【感想・ネタバレ】つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクションのレビュー

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Posted by ブクログ

巻を重ねるごとにミステリ度が上がって行っているような気がする。紫の指に関してもだんだんと真相に近づいている感じ。ノゾミが海辺から離れたのは、もしかするとこの長い物語の結末のキーマン的存在だから?などと深読みしてみたり。解釈の仕方は色々あるだろうし、結末がどうなるかは作者にしか分かり得ないこと。なので、この物語の結末まで一読者としてついて行きたい。

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2021年05月09日

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小説家の里見青から絵を探してくれと頼まれ、元編集者の佐々波蓮司は作家の雨坂続ととある洋館に向かう。大学生の小暮井ユキと彼女に取りついた幽霊の雨坂ノゾミも一緒に。
洋館では次々に不思議なことが起こる。ただの幽霊騒動かと思われるが、これが里見青の過去の真実を探し出すこととなり、小説を書くということ、プロット、構造の意味をも探し出す物語となっていく。
なかなか上手く仕組まれた小説であり、結構謎をかんがえることに惹きつけられた。影、カラス、赤・青・黄の色などの言葉が深層心理っぽく意味ありげである。それに、どうもまだ謎は完全に解決されていないようだ。雨坂ノゾミも謎である。さて、どうなっていくのか。

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2020年03月25日

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シリーズ3冊目。作家先生がふたり登場するせいか、さらに文章がきれいになり洗練されてておしゃれでハイセンスで…途中、少し話についていけなくなりました。小説家の人の思考を一般人が読み解くのは難しいですが、その飛躍しているところがいい。佐々波さんの気持ちがわかります。メインストーリーは、切なくて苦しくて暖かい、そんな素敵なお話でした。根底に続いている紫色の指先についての話は、相変わらず伏線がたくさん出てきましたが、少しだけ回収されたのでしょうか?紫色の指先の目的が垣間見えて、背筋が凍りました。これからどう話が進むのかとてもたのしみです。この作品、回りくどくて過剰な言葉が多くて、わたしはとても好きです。

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2014年06月14日

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ロボットが出るSFでも幽霊が出るファンタジーでもミステリなんだ
あんまり説得力がないが
超探偵と超犯人(何しろ幽霊だから許される)の思い通りに描かれる世界を楽しむものであって
そこは重要でないのである
飛び道具の味わいである
さすがに面白い

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2018年10月25日

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非常に冗長な物言いが好きな人は気に入る作品だと思う。
かくいう私は文体が好きなのでお気に入りだ。

本シリーズにおいては、設定がある種「奇をてらった」と言わんばかりの設定ではあるもののそこを気に入ってしまった。
作家と編集者がそれぞれの立場、目線から物語を進めていく様子は新鮮であり、作者のキザったらしい文体も相まって掛け合いを見ているだけで楽しい。

彼の物語の登場人物にはそれぞれ役割が与えられていると思う。物語である以上、役割があるのだろうが彼の物語ではより明確にその線引きがなされているように思う。
それぞれの役割を最大限にこなそうとする登場人物に私は好感を覚える。

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2017年04月24日

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シリーズが続くにつれ面白くなってきた。
作家ならではの目線で物語としての整合性から事件の真相を読むというアイデアはなかなかいいな。

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2016年04月02日

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里見青。嫌いだ。
このシリーズに必要な女は、
ノゾミとユキとパスティーシュで100%。
その他はもう余分だ。

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2014年10月22日

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北野坂探偵舎の二人が追う謎の全貌が、この三巻目で少し見えた気がします。その謎と今回の依頼は絡まりあっていて、謎解きも複雑ですが、とても読み応えがありました。

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2014年09月16日

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一気読みしてしまった。そして久しぶりに小説で涙。
てっきり完結巻だと思っていたので続くようで嬉しいです。
ドラマ化したらすごく綺麗そうですね。

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2014年04月27日

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謎解き要素が弱い
起伏が無いように感じた
編集者佐々波であることが印象付けられた
作者への質問、主人公は誰?
あぁ、雨坂の活躍は少なかったね

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2021年06月18日

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ユキちゃんが突然ど真ん中に巻き込まれる。今回の事件は、というか幽霊は、なかなか派手でした。幽霊ものなのにホラー感は全然ないけど。メインの謎の方も、結構テンポ良く真相に近づいていってて好印象

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2021年05月27日

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この巻でまとまる部分は一〜二巻より断然楽しめた気がする。二巻からあまり間を空けずに読めたせいか、メインの佐々波と雨坂とユキとノゾミのキャラクターに馴染み易かったことも良かった。紫色の指先関連のシリーズを通しての大筋部分は相変わらずよくわからなくて入り込めなかった。一巻の内容をちゃんと覚えていて、その辺りの思わせ振りさにもっと興味を持って着いて行けたら良かった。。

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2018年10月17日

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地縛霊のため、海岸から移動する事ができないはずのノゾミが、ユキの元に現れ、離れることができなくなるプロローグから始まります。里見青という小説家から洋館の中にあるはずの姉の最後に描いた絵を探す依頼を受け、洋館に向かった3人とノゾミ。着いた途端に受けた霊からの警告や様々な怪奇現象。里見の姉や祖母の霊。それらは里見が失っていた過去の記憶に繋がっていく…とても複雑でかなり悩みながら読みました。今回はとても切ない話でした。

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2015年07月26日

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前回の最後から今回は一気に紫の指の謎が解明されるのか!?と思いきや、こりゃまだまだ先が長そう(--;)今回は事故に会う前に訪れる予定だった洋館での話。雨坂さんより、地縛霊からユキに乗り移ったノゾミちゃんの活躍に驚いた!どんどん真相に近づくにつれ、ゾクゾクが止まらない(゜゜;)

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2014年07月06日

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ネタバレ

シリーズ3作目。

一番ミステリーっぽいといえば、ミステリーっぽい。ずいぶん、シリーズ全体を通す謎に近づいてきた感じがします。もしかすると、構成するキーは今作まででほとんど提示されているのかも。

でも、この作品はなんかあまり好きじゃないんだなぁ。理由は、里見青さんがあんまり好きじゃないから。そして、登場人物はみんな里見青さんが本当に大好きだから。

なんでそこまで彼女を愛せるのか、私にはわからなくて、ずっと違和感を抱えたままでエンドまでたどりついた。

だけど、きっとすべての謎を解くためには、今作はとても重要なんだろうな。探偵役ふたりを見ていて、そう思います。

それでもね。自己犠牲も行き過ぎると、重いというか、あざといというか、ウザいというか。イラッとするんだよね、おばあさま。

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2014年05月31日

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ネタバレ

シリーズ3作目。形式的にはミステリー仕立てではあるものの、実際は幽霊が当たり前に出てくるわけでファンタジーと言うべきか。
「編集者」と「ストーリーテラー」のコンビが活躍するのは前作までと同じ。ただ、あまりキレが良くない気もした。幽霊について追ってる謎も少し形を表してきた。大風呂敷を広げたのをどのように回収していくのかが次巻以降の見所というところかな。

このシリーズではパスティーシュと呼ばれるウエイトレスも気になる。シリーズが続けば、彼女がクローズアップされることもあるのかもしれない。

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2014年04月03日

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