【感想・ネタバレ】龍の腹のレビュー

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Posted by ブクログ

パールバックの大地を読んだ後ということもあってだが,中国という国のスケールを感じた本だった。数年前も課題図書になった『モギ ちいさな焼きもの師』が思い出された。しかし,モギとは違った世界の焼きもの師達の世界を見ることができた。今から約1000年も前,日本から中国の青磁器造りにあこがれて,8歳の息子をつれて中国龍泉に渡った親子の物語。青磁器の陶工になることは父の夢だった。息子は父に連れられていっただけ・・・しかし実際は父は陶工になるには遅すぎたのだった。陶工になるには子どもの時に弟子入りをしないといけない・・と言われた父は息子を一人で窯元に置いていくことにした。父を恨みながら陶工へと成長していく主人公の少年がとても好きになった。

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2010年07月06日

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