【感想・ネタバレ】窓の灯のレビュー

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Posted by ブクログ

窓の灯がデビュー作ということでこれから読み始めました。内面の描写が上手く例えられており、ストーリーもなんでもないことを文学的に描かれており好みの小説でした。この作品以外の作品もぜひ読んでみたいと思わせる作品でした。

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2022年08月20日

Posted by ブクログ

解説も面白かった。
どちらも引き込まれてページが進んだのに、えっ、終わり?という最後でした。
あの人たちの世界に置いてきぼりにされた感じ…

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2018年02月28日

Posted by ブクログ

いずれ新進気鋭の女性監督が映画にしそうな感じ。

前に読んで、内容はぼんやりだけど、これまた肌触りが良かったので読み返そう、と思った本。

そう、何か元気がなくなった時は、自分の中で気持ち良かったなぁ、体に悪い刺激を与えないだろうなぁという本を読み返して、元気になるのを待てばよいのだ。

そんなことができるのは暇を持て余した自分の、数少ない貯金・資産なのかしらんとちょっと思います。

まぁそんな時は読むだけ読んで感想も書けないですので、9月の中旬から下旬の本の感想を連投しているわけ。元気になりました。

若いときに本を読んでいて良かった。本は、こうやって私を助けてくれるんですね。

そんなこんなで読み返していてびっくり、私この本初めて読むわ。

昔読んだのはひとり日和か。

いい場末感。いい世界観の中、まりもとミカド姉さんの日々がつづられていきます。
最初は本当にお姉さんなのかな?と思っていたのですが、違うとわかった時から、なんとなくラスト近くの先生と姉さんへの反抗は予定調和という感じもありましたが、ラストシーンが素敵だったので良しとします。

絵になるんですよね。いずれ新進気鋭の女性監督が映画にしそうな感じ。

ミカド姉さん、やりがいありそうな役ね。

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2016年11月20日

Posted by ブクログ

自分と現実世界との隔たりは、自分次第でどうにでも違って見えるんだなーと。
実際の距離は変わらないのに、近づいたと思って一喜。変化してないと気づいて一憂。

変わらないことを自分が勝手に歪めながら、生きているのか、私たち。

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2012年12月31日

Posted by ブクログ

短編二編で合計150頁、凄い手軽に読める文庫。
そんな非日常な話ではないから自分の近くで起きているとも感じられるし、主人公の世界の見方を参考に自分も少し周りの見方を変えてみようかなって思わせてくれる物語。

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2012年12月10日

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どこにも居場所がない、気がする辛さ。
漂うように生きる姉さんの不思議さ。だからこその魅力。
人を傷つけるような言葉をぶつけたのに、傷ついてるのは自分で。
だけど、窓の外から見たら、「なーんだ」って小さく笑える。
人はまた笑えるようになるんだなぁ。

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2010年11月22日

Posted by ブクログ

ミカド姉さんの営む喫茶店で働く『まりも』ある日隣に越してきた若い男の窓を偶然に覗いたことをきっかけに覗き見が楽しみになっている。憧れの姉さんとその男達の中で、それとは一線を画した男性の出現をきっかけに微妙に変化する姉さんとの関係に戸惑い動揺する感情。他人の窓から覗き見たそれぞれの人生のかけら達がしんみりとそして爽やかに吹き抜ける風のように伝わる。第42回文藝賞受賞作。

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2009年10月04日

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なんか、エモいという言葉が似合う小説だ!!
夜の繁華街、喫茶店、魅力的なお姉さん。
こういう雰囲気結構すき。

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2023年07月05日

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読みやすい。さくっと読めて、特に心は動かない。
だからどうしたって言う話をこうして表現するのはすごい。世界観を楽しめると言うか。家の灯りを外から眺めるのは私も好き。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

好きな人が自分の欲望とか汚い部分とか、さらけ出してくれないと、ちょっと寂しい。まして他の人にだけそれを見せているとしたら、疎外感をかんじてしまう。だからこっそり覗いてみたい。そんな感じを受けました。そんなまりもの行動は「変な子」なのか、「わかるわかる」って思うのか。

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2019年08月03日

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窓の灯…評価はこの作品。安アパートで壊れていく女。隣近所を巻き込みながら何かが崩れていく。詩的で空想的なのに冷たい鋭さもある。
ムラサキさんのパリ…ムラサキさんにいったい何があったのか。娘さんが絡んでいるようだけど気になる。

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2016年05月10日

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青山七恵さんは、確か同じ大学だから親近感。ということで、読んでみました。
「日常」っぽいことを、「非日常的」に、面白く書くのってすごい。

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2016年02月27日

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まりもの感情、文全体の雰囲気が、とにかく生々しい。
自分が関わらない世界で、想像もつかないほどたくさんの人が生きていて、それを覗いてみたいと思うまりもの気持ちは私には新鮮。
姉さんに抱いていた感情を、世間一般的に表す言葉があるのかわからないけれど、自分がどう頑張っても、どんなに足掻いても、変えられない世界や変えられない人たちがいて、孤独になる気持ちはわかる気がした。
大切なものが自分の元から離れて行ってしまう不安とか、誰かに奪われる恐怖とか、誰もが抱く感情を、わざと遠回しに描いているような印象。

まりもがいろんな生活を窓を通して覗き見るシーンは特に印象的だった。

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2015年03月03日

Posted by ブクログ

特にこれといったことが起こるわけでもなく
淡々と語られていく感じ。
タイトルと話がいまいちつながらなかった。。

筑波大卒らしいですね。
↑私の中では未だに図情大だけれども。。

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2013年02月26日

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淡々と主人公を中心とした生活のタイムラインの中に人間模様が綴られている。淡白そーだけど嫌いじゃないなこの作風。

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2012年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

周りの人との適切な距離の取り方について考えさせられた。
あえて近づかない、深入りしない関係を基準に
それをスマートとする感覚と、もっと近づきたい、
相手を知りたいと思う本能的な感覚。
このバランスをうまく取るのは難しい。
深夜の街を歩き回り、姉に対して押さえていた気持ちを
駄々っ子のように突然爆発させる主人公に不思議と嫌悪感は
感じなかった。
実際に暗い部屋から覗かれ観察されていたら不快そのものだけど。
癖のない透明感のある文章をいいなと思った。

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2012年03月16日

Posted by ブクログ

2010/10/13
夏の蒸し暑さと、窓の白々とした光。
小説の中の熱気がとてもリアルだった。

でもストーリーはちょっとわかりにくい。
ミカド姉さんの魅力が伝わってこなかった。

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2011年02月21日

Posted by ブクログ

切ないような、もどかしいような。
少しの希望が見えつつも、むなしさも残る。
でもどこか爽やか。

ものすごい悩みに悩んだ後で「なーんだ、みんな一緒じゃん!」と気づいたときのような読後感。

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2009年10月09日

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