【感想・ネタバレ】現代経済学の誕生 ケンブリッジ学派の系譜のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
「すべてはマーシャルにある」。
ケインズに帰される革新的諸概念の多くは、マーシャル以来ケンブリッジでは共有財産となっていた。
本書は、対立軸を設定しながら、マーシャル、ピグー、ロバートソン、ホートレー、そしてケインズの経済学を読み解き、ケンブリッジ学派を貫く実践志向を浮き彫りにするものである。
現実に応えるための経済理論は、どのように継承され、発展したのか。
時代と格闘した学派をめぐる経済思想史。

[ 目次 ]
序章 理論と現実の狭間で―cool heads but warm hearts
第1章 科学者と説教者―A.マーシャル
第2章 光明と果実の葛藤―A.C.ピグー
第3章 進歩と安定の不調和―D.H.ロバートソン
第4章 貨幣と実物―R.G.ホートレー
第5章 伝道者から反逆者へ―J.M.ケインズ
補論 その他の人物

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月06日

Posted by ブクログ

イギリスのケンブリッジ学派を代表するマーシャル、ピグー、ロバートソン、ホートレー、ケインズの理論展開と人物などを紹介している。
入門書というより、すでにマクロ経済学の基礎知識がある人向け。あと、ケインズ経済学に対し、いったん距離を置いて眺めてみたい人にも向いている。
「経済学原理」を少し読んだことがあるが、マーシャルの偉大さが改めてわかった。

0
2011年05月20日

Posted by ブクログ

速読。若手学者によるケインズへ到る20世紀初頭ケンブリッジ経済学をコンパクトにまとめた。概念が難しくなかなか頭へ入らず。経済学の素養無いと読むの辛い。あくまで学級でまとめた一冊であり、現在の経済と連携はしない。尖った専門課程やゼミの教科書にみたい。索引や文献案内もきっちりまとめられ、読み進む手がかりは残されている。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

ケンブリッジ経済学派の人々の話。マーシャル、ピグー、ロバートソン、ホートレー、ケインズについて。ケンブリッジといえばケインズ革命と言われがちだけど、そもそもの根底はマーシャルにあり、ケインズ革命も所詮
マーシャルの手のひらの上に過ぎないという異端?的なスタンスで書かれている。やはりいかんせん、経済についての知識が乏しいので十分には理解及び堪能できず。

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2009年10月07日

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