【感想・ネタバレ】上と外(上)のレビュー

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Posted by ブクログ

恩田陸、やはり読みやすくすらすら読めた。クーデターにより、家族(離婚しているが、年1で旅行はしている)が二手に分かれてしまい、子供組はジャングルに、親組は市街地に…。子供ふたりが賢く、なんとか生き延び、ジャングルの中で不思議な少年と遺跡?を見つける。
単純に最後は家族が再会し、また元通りの家族に戻れることを私は期待して読んでいます。

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2023年09月02日

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恩田陸には珍しい冒険サバイバルもの。南米のジャングルで彷徨う練と千華子兄弟の心理描写や、熱帯の空気感の表現がすごくて、2人と一緒に自分も冒険しているような気になる。

出だしが、やや捉えどころがなくて、あまり進まなかったけれど、そこを過ぎたら一気に下巻まで読み終わってしまった。

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2021年05月03日

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これ、面白かったです。
なんていうんでしょう、少年小説よんだかのような?読後のさわやかさと、マヤ文明とかこー、マニアさをくすぐるかのような設定と、うふふ、もう、たまりませんな!的なときめき(笑)
いやージャングルでサバイバルとか、絶対こんなの死ぬにきまってるよ!
とか思いつつもやはりトキメキが止まりません!
どうしても続きが気になって、急ぎ読みしちゃったので、再度ゆっくり読みなおそう~。

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2020年02月09日

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少し冗長かな、と思った。離婚した両親と、別れて暮らす兄・練と妹・千華子。元家族が一堂に会したG国(グアテマラと表現できないのは何故?)でクーデターに巻き込まれ、両親は決起グループに監禁され、兄妹はマヤ遺跡が点在するジャングルに振り落とされた。失われた文明と思われているマヤに息づく成人の儀式。複雑な家族関係に輪をかけて、複雑な政治体制の国、そして謎の文明と盛り沢山。巻末に「書き下ろし文庫全6巻を、単行本に合本し二分冊」とは、これまた複雑。

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2023年12月24日

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クーデーターに巻き込まれて離れ離れになった家族。というあらすじからは、どんなストーリーか全然わからなかったけど、とにかく訳もわからないけど読み進んでいくと「王の息に触れるな」あたりからどんどん面白くなってきた!心配でずっとハラハラしてる。14歳にしては賢いな!と思ったり。回想による、おじいちゃんの言葉がすごく刺さる言葉が多くて恩田さんの言葉選びすきです。あと恩田さんの少年少女が主人公のお話しいいですよね。

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2022年12月08日

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久々のガッツリ長編。

読み応えある、、、そして、ストーリーに取り込まれる、、、、、、

まだ上巻。
次下巻。

とにかく、どうなる、どうなるが止まらない。久々に夢中になってる一冊です、

気になる、気になる、

兄妹の行方は!?

謎の地下生態は!?

クーデターは!どうなる!?

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2022年05月27日

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ありふれた日常から非現実的な世界へと入っていった。今回は紛争、秘境的な所だが、日本人で海外にあまり出たことのない私からすると日常ではなかった。どのように下巻に続くのか気になって読み進めた。

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2022年01月22日

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ネタバレ

両親が離婚し、普段は離れて住んでいる練と妹の千華子は、年に1度の家族旅行でマヤの遺跡を見に行く途中、クーデターに遭遇し、ヘリコプターから放り出される。
幸い怪我もなく、ジャングルのなかで力を合わせて生き延びようとしていたが、謎の地下の王国に引き込まれてしまう。

一方、両親と父の同僚のミゲルは、子どもたちを助けに行くため、軟禁場所から抜け出す。

両親とも離れ、中学生と小学生の兄妹が、ジャングルの中で限られた持ち物を使って生き延びること自体がすごいが、話の展開も早くて息つく暇がない。
早く下巻を読みたい。

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2021年10月30日

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不思議な家族だなと思っていたら、思っていた以上に家族じゃなかった、という印象。
ヘリコプターから落ちるってどんな感覚だ…怖すぎてハラハラした。サバイバルの描写が楽しくて早く続き読みたいとあっという間に読んだ。
マヤ文明の知識ほぼゼロだけど成人式ってありなのか…?
練がニコを未来の顔、と表現したのすごくいいなと思った。色んな血が混じってる人、美しいよね。

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2021年01月27日

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恩田さんの作品は、以前に「ライオンハート」を読んでいた。
その時は、特に残るものはなく、特別面白いと感じたわけではなかった。
むしろ、つまんね・・・に類するぐらいだった。

がしかし、この「上と外」は非常に面白かった。
特に、終盤のストーリー展開は息をもつかせぬ勢いで、最後のシーンでは涙が出てしまった。
いつも、新幹線の中なので恥ずかしいんだよね。本読みながら涙するのって。

