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Posted by ブクログ
実際に起こった事件に新たな人物を加えて脚色した話だと知らずによみました。解説から読んだらもう少し理解を深めなが読めたと思います。
登場人物の名前や薬の読み方が難しく、最初はなかなか読めませんでしたが面白かったです。
Posted by ブクログ
富山藩幕末、江戸屋敷に住む医師見習いの青年が主人公。
実際にあった、富田兵部事件がモチーフ。
当時の富山藩と置き薬売りの関わりなどとても興味深い。
事実を背景にしているが、主題は大人しく頼りない医師見習いの青年の成長譚。
とても良い子で、関わる周りの人々とのやりとりも心地よかった。
史実と創作の混ぜ合わせ加減が絶妙。
Posted by ブクログ
富山藩で実際にあった事件を脚色している物語とのこと。全然知らない事件でした。
主役があまり魅力的で無いのが残念。中盤までは読み進めるのが大変でした。脇役の薬売りの謎めいた雰囲気が気になったので何とか。そして、中盤以降はかなりサクサクと。お話そのものはとても面白いモノだったので、登場人物の魅力だけが残念。最後はなかなか良かったので、最初からこんな感じなら良かったのになぁと。
タイトルの意味、最後にようやくわかる感じでした。
Posted by ブクログ
202111/血が苦手で引っ込み思案で人も苦手な見習い医師が主人公。医師としてはパッとしないので、引きこもりながら富山の薬のおまけ絵を描いたり、近所の子供達と絵を描いて暮らす日々。主人公のキャラや舞台設定的にほのぼの系かと思ったら、藩の御家騒動にまつわる陰謀や不審な事件が起こり、全体的にずっと曇天のような重苦しいトーンで進んでいくので、ちょっと期待とは違い好みではなかった。とはいえ、覚悟決めた主人公の言動や、真相を追う謎解きや奇策、目付とのハラハラやりとりなど、読みごたえあった。