【感想・ネタバレ】すごい宇宙講義のレビュー

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Posted by ブクログ

ふんわりとしか知らなかったことをちゃんと知識として定着できた気がする。
難しすぎないので挫折することなく読めて良かった

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

物理も化学も高校で断念したのですが、易しい語り口で楽しく読めました。時々挟まれる雑談や横道に逸れた話題も実際の講義を聞いているよう。学生時代に戻ったようでワクワクしました。ゆるい挿絵も分かりやすくまとまっていて、難解な話の理解の手助けになりました。(全部理解出来たかというと自信はないけど...)

途方もない宇宙の話にくらくらする。仮説や実験の積み重ねの努力ももちろんだけど、数式から、「つまりどういうことが起きるのか」をイメージする人間の想像力、思考力って凄いなあと思いました。

『すごい実験』も今から読む。

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2021年03月06日

Posted by ブクログ

学生時代、物理に触れてさえいない私でも、かみくだいた文章ですらすらと楽しく読み終えることができた。
あとがきに書かれていた、「我々は、一惑星の表面にへばりついて、行ったこともない途轍もなく遠い宇宙について思いを馳せているのだということを、改めて思い起こしてください。」という一文。誰もたどり着いたことのない遠くの宇宙のこと、途方もないくらい過去の宇宙の始まりのことを、−−一惑星にへばりつく人々−−が、ここまで具体的に思いを馳せることができる事実が、本当に凄いことだと実感ができた。
理解及ばず読み飛ばしてしまった部分もあると思うが、その実感を得られたことが、私にとっては何よりの収穫でした。
前著の「すごい実験」も読みたいと思います。

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2020年12月23日

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素粒子物理学の先生が宇宙論を講義。たくさんの図を使って分かりやすく説明されている。ブラックホール、ビックバン、暗黒物質、宇宙創成の四章。面白かった♪

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2018年10月20日

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ネタバレ

すごいわかりやすい。すごいおもしろかった。ブラックホールとかビッグバンとか難しいはずの物理がすごいわかった。宇宙のすごさがすごくすごい。あーすごかった。


 「放射線について考えよう。」というブログでこの人を知った。わかりやすかったので本を読んでみたら、当たりだった。宇宙のことについてこれほど砕けてわかりやすく書いてある本は読んだことがなかった。

 これは子供が読んだら宇宙の魅力に目覚めると思う。子どもにおすすめしたい。

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2018年05月15日

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宇宙の専門家ではなく、ニュートリノの研究をしている著者の宇宙に関する講義を本にしたらしい。

結果よりもそこに至る過程に重点をおいて面白く解説されてる。 
過去の失敗が数百年の時を経て別の形で理論に組み込まれたりとか。

同じ事象の観測や実験でも、その時代においての最先端の科学技術の差で別の結果になるんだねぇ。 
そりゃ肉眼より望遠鏡。望遠鏡より大気圏外で観測できる望遠鏡ってな具合。

これがあるならそれが出来る過程でこんな現象が起こってこんな物質があるんじゃね?って理論で、実験してくのは面白いね。

後書きで講義の段階では正しいとされていた数値が、本に起こしている最中に書き換わったってのがあったけど、この本が出版された2013年にはまだ検出されていなかった重力波が2016年には検出されていて、2017年10月に俺が手に取る少し前にはノーベル物理学賞を受賞してたってのもタイムリーですげぇってなったw

この分野の進歩は目覚ましいね。

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2017年10月24日

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非常に分かりやすく楽しめた.特に相対性理論の説明はこれまで読んだ中で最も理解できた.また,イラストが簡潔でよく理解できるようになっているのも素晴らしい.簡単な事例をあげて説明する手法は特に良い.ただp299以下の「素粒子物理学で考える暗黒物質の姿」はやや難しすぎると感じた.

