【感想・ネタバレ】信長の女のレビュー

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Posted by ブクログ

今はだいぶ史実が正解になってきたのか、破茶滅茶な信長ではなく、発達障害があったのではないかとの話もあったが理にかなった人の使い方をしている。人を道具とみている事は変わらないけど、忠誠を尽くすならそれなりの褒賞も与える。
この人の書く信長は悪意のある信長ではないので好感がもてる。

明智光秀の人を見下すような目をしているので信長は気に入らないがそれでも使い道があるので重宝したとあり信長も心理は分からないがウマが合わないと遠ざけるのではなく能力で人をみていたのは指導者として必要で今の時代信長のような先見の明、人の使い方をうまくおこなっている人は何人いるのだろうか。と読みながら思ってしまう。



歴史ものを読むのは整理して読まないと新たに書き換えられた史実と混同してしまう。

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2021年11月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず、読みやすいことがこの小説の特徴であると思いました。
歴史を扱っている小説でありながら、現代人に馴染みある言葉遣いで描くことで、より手に取りやすいものになっていると思われます。

さて、この小説は、信長の天下布武の心理的原動力を、十一屋梨華という一人の女性を恋う心として書いていました。
頭の回転が速く、自分と同じ革新的な考えをしており、自立した女性である梨華。彼女は信長に世界の広さを教えました。そして、彼女が自分の望む人生を歩むために母親の母国である明へ移住したために、信長は自分のやり方で彼女に再会しに行こうとします。すなわち、日本を平定し、朝鮮や明、さらにはヨーロッパまで日本を進出させ、そうやって会いに行くことを望んでいます。
無論、世は戦国時代ですので、日本の平定すら容易ではありません。
それを革新的な自軍でもって一つ一つ破っていき、そして先を見据えることを続けている信長からは、常人離れした頭の良さと、そして一途な純情さを感じました。

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2018年05月19日

Posted by ブクログ

清水さん視点での信長伝。ただタイトルが「女」ということで、信長の女遍歴かと思ったら、女ではなく、安土城建設までのサクセスstoryであった・・・。

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2017年02月14日

Posted by ブクログ

『信長の女』
面白い切り口の作品だと思いました。
信長のパートナーは当然、斉藤道三の娘。
ゲームや他の作品でも、マムシの娘がメインでしたから。

信長にも、このような淡い恋があったのでしょうか?
また新しい解釈を味わいました。
(END)

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2013年02月17日

Posted by ブクログ

若き織田信長を、架空の女性との切ない恋愛譚を交えつつ描く作品。今まで、あまたの作家さんたちに取り上げつくされた人物であろうにもかかわらず、まだこんな切り口があったのかぁ〜と思ってしまう作品です。さっすがの清水センセです。

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2011年09月25日

Posted by ブクログ

「日常のほとんどは要点だけを短く言えば用が足りる。人々は付け加えても全く意味が深まらない無用の言をだらだらと口にして、かえって本意を濁らせる。書物の中のほとんどの文章は無用の飾り。意味あるものはむこうから目に飛び込んでくるもの。」うつけと言われた信長幼少期の言である。人質時代の徳川家康にかけた言葉も凄い。「自分の力ではどうにもならず我慢をするしかない時がある。我慢をし抜いてみせることを誇りとせよ。」合戦の巧みさに加え、世界を見据える視野の広さを持ち、世の中を面白くすることの重要性を知っていた信長。領土を広げ着々と力を蓄えていく前半世が活き活きと描かれている。久しぶりに血湧き肉踊った。信長という人をぞっこん惚れ直した。

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2014年08月30日

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