「この川で暇をつぶすだけの青春があってもええんちゃうんか」―。イケメン眼鏡・内海くんとちょっと残念系男子・瀬戸くん。タイプの違う二人の男子高校生が放課後の河原でひたすらだべるだけの日常マンガ。
このマンガの何がすごいかって、大きなドラマが何一つないことだ。女子へのメールの文面や、ネクタイの結び方、ムカつく先輩への愚痴などなどをテーマに語り合うだけで、彼らの時間は過ぎてゆく。まさに「リアル」!
特に部活に打ち込んだ思い出もなければ、恋愛に熱をあげた覚えもない私の中高生時代でも、日常を彩っていたのは、友達との会話や、ほの淡い恋慕だけだった。(卒業前にどうしても欲しくて、大好きだった生物の先生の白衣をもらいに実験室を訪れたこと、皆覚えてくれているだろうか?)
『セトウツミ』で描かれる夕暮れの風景はモノクロなのに、目に痛いくらい鮮やかだ。放課後の河原に心が飛んでゆく。
感情タグBEST3
匿名
バルーンが面白い
河原で高校生がただ会話を繰り広げるだけなのに面白いマンガの4巻です。
今回も描き下ろしのバルーンアーティストさんの話が出てきて面白かったです!
モブまで最高におもろい
とうとう4巻かぁ
描き下ろしのバルーンさんの話
最高におもしろかった!
毎度楽しみにしている自分がいます
モブキャラですらいい味を出すのがこの漫画!
作者のキャラ設定の上手さ
これからどうなっていくのか楽しみです
あとハツ美ちゃんかわいい
ウツミがセトに段々と信頼を寄せていっていくのが感じられてとても心温かい気持ちになりました。私にはバルーンさんがウツミに対して当たりがキツくなる理由が分からないのですが、何故なのでしょうか。
ハツ美ちゃんと内海のコンビ好き
今回も笑わせてもらいました。
内海がだんだん喋るようになってる気がします。
バルーンさんが瀬戸に優しい理由も分かって驚きました。
匿名
うっつみん、スカしてる。私は瀬戸派ってハツ美ちゃんのように思ってたけど、病気の女の子が出てきた時のうっつみんの優しさにズキュンってなったわ。
イケメンで頭良くて、ミステリアスで、ツッコミのセンスも抜群で、女関係にクールやのに実は優しいってなんなん?もう、どんだけ武器隠し持ってんの?
瀬戸はスーパースターやけど、見たまんまやん。
うっつみんには奥行きがある。どっちも大好き。私も河原に参戦したい。
Posted by ブクログ
キャラクターも増えて、
話の展開にもバリエーションが出てきた4冊目。
逆に、瀬戸と内海だけってのはちょっと減ったなぁ。
それぞれのキャラクターが妙に濃いけど、舞台は河原限定だから、
話題を拡げるにはこうなっていくんでしょうね。
それにしても気になるのは実写映画。
短編コント形式ならともかく、長編映画どうやって作るん!?
Posted by ブクログ
「心臓自体には痛覚ないらしいで」
「それ…本当なんですか?」
「もうすでに俺にハート掴まれてることにきづいてないんやったらそうなんちゃう?」
「ふふっ」
このセリフのやりとりをマンガにしようという時に、あなたなら、どんな登場人物で、どんなシチュエーションで、どんな絵にしますか。
何だか奇跡のようなシーンにであってみたいとおもいませんか。読めば出会えますよ。
そろそろ、中だるみかという所で、なるほどの新しい展開。エライなあ。
Posted by ブクログ
「せとって書くと人が殴られてるように見える」「猫あるある」「手術前の女の子の前でのノリ会話」。最近はバルーンさん、ハツ美ちゃん、ゲームの審判・蒲生君、ヤクザのおじちゃんなどゲスト出演も多いのだが基本は河原での漫才のような会話で声出して笑える漫画ってこれだけではないかと思う。
手術前の女の子との会話は
「わたし市立病院で入院してるんです。」
「そうなんやうちのお婆ちゃんもそこで入院してるで。死ぬ人が行くと言われてる別館の方やけど」
「わたしも別館です。」
「・・・・」
「・・・・」
という気まずさをごまかすために
「こないだの連休どこ行ってたん」
というどうでもいい会話を異常に熱心に始めるとこなんてこの漫画の真骨頂だ。