【感想・ネタバレ】ひとりが好きなあなたへのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2020年09月09日

30年前の多感な年頃に銀色さんの作品に出会って一時期どハマリ。だいぶ年をとって(銀色さんも私も)作風はどうなってるんだろうと読んでみたら、基本的に大きくは変わってなくて、嬉しくなった。詩の中で一人称が「僕」だったり「私」だったりするのも昔っからだよなぁ(だから当時は銀色夏生は男か女か?って話になって...続きを読むた…)。
万華鏡の写真も美しい。銀色さんはいつまでもみずみずしい人、そう感じた。
あと、内容的に共感もできた。…誰もが共感できるかはわからないけど、私は大好き。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年01月04日

どこか寂しく、心を埋めるために
さくーっと読んでしまった。
寂しさは消えず。

それでいいんだな、ただそれで。

寝っ転がって読んでたら途中で、透かすととても綺麗なことに気づいた。
詩に色がつく。


美しい本。

0

Posted by ブクログ 2019年02月14日

とても好きな詩集です。
寂しい気持ちはあるけど、人と四六時中一緒にいると息が詰まるので、ひとりの時間も絶対必要というわたしはこの言葉たちにとても心が安らぎます。

0

Posted by ブクログ 2015年06月14日

1冊の半分は著者お手製の万華鏡写真。どの写真も個性的で、綺麗です。まるで、「ひとりが好きな」人達一人一人の綺麗な個性を、写真と文章で表現したような本です。

0

Posted by ブクログ 2012年11月02日

独りが良い。

そう思う理由はたくさんある。

その中でも、この本は、「独りが良い。だって、辛いもの」

という人向き。

素直になれない。強がりたくない。わかってほしい。友達が欲しい。

そんな心を、万華鏡の写真と一緒に綴る。

0

Posted by ブクログ 2012年06月04日

静かな時間が流れているような気持ちで読めた。ことばの一つ一つが深くもあり、煌めいているようでもあった。そして、一人の時間の微妙な心の動きが強く意識させられた。さらに、著者手作りの万華鏡の写真が詩とよく調和していて素敵。思い出した時にまた手に取りたくなる一冊。

0

Posted by ブクログ 2011年10月21日

著者が撮った手作り万華鏡の写真と詩のミックス。
静かなのだけれど情熱的な語り口の詩がとても心を打つ。

お気に入りの言葉が一杯詰まっている。

どのくらいひとりがすきか、そして どのくらいあなたがすきか
を緩急をつけての語り口はさながら音楽のよう。

万華鏡の写真もとても美しく。

やさしく美しい ...続きを読む写真詩集です。

0

Posted by ブクログ 2023年02月19日

時折自分と重なる文章があり、私だけではないんだという安心感を覚えた。ひとりでいたいけど、ずっとそうしていたいわけではないという矛盾に悩まされていた私にこの本はとても支えになった。

なにしろ読み進めていくにあたって美しい万華鏡の姿が挿絵として使用されていてとても満たされる一冊だと感じた。

0

Posted by ブクログ 2022年05月08日

ひとりが好きなので手に取りました。
美しい言葉の数々。
ひとりが好き、ひとりでいたい、けれども誰かとの繋がりを求めてしまう苦しみを和らげてくれる優しい本だと感じました。
作者のあとがきの、「お気に入りの2行」とはどれを指すんだろう。
もう一度、読み返そうと思います。

0

Posted by ブクログ 2021年02月17日

好きだった。凄く。
刺さるものが言葉が多かった。
少し寂しくてでも美しいそんな詩が多かった。
男性の視点と女性の視点が入れ替わっていて、色んな変化があった。
流れていく情景が様々で追いかけるのが楽しかった。
何となく片手間に読んで見ようと思っていたのだけれど本来の目的の方が片手間になってしまった。
...続きを読む布団に潜って寝転がって読んでいたら、万華鏡のページが透けて色が出てきた。綺麗だった。