なんだぁ、恩田陸って面白いじゃん・・・と思って次(現在)も「夜のピクニック」を読んでいる。
ん~、ちと期待はずれ。
それにしても、これも映画になってるんだね。
主演の多部未華子
はい、ど真ん中のストライクです。
山田太郎ものがたりで、眉間にしわを寄せながら
「えっ!」
っていう顔が抜群でした。

ん?何の話だっけ。。。。

「上と外」

これも中学生が主人公みたいなものなので、中高生が読んだら良いのになと思う本でした。お勧めです。

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2020年04月16日

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複雑な家族の冒険という感じです。
「夜のピクニック」に繋がった印象です。
キャラクターデザインが同じにトレースしている気がします。折角の古代文明を解き明かしてほしかったところ、インディー・ジョーンズ博士は登場せず。という所感です。

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2020年03月19日

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これは、素直に面白いです。まだ上巻を読み終えただけなので100%言い切れるものではないですが、とってもストレートなストーリー。直近で読んだのが理瀬シリーズや常野物語だったこともあって、こんなにストレートな作品も恩田さんなんだとビックリです。

ただ、そうは言っても恩田さんです。作品途中までの時間軸を混ぜこぜにしたような展開はまるで時と踊っているかのようです。そして、一気に作品世界に我々を引き込んだ後は、エンタメ・アドベンチャーの世界がスピード感を持って展開しはじめました。ところどころ少々都合が良すぎるように感じられる部分もありますが、なんと言ってもこれは小説ですから、それも含めて楽しめばいいんです。

それよりも登場人物の複雑な親子関係を背景に恩田さんの親と子に対する見方が垣間見える部分がそこかしこに出てくるところがとても興味深いです。
一番印象に残ったのは「親は概ね子供を信用しているが、最後のところで信じていない。子供は普段の生活の細々としたところでは親のことを信用していないけれど、最後のところでは信じている。そのボタンの掛け違いが、お互いに不信感を生んでいることになかなか気付かない。」という父親の自問自答の箇所です。確かにそういう部分があるのかもしれない。だから、追い詰められた親が、また一方で最後のところで親に裏切られた子が、相手を殺めるような悲惨な事件がこの世から後を絶たないのかもしれない。親と子についてこういう見方もあるんだ、できるんだ、と。まさかこの本からこんなことを考えることになるとは思わなかったです。

こうなってくると下巻もとても楽しみです。この期待がどうか裏切られませんようにと、マヤの神々にお祈りして続きを読みたいと思います。

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2019年12月21日

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ネタバレ

考古学者の父が働く中米で、夏休みを過ごす“元”家族。‬
‪壊れた家族の機微を身近に感じて心がザワザワと落ち着かなかった。‬
親しか頼るものを持たない子どもたち。でもその親も不完全な人間なのだ。
家庭を維持することは意外に難しい。‬
‪そんな中で、どんどん進んでいくストーリーに好奇心が抑えきれない!

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2019年11月10日

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ハラハラドキドキで、ページをめくる手が止まらなかった。
利発そうな兄妹。親というより女を選んだ母親。ジャングルの中で見つけた遺跡はいったい何なのか?この先どうなるのか、下巻が楽しみ。

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2018年05月10日

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中学生の兄妹が考古学者の父のいる中米に渡米
密林、遺跡、軍事政権の国でクーデターに巻き込まれる
避難中のヘリから落下して、密林を彷徨う二人

息もつかせぬ面白さ

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2016年08月27日

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おもしろい。

小さなきっかけが偶発的に重なりあって、やがて大きなうねりとなる・・。
突拍子もない設定なのに、のみ込まれた。

時に自分も熱帯にいて、ジャングルをさまよっているような焦燥感にかられたり、子供の無事を必死に祈る親の気分になったり・・。

楽しめるものがたり。

ただ、ニコの設定が少女漫画のオチっぽくてひいた。なので4点。

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2014年08月07日

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上下巻合わせて約1000ページの長編ということで、気合れて上巻読み始めてみました。
最初の方はあまりさくさく読み進められなかったんですが、中盤以降は続きが気になってどんどん読めました。
雰囲気としてはなんとなく『ネクロポリス』に似てるかなという印象です。

中米とかクーデターとかマヤ文明とかよく分かんないんですが、おもしろかったです。
とりあえず、練とチカはすごいです。
中学生と小学生というのが信じられないくらい行動力があって、しっかりしてて…。
たぶん私だったら1日くらいで力尽きちゃうだろうなーとか思いながら読んでました。

