり、明確な差があることを実感しました。
もちろん、本の売り方(宣伝)という部分も大事だと思いますが、どうやって、何を一冊にまとめるのか、どんな編集者と協力しながら書き上げるのか、など、有名な著者の例もあり、ためになりました。
何冊も書ける人もすごいと思いますが、人生の中で、渾身の一冊を出せる人もすごい存在です。
本を買いてみたいなあ〜と思ったら、まず、一読することをお勧めします。