"あとがき"まで綺麗で、ブレなくて。
どこか、薄氷のような印象を受ける作品だった。

星を五つに出来なかったのは、目を背けていた部分をやんわり針でつつかれた気がして少しモヤっとしたから。

0

Posted by ブクログ 2015年08月06日

「ひとりが好きなあなたへ。そんなあなたが私は好きです。」私も好きです。それは「ひとりになればなるほど人のやさしさがよく見える」ということを知っている人だからなのかなと思った。

0

Posted by ブクログ 2014年11月30日

あたしもひとりが好きなタイプなのでタイトルに惹かれて買いました。でもわりとひとりが好きな人ってチラホラいると思います。逆にひとりはダメって人もチラホラいますが。
なんか分かるって言葉もあれば、よく分かんないって言葉もありました。大体は、あるあるという感じ。万華鏡の写真がとても綺麗なだけに、1ページご...続きを読むとに挟んであるのが少し残念です。それぞれの文章の区切りで入れてくれたらよかったのにと思いました。素敵なお話を聞いてる途中で横槍が入って中断された気分です。
銀色夏生さんの、思ったことをそのまま味付けもせずに書きましたー!というような言葉がなんか良いなぁと思いました。

0

Posted by ブクログ 2012年08月16日

たくさんの万華鏡とことばたち。

静かななかでもひとりになれるし、
喧騒のなかでもひとりになれるし、
雨のなかでもひとりになれるし、
晴れていてもひとりになれる。

誰かが嫌いなわけぢゃない。

誰かを憎んでるわけぢゃない。


むしろ好き、大好き、愛しい。


だからこそ、
ひと...続きを読むりが好き。

あー。
と共感できることばたちばかり。

そして、圧倒的に綺麗な万華鏡。

「ハートは万華鏡」なんて歌詞を思い出し。笑


「あなたのその
 今にも逃げていきそうな
 および腰が好き

 私を嫌うところも
 好き

 大好き

 あなたのような人は
 私を嫌いでなくちゃ」

「愛は どこへ行くのだろう
 僕を置いて
 僕を迂回して
 愛は ひとみしりだね」

「孤独も憧れも
 嫉妬も自己嫌悪も

 希望と同じくらい美しい」


切なくて、
ひとりだからこそ
他者を意識して
自分に向いて
優しく愛しい。

0

Posted by ブクログ 2011年08月12日

とても幻想的な万華鏡の写真とともに、著者の詩が織り込まれている。作品を読みながら、頭の中に流れた曲・・・石川ひとみの「まちぶせ」です。

0

Posted by ブクログ 2011年04月16日

万華鏡の写真に惹かれて手に取りました。キレイな写真とすーっと心に入ってくる言葉。心がちょっと軽くなる詩集。

0

Posted by ブクログ 2014年01月05日

万華鏡の写真が綺麗だった。
わたしはひとりが好きなんじゃなくて、周りの人が怖いから極力ひとりを選んでるだけで、ほんとは愛されたいからあまり共感はできなかった( ˘ω˘ )
でもそれを気付かせてくれたから、読んで良かったかも。

1

Posted by ブクログ 2023年10月17日

あなたってこういう人だよねって薄笑いしながら見せられているような心地がした。

ひとりが好きだけど、独りは嫌だ。
たまに誰かに寄り添って、その人も自分に寄り添ってくれて、それくらいがちょうどいい。
こんな風に書いてはいるものの、友人から連絡が来るととても嬉しい。
ひとりも好きだし、たまに誰かと肩を寄...続きを読むせ合うのも好きです。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年03月21日

ネタバレというか独自解釈です。
間違っているかもしれません。



昔から詩が苦手で克服したいと考え手に取りました。が、一人称と二人称が全く違う詩が、パターン化されているわけでもなく突然入れ替わるのでかなり困惑しました。ちなみに、この著者の作品を読むのは初めてです。一人称二人称のない部分は誰の気持ち...続きを読むなのかわかりづらくて、何度も何度も繰り返して読みました。通してだと最低でも5回は読んだと思います。