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2016年06月22日

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前作の「すごい実験」に引き続き軽いタッチで非常に読みやすかった。文系の宇宙好きの方でも楽に読めるのではと思う。内容も古代から現在に至るまでの理論を順序良くまとめられており、また現代物理の難しい理論も噛み砕いて説明してあり非常に分かりやすかった。
東京カルチャーカルチャーでの講演を基に本にしたようです。NHKの白熱教室でも宇宙論をやっていたが、こちらの講演も見てみたかった。

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2017年09月26日

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非常に分かりやすく、確かにこれは「すごい」。だいたい知っている内容が多かったのですが、正確なイメージができていなくて、正確に理解できていなかった事が、分かりやすいイラストと楽しい説明により、「こういう事だったのか」というように、自然に頭の中に入ってきました。これで、子どもにも宇宙の事を説明してあげられそうです。

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2014年01月24日

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これは面白い。
講義から起こした本だからということも手伝ってるが、学問への入り口を意識して謙虚に書かれている。
何で高校の頃物理って嫌だったんだろうか、振り返って考えても全く分からないのだが、今更言っても後の祭りであることだけは間違いない。
ともかく今からでも身につけたければ本当はこの本を何度も読んで自分のモノにして次にステップアップしていくべき。勉強と同じで自分に合う本を数冊覚えきるのが頭の良いやり方だが、ついつい目移りするんだよな。
この作者の処女作は読むこと決定、こうして素人の漁りは続いていく、、、

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2013年07月31日

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ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質、誰もが一度は聞いたことのある用語を掘り下げながら、宇宙誕生137億年を遡る。面白いのは、著者が宇宙の専門家ではなく、スケールからいえば真逆の素粒子の専門家であること。宇宙にロマンティシズムなど感じていないと言い張る著者の語り口は、いたって平易かつ簡潔、想定する読者と同じ門外漢だからこその説得力に溢れている(しかし物理学においてマクロとミクロはいずれ統一されるべくものではある)。また、"宇宙の歴史"というのは、同時に人類の"理論と実験の歴史"でもある。著者も言うように、"本書は、厳密には「宇宙の本」ではなく、「人類がいかに宇宙を知ろうとしてきたか、その科学的な考え方を描いた本」"に相違ない。科学において、歴史は常に「書き換えられ」続ける。新しい理論、新しい実験の積み重ね。そして、そこにこそ、素粒子、宇宙の隔たりなく自分たちの学ぶべきものが詰まっている。(かのケプラーの師、ティコ・ブラーエのエピードは印象的。彼は、夏と冬で同じ星の見える角度が違う"年周視差"が観測できないことから天動説をとった。しかし、今では、その"年周視差"こそ地球が公転している紛れもない証左となっている。望遠鏡のない時代、彼に0.0001度を観測することは難しかった。彼の理論は間違っていなかったが、まだ技術が追いついていなかったのだ。これは現在にも大いにありうることだろう。)本書は、ある講演を書籍化したものだが、ぜひともライブで聴講したかった。次回あるときや必ず。

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2013年07月27日

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ネタバレ

私は物理学を学んだことがなかったので、やっぱり物理学は難しい……と思ったと同時に、物理学のおもしろさやいろいろなものとの繋がりに気づくことができてさらに学んでみたくなりました。
物理学で考えると未来行きのタイムマシンしか作れないという記述があり、そっかあ〜……という気持ちに……
でもその理由を物理学的にわかりやすく説明してくれてるのでしっくりきました。
まどマギの話題が出てきましたが、物理学の知識があると同じ作品でも違った楽しみ方ができるんだな!と思わされました。

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2021年02月14日

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 啓蒙書として、今まで読んだ宇宙論としては、最もわかりやすかったです。素粒子と宇宙論は、結局一つの世界を語っているのですが、ますます複雑さを増して、楽しくもあり理解が追い付かない状態にもなります。

