感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだけれど、やっぱりこの人の作品は一瞬で世界に入らせてくれるから好き
ほんで女の子が魅力的すぎる
ずっと大好きなんやろうなと思えるファンタジー作家さん
Posted by ブクログ
少女の舞と少年の音が共振した時、天の門が開かれる
平安末期、源氏方の武士として平治の乱の参加していた草十郎は、慕った将を失い絶望する。ある日その魂鎮めに舞う糸世と出会い、少女の舞と少年の音が合わさった時、不思議な力が生じた。これをきっかけに、平穏を望んだ二人の世界は大きく動いていく。
全体的にテンポよく進んでいく。その理由は草十郎と糸世の会話の噛み合わなさや、草十郎の旅を助ける“彼”のこれまたどこかずれた話がとても楽しいからではないだろうか。
荻原先生の作品ではお馴染みというか、この年頃特有の少年の“死”に近い危うさが、読み進めるにつれ少しずつ変化していく様は、読者を確実に、けれど違和感なく物語の世界へ引き込んでいく。
また、勾玉三部作とRDGを読んだ人には、これは!と気づく要素が多々あるのでより楽しめる。
少しだけ出てきた源頼朝の新作が出たようなので、必読である。
Posted by ブクログ
下巻はほとんど草十郎と鳥彦王の旅の話です。
この話の組み方?流れは、勾玉三部作と同じだなあと思いました。
熊野が出てくるので、RDGがだいすきなのでうれしかったです!
あとがきでも、風神秘抄がRDGの姉妹作みたいなものと荻原先生がおっしゃられてて、どきどきします!
Posted by ブクログ
新しい勾玉シリーズと云うこと。そこここに懐かしい名前を見つけて、また平家物語などの軍記物好きには思わずにやーりとさせていただく場面が(^^)
この話がRDGに続くのね、と思いっきり納得しました。
Posted by ブクログ
少年の心の成長がまぶしい。ラスト、草十郎と鳥彦王のシーンが素晴らしい。このときに、草十郎は真の意味で元服をして、大人になったのだと思う。このシーンを迎えるために、草十郎は鳥彦王と出会い、糸世と出会って失い、旅をしてきたのだと思う。
鳥彦王が登場するからというだけではなく、物語として、勾玉三部作の読者にオススメしたい。
Posted by ブクログ
鳥彦王がいいです。論理的な考えを述べたうえで、でもやっぱり好きだからこう考えるってずばずばくるのが、真っ直ぐでうらやましく思いました。独りよがりだった草十郎が、少しずつ成長して、周りが見えてきて、ありがたさに気づいていくことが泣けてきます。幸せが、待っていなくとも、それでも自分の思いを曲げずに、成し遂げようとする。かけがえのないものの両立はできないんだなぁと悲しかったけれど、反面、それが糸世と同じくらい大事なもなんだよなぁと思いました。
Posted by ブクログ
前半は設定がおもしろくて、続きが気になって仕方ありませんでしたが、後半はやや物足りなかったです。
糸世の舞と草十郎の笛で運命を変えようとしていたとき、糸世が神隠しにあってしまう…。そして、草十郎が糸世を助けるために奮闘する展開となっていますが、後半は草十郎と糸世の物語というよりかは、草十郎とそれを支える鳥彦王の物語だという印象でした。
草十郎が糸世のためにそこまでするのが不思議になるほど、二人の関係が書かれていません。
草十郎と鳥彦王の絆には感動しましたが、もう少し草十郎と糸世の場面があればよかったと思いました。
Posted by ブクログ
荻原規子作品、初めて読みました。
草十郎の笛聞いて泣きたくなりました。
そして、なんといっても鳥彦ちゃん面白い。鳥も苦労してるなんて、存在感すごいです。
毎日カラスが気になって…ます。
この作品を紹介してくれたファンタジー好きのSさん、ありがとう。
Posted by ブクログ
前半は草十のダメダメさにちょっといらっとしたけど、だんだんと逞しくなっていってよかった。
が、やはり糸世の魅力はよくわからなかった。一番魅力的なキャラクターは間違いなく鳥彦王だなぁ…烏たちの話がもっと読みたかったかも
Posted by ブクログ
天の門の彼方に消えた彼女を追って、彼の旅は続く。少年と少女の瑞々しい感性が少しずつ成熟に向かっていく。失うものも有るけれど、望んで手に入れることの歓びに優るものはない。
Posted by ブクログ
勾玉三部作からの流れをうけた4作目。だけど、独立したお話だから、これだけでも楽しめるお話。
平安末期の時代のファンタジー。
読み出すと止まらない。
寝不足覚悟でぜひ。