内容としては、両想いなのにすれ違ってしまい、お互いに想いを馳せながらひとりの時間というものに向き合う友達以上恋人未満の男女をそれぞれの視点から描いたものだと思います。


p121にある『現実を見ようよと言ってほしい』から、過去に言われたこの台詞をもう一度言ってほしいと解釈しました。つまり、p52の『君が言った言葉だったから 僕にはなによりこたえたんだ』の君が言った言葉というのはp20~21で既出の『私は思うのですが 救いはないね 現実を見ようよ』であり、この言葉が引き金となって不安定ながらも保てていた均衡が崩れ落ちp36にある『私たちの関係も変わって行く』ことになったと推測。

p76『電話が来た。』p77『とっさにヘンなことを言ってしまった。』p89『告白した』、p84『おお!なんということ もう一度おっしゃって この耳に もう一度』から、男性側がもらった電話の際に告白したということが窺える。p128で男性が女性の友人を振ってしまった為に気まずいという可能性も無くはないが、それよりか自分に対して好意を持っているなど思ってもみなかったことで女性側がとんでもない衝撃を受ける、ということだと推測。p24で『抱きしめてその髪のすきまから見えた月 抱きしめられてその腕のすきまから聞こえた別れ』で、髪の隙間から月が見えるということと、頭の周りに腕があるということから、男女の身長差を考慮して女性側の吐露であると推測するが、男性側の方から別れを告げたにも関わらず、ずっと好きだったと告白してきたことに衝撃を受けたのであろうと推測した次第です。


それにしても、一番最初に一人称『私』で『出さない手紙』と書いてあるのに、どうも手紙の文体ではなく感情の吐露にしか思えないのもよくわからないし、『僕』も同じ形式を用いているというのがなんだかしっくりこず不完全燃焼な感じが否めない。『僕』と『私』の、でよかったのではないだろうか。それとも、この『私』は著者自身を指しているのか。

そもそも、詩的な表現とはこういうものなのだろうか。気にする方がおかしいのか。詩というのはやはり深淵である。


一番好きなフレーズはp12『夢は何? と簡単に聞く人たちがいます。 君たちに夢を知られるぐらいなら、死んだ方がマシだよ。と、思うけど、そんなこと言えるわけもなく、いつも曖昧な笑顔で通り抜けます。そして、そういうことを通り抜けるたびに、自分が少しずつ死んでいってるような気がします。』。

0

Posted by ブクログ 2015年11月29日

 人が嫌いなわけではないのだけど、好きな人は少ない、そんな自分のことを情に欠けているのではないかと思ったこともあったけれど、この詩集を読むとそれでもいいんだよ、肩肘張らなくてもいいんだよと言ってもらえたような気がする。

0
ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年11月10日

銀色さんに限らず詩的なものを読むたび
あ、私こういうのピンとこないのだった、と思い出す。
でも万華鏡の写真と言葉の交差が
あとがきにある「それぞれの感情という万華鏡」
の表現なのかと読んでるうちに実感して面白い。

「泣いて 叫んで 逃げ出して 狂ったようになりなよ」に
わあ嬉しいこと言ってくれるな...続きを読むって思って初めて
自分が狂ったようになりたいんだって分かった。

0

Posted by ブクログ 2011年07月05日

はじめての銀色夏生。軽い驚きが。詩集ってこんなだったかな?私小説のよう…。これ一冊では判断できませんでした。

0

Posted by ブクログ 2011年04月19日

電車の中で30分ぐらいでいっきに読みました。
文章は、ポエム的な感じで読みやすいです。全部の文章
に対して共感することはできませんでした
自分は、ひとりが好きなのか、集団が好きなのか。。
どちらも大事ですね

0

「小説」ランキング