感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1巻のみ読み終わった。
やさしい雰囲気の川原氏の絵柄にくるまれてはいるがその実、思考実験としてのSFの本質を突いた話となっている。「良質なSF」だろう。
SFだとそれっぽいギミックなどが注目を集めてしまいがちだが、そういうものを配置しつつ、ほんわかしたキャラクターであたりを柔らかくしながらも、伝えるべきメッセージは真っ直ぐに感じられる。
余談だが「メープル戦記」なども読むと、川原氏の鋭い社会批評をうかがううことができる(あれもジェンダーが大きなテーマである)が、今作もそれがますますさえわたっている印象である。
Posted by ブクログ
一言でいうなら、ほんわかハードSFという感じ。
SFとしての濃さもありながら、柔らかな人間模様にも癒される。だけど、なかなか類を見ないレベルで、濃い。
いろんな人にお勧めしたい名作。
Posted by ブクログ
少女漫画にあるまじき手抜き工事、とあとがきで読んだがまさしく緊張感の無い適当な絵を描く。現実的で度胸の据わったニヒルな少女たちと、なよっぽいが性格は良いロマンチックな男が定番だ。(この設定で既に現実を良く見ているな、と思う)脱力系の青春コミックとでもいおうか、人の良心が伝わって来る柔らかな作風。著者の見識は宇宙理論から語学に至るまで該博であり、小さなネタで出てくるのが憎らしい。
画像が粗いです。
ストーリーは素晴らしいのですが、画像が粗いので、序盤から文字に振ったルビが潰れて読めません。SFに慣れている人ならほとんど推察できるレベルではありますが、ストレス無く読みたかったです。紙の本を買えばよかった…