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2019年06月05日

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著者は素粒子物理学の人。宇宙物理学者や天文学者ではないけど、かつて暗黒物質の研究をしていたという。
ブラックホール、ビッグバン、暗黒物質とは何か? を講義(というかカフェで講演)した内容を本にまとめたもので、書くと喋るの違いなのか、著者さんも言うようにどうしてそう考えられているかの「考え方」を語っているからなのか、とにかくめっぽうわかりやすく「宇宙の今」を教えてくれる。

ヘタうま系?の挿絵も秀逸。

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2019年02月17日

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『すごい実験』に続く第2弾。
どのような観測でブラックホールがあるとわかったのか、分かりやすい解説。
また、以前祖母がガン治療でガンマナイフを受けたのだけれど、反物質の件で現代医療にも関わっていることに驚き。
こうやって一つ一つ、謎が解明されたり覆されたり、でもまだ宇宙は謎多き存在。
物理学では結果より考え方が大切と力説される多田さんが好きだな。
学生時代、難しそうなイメージから物理学は専攻しなかったのを今さら後悔。でも、興味ある今だからこそ、楽しめるのかな。

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2017年12月02日

Posted by ブクログ

なかなか難しい話なんやけど、おもしろい。わかったような気になるけど、もっかい読み返してみると、あれ?こんなこと言っとったっけ?なんてことも。
完全に理解したとは言えんけど、なんとなくわかったような気になったことで、よしとしようかな。
何度も読み返さんと理解できんかな。いや、何度読み返しても理解できんかも。
でも、こういう好奇心っていうの?満たしてくれるのはうれしい。

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2017年02月14日

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高校生向け。内容は類書と同等だが(宇宙論と素粒子論を紹介する本であり、元となる理論は万国共通なので、当然ながら内容も共通になる)、とてもわかり易いし、文体も平易でスラスラ読める。一冊目としてオススメできる。

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2015年11月18日

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基礎から分かりやすくとても良い本。『すごい実験』ではガールズ&パンツァーが出てきたが,これにはまどマギ(キュゥべえ)が登場。
身近なモノ,コトを引き合いにした譬喩が軽妙でそこも魅力的なのだけど,一ヶ所ちょっと気になる記述が↓
「ラーメンをふーふーして冷ますのと同じで、口の中で圧縮した空気が圧縮から解放されて元の気圧に戻るとき、膨張して(息は)冷たくなるんです。圧縮しないで同じ気圧で吐き出しても(ハーハーしても)冷たくありませんよね。」p.142

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2015年09月30日

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素粒子物理論を専門とする著者が行った宇宙論についての一般向け講義を書籍に落としたもの。「ブラックホール」、「ビッグバン」、「暗黒物質」、「宇宙創成」の4回の講義から成る。

確かにわかりやすい。ローレンス・クラウス『宇宙が始まる前には何があったのか?』を読んだ後だとかなりすっきりわかった気がする。難易度からすると、読む順が逆かもしれないが。

本書含めて、いくつか最新宇宙論の本を読むと、科学者のひも理論に対する姿勢に大きな温度差があることが感じられた。直接的にそうとは書いていないが、著者の目にはひも理論はまだまだ仮説としても話せる段階にないと判断しているようだ。

ひとまず、この本一冊で今の宇宙論のパラダイムはわかると思う。もちろん、このパラダイムは将来変更を余儀なくされるかもしれないし、このパラダイムの中でも様々な修正が加えられることになるだろう。ただ、少なくともこの本の中でも言われているように、この広い宇宙の中の特定のある一点かつある一時にいて観察できる範囲の情報からの仮説の積み重ねだけで人類はよくぞここまでの認識のレベルまで持ってきたものだ。それはある意味もっともっと感動してもいいことだと思うのだ...そういうことを少し感じることができる本。

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2016年01月17日

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最終章を除くと、最新の宇宙理論をわかりやすく説明してくれている。NHKの白熱教室のウォルター・ルーウィン教授の番組を見ていたおかげで、より分かり易かった。ありがたや、ありがたや

