【感想・ネタバレ】薔薇と接吻のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヴァンパイアもの好き。

ヴァンパイアに狼男、獣専門の狩人。
「夜の種族」って言ったらロマンティックなイメージなのに、始祖さま&櫂以外は…
櫂さんもグダグダと悩んで悲運の王子様っぽかったのに、開き直ったらデレデレのエロ王子(笑)

続編があるなら、ぜひマイペース東條さんとドSなレイで(笑)

0
2012年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的に、BLで人外が登場するようなファンタジー系は、敬遠しています。わたしの位置づけではBL自体がすでにファンタジーなので、ファンタジーXファンタジーで異様にドリーミーな展開になってしまうのでは・・・と思えてしまうので。ただ、杉原さんは大好きだし、「世界が終わるまできみと」の怜人のような王子様攻が大好物なので、読んでみました。うん、まあ、嫌いじゃなかったよ。この作家さんは、普通のストーリーを書いても結構ファンタジックな文体ですが、今回は設定そのものがかなりファンタジックなのでよくマッチしていました。攻である『夜の種族』ヴァンパイアの櫂は、ストライクど真ん中。ヴァンパイアって、存在そのものが淫靡な感じでBLにはもってこいだと思います。
本作はかなり分厚くて、恋愛以外のエピソードも多い。ヴァンパイアの他にもオオカミ族とかそれを狩る『狩人』とか、受の子自身も『浄化者』といって不思議な能力を持っていて、そんな人ばかり登場します。そして誰もかれも浮世ばなれした美しさ。当然のことながら、現実味は全くありません。おとぎ話のような美しさを堪能するにはよいかと思います。
個人的に言えば、世界観の中途半端なファンタジーは興ざめする。だから、設定をあまり壮大にしてしまうと途端に陳腐になると考えています。
『夜の種族』そのものはいいアクセントとして、人間と人外は結ばれない・・・みたいなロミジュリ的要素を提供してロマンチック度を盛り上げてくれるから好きだけど、氏族同士の争いとか一族が代替わりするための決闘みたいな大掛かりな設定はむしろいらない気がする。それよりもっと、もっと心理的なものを掘り下げて欲しかったな。生きる屍、永遠の中で生きる孤独、限られた時間を生きる儚い存在への愛情と葛藤みたいな部分に。贅沢いってすみません。

0
2012年07月11日

「BL小説」ランキング