【感想・ネタバレ】シティーハンター 16巻のレビュー

新宿を舞台に、スイーパー(掃除屋)として暗躍する男・冴羽獠(さえば・りょう)。
彼への依頼方法は、新宿駅東口の伝言板(!)に「XYZ」の暗号を書くこと――。
そんなノスタルジーあふれる設定で、1980年代「週刊少年ジャンプ」黄金期の一翼を担った、北条司先生のハードボイルド・コメディ『シティーハンター』。
いわずと知れた名作です。

その抜群のスキルを武器に、冴羽獠が、相棒の槇村香(まきむら・かおり)やライバルでもある海坊主(本名は伊集院隼人(いじゅういん・はやと))らと協力しながら、毎回持ち込まれた事件を解決していく、というのが、本作の基本フォーマット。
序盤こそハードボイルド感強めな味付けですが、獠の“もっこり”、香の100tハンマーによる「天誅」、女性に弱い海坊主など、毎回差し挟まれるお約束のギャグ要素が相まって、子どもから大人まで楽しめる作品に仕上がっているのは、さすが北条作品といったところ。

そして、とにかく主人公がカッコいいんだこれが。
普段はだらしなく、美女にはめっぽう弱いくせに、決めるときは決める。
そんな冴羽獠の男の魅力に、当時好みのタイプを完全に方向付けられてしまったという大人女子諸兄も多いのではないでしょうか?

『キャッツ♥アイ』(集英社)に続き、北条司先生の連載作品は本作が2作目。海坊主はじめ『キャッツ♥アイ』から引き続き登場するキャラもいるなど、2作続けて読むと新たな発見もありそうです。
読了後は、セルフリメイクとして本作のパラレルワールドが描かれた『エンジェル・ハート』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)もぜひ!

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購入済み

最後のミキちゃんナーイス!
獠がアタフタするところってなかなか見られないからなぁ。 いただきましたって感じ。

#笑える #カッコいい

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2022年01月02日

ネタバレ 購入済み

海坊主がまたまた登場!彼がか絡んでくる話は面白いですね。リョウの香に対する気持ちもさりげなくわかったし、次巻が楽しみ!

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2020年10月02日

Posted by ブクログ

"「わたしがしなければいけなかったのは
心の中に新しいキャンバスをつくって
新しい絵を描くことだったんですね!!」
「そうさ…新しい白いーー"明日"というキャンバスをね!!」
「ありがとう冴羽さん あなたのおかげでやっとそのことに気づけましたーー
わたし やっと その明日のキャンバスをさがせそうです!!」"

0
2019年02月24日

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