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2014年02月25日

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宇宙がどのようにしてできたのかを理解するのには、素粒子物理学の理解が必要なのでしょうが、これが全く分からない。(素人の私だから当たり前といえば当たり前なのだが)宇宙はとにかく目に見えるのでそれなりにイメージができるし、重力によって空間が歪むということもぼんやりと分かったような気にさせてくれるのですが、「スピンとは、粒子自身の角運動量のことですが、ここではとりあえず、高速でくるくると自転している姿を思い浮かべてください。」と言われてもなーぁ、って感じです。でもこの本は大いに楽しめました。

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2013年08月15日

Posted by ブクログ

凄い分かりやすく書いていると思うが、それでも難しい。恐らく、原理や理屈が理解できぬまま、宇宙とはこういうものだ、と飲み込むしかないからだ。それでも十分楽しめるのだが、自分には理解できない領域がある事が少し悔しい。理解できたかは別として、宇宙工学や量子力学を学ぶ人生というのも、憧れる。ちょっとだけ、その願望を叶えてくれる本。

いざ、言葉と論理の迷路へ。

原子は、電子と原子核(陽子と中性子)でできている。従い、人間の体をバラバラにすると、電子と陽子と中性子になる。電子に対して陽電子と言うものがある。電子はマイナスの電気を帯びているが、陽電子はプラスの電気を帯びている。これが電子の反物質。陽子の反物質は反陽子。中性子の中にはクオークがあるがクオークはアップクオーク、ダウンクオークが電荷を持っている。それが打ち消しあって中性子となっている。反中性子と言うものは、この中の電荷が逆になっている。アポロ計画では反物質を集めると言う実験もしていた…と、何となく、よく噛んで消化しようと思うが、噛みきれない。

それが実在しながらも実感がなく、観念論を弄んでいるようにも見えるからだろうか。見えない世界を論理で解き明かす。計算上、宇宙は広がっているはずだとか、ブラックホールという存在があるはずだとか、計算が合わないから、宇宙項を設けて辻褄を合わせようとか。理解できればそれは最早物理学者だろうから、少しでも理解できたつもりになれるなら、それで良しとしておこう。

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2023年08月09日

Posted by ブクログ

 途中で断念しましたが、ぶらっくほーるの説明分かりやすかったです。宇宙に興味のある方はおすすめです。

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2020年05月17日

Posted by ブクログ

はじめて相対性理論が腑に落ちた。またブラックホールの存在も納得できた。

191004 再読
宇宙の仕組みやアインシュタインの特殊と一般の相対性理論の違いやニュートンの重力とアインシュタインの重力場の違いがよくわかった。なぜ光が曲がるかは重力場で説明がつく。なかなか奥の深い楽しい本である。

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2019年10月06日

Posted by ブクログ

佐藤勝彦さんの、「眠れなくなる宇宙のはなし」のレビューの一つで、「このほんの方がいい」とあったので、読んでみたいと思った本。

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2016年10月24日

Posted by ブクログ

素粒子論と宇宙の成り立ちをからめたお得な本。でも逆に言うと、扱う事象が幅広いのでひとつひとつの解説は薄いです。ある程度知識がある人が読まないと、なんとなく「へー」という感想しか持てないんじゃないでしょうか。想定している読者層がよくわかりませんが、私はS・シンの「宇宙創成」やNewtonの「素粒子論」、「相対性理論」ムックを読んだことがあるので、なんとなく知っている話を思い出しながら読みました。

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2014年06月21日

Posted by ブクログ

前回は高校生のための素粒子論講義だったが、今回は一般向けの宇宙論講義。ということでもっと遠慮なく話している。今回も解説はわかりやすいが、内容はかなり難しい。
見えないものを頭脳と実験で見つけてしまう物理学者たちに大いなる敬意をいだいた。

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2013年12月08日

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