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Posted by ブクログ
会社の中でよく目にする数字の意味がやっと分かりました。お金に関する数字は、名前と実態が乖離していて分かりにくいものですが、本書のように明確に体系化されるととてもわかりやすいです。ちなみに本書のいう「科学する」とは明確に知識を体系化するとのこと。確かにそういえばその通りです。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
会社に必要なカネを算定・調達する「財務」、カネを管理して明細に報告する「会計」、カネをあるモノにつぎ込む「投資」。
会社員が知っておきたい会社の数字について、本当にわかっている人は実は少ない。
そこで「科学的カネ理解法」で原理原則を確実に押さえよう。
決算書が読めるようになるのはもちろん、自らの仕事に役立つ知識にもなる。
さらにカネにまつわる現象について自分で考え、人に説明できるようになる。
大人気セミナーを書籍化。
[ 目次 ]
第1章 カネを科学する(ファイナンスとは何か;会計とは何か ほか)
第2章 会社を科学する(会社とは何か;会社はどのようなシステムになっているのか ほか)
第3章 ファイナンスを科学する(金融とは何か;エクイティファイナンス、デットファイナンスとは何か ほか)
第4章 会計を科学する(B/Sはどのようなルールになっているのか;P/Lはどのようなルールになっているのか ほか)
第5章 投資を科学する(簿記とは何か;内部統制とは何か ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
税務面では課税所得を少なく見せたくなり、株主に対しては利益が出ているように見せたくなるというのは非常に分かりやすい話。実際に税務会計と財務会計は異なるし、一部言われている二重帳簿というのも経営者心理ではありうる話なのだろう。それをルールと規制で抑えているということ。
貸付時には、与信と担保が重要。担保にはモノ・ヒト・カネの3種類というところは分かりやすい。質・抵当、保証につながる。
特別損益を現時点の経営者の力量とせず、営業利益を重視するのはアグリー。ただ、歴代の経営者を含めて、その会社自体の力量を図るには、純利益は必要ということだろう。
最後の方の繰延税金資産のくだりも非常に分かりやすかった。返ってくるはずの税金だとしても、当該期にそれ以上の利益が出ていないとダメということ。
その他、タイトルから予測した内容とは異なるが、頭がすっきりする内容だった。