そしてすごく続きが気になる感じで上巻が終わってしまったので、続けて下巻も読みます。

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2014年05月29日

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ネタバレ

おもしろかった〜。
まだ途中だけど。
久しぶりに、「途中で読むのを止められなくて、寝る時間を大幅に削って、本を読む」ということをした。
最初(1章目くらい)は、しょうがないことではあるんだけど、状況説明というか、この人がどんな人で、誰と暮らしていて、この人との関係はこうである…ということが多くて、「な〜んか、退屈だなあ」と思っていた。
だけど、1章の終わりからは、「げげ〜っ、どうなっちゃうの!?」とワクワク(?ドキドキか)して、先が気になって仕方なかった。
上巻最後の方は、私が想像していた展開と大きく変わって来ちゃったけど、それはそれですごくおもしろいし、続きが楽しみ。

恩田陸さん、以前「Q&A」を読んで、終わり方に納得がいかなくて「う〜む」と思っていたので、最近敬遠してました。
でもこれはおもしろい!!

「恩田」という名前を、私が大好きな「やっぱり猫が好き」の恩田三姉妹から取った、というだけで、勝手に親近感をわかせている(?)作家さんなのでした。

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2023年08月30日

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初版のもので読んでいるため3までを上とした。
前半の現実でのゴタゴタがあるから、余計にその後の展開が面白くなってる。続きが楽しみ!

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2023年08月21日

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内容はともかく
ものすごい既視感
ドラマ、映画、2度目
ヤバい
映画もドラマもないから2度目ってこと?
いやーさすがにそれはない
と思いたい
内容はまずまず

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2023年08月15日

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作品紹介に息もつかせぬ面白さと書いてあったが、まさにそんな感じ。どうなるんだと気になり、読み続けてしまう。

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2023年05月11日

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とても面白いけど、なんか、年齢設定がおかしくない?
読んでいてどうしてももっと大きな子(高校生くらい?)な感じがしてしかたなかった。

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2023年04月15日

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ネタバレ

離婚の末にバラバラになって暮らす家族の年に一回の行事である再会旅行。父親の勤務先であるG国で過ごす休暇中に家族でクーデターに巻き込まれる。クーデター発生時彼らはヘリで遺跡に向かう途中であったが、クーデター側と思しきパイロットに子供たちはヘリから密林へと落とされてしまう。

上巻ではローティーンの兄妹たちが知恵を絞ってジャングルを生き抜く描写が中心。
但しそこは恩田氏。生死がかかっているとはいえ、青春テイストがかおるのは「夜のピクニック」の作者ゆえか。訳あって異母兄妹である二人は、頼りがいがある爽やかなアウトドア系の兄と、新体操に打ち込む美しい妹として、わずかにお互いを異性として見ている雰囲気があります。仄かな恋の雰囲気を匂わすもキレイなままで終わるのがいかにも恩田流といってもよいのかもしれません。

そのほか、上巻では残された大人たちがクーデターによる軟禁下から脱出し子供たちを創作に行くのがもう一つのシーンとして描かれます。
ただ、より印象的でキャラ立ちしているのは日本の家族であり、主人公である錬の従兄、また彼らの祖父などが色々な伝手を使ってこの四人の安否を確認しようとする様は非常にエキサイティングでした。

下巻ではまた流れが変わりますが、両編通じてまずまずの面白さだと思います。

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2023年01月10日

Posted by ブクログ

舞台は好み。マヤ遺跡とかワクワクする。
地下迷宮とかも大好き。もっとスペクタクルでミステリー感あればいいな。ダビンチコードみたいな。

森林サバイバルものかと思いきや、意外な展開。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

私の年齢ではこういうのをゲーム感覚というのかな、ということになる。
変化に富んで、急展開でジェットコースタに乗っているごとく面白かったということ。

あらすじは、夏休み、離婚した夫婦とその子供の兄妹がマヤ文明の遺跡のある土地で再会する。
さて、無事に観光を終えて帰る前日、その国にクーデターが勃発、ジャングルをヘリコプターで飛んでいるうちに事故にも合い父親、母親と兄妹が離れ離れになってしまう。
放り出された秘境のジャングル。
果たして再会できるのか。生き残れるのか、冒険と、ゲームがが始まる。

マヤ文明聞いたことはあるけれどよく知らないな(恥だが)と思わず世界史年表と地図帳を出して確かめた。あった、メキシコのそば、ユカタン半島、ティカル、王のピラミッド。G国らしき国。そのシティ。

私の友人にそういういわゆる秘境が好きで選んで旅行している人がいるが、なにを好き好んででいく必要があるのか思う私。中国の桂林しか行ったことがない。桂林が秘境ならだが…。(川下りの船上はトイレの凄さとか食事に生臭さに辟易としたので、そうだったのだと思うのだが)

そんな貧弱な経験に照らしていうのだが、そんなところ厭だなーと思う、さよう、主人公の兄妹「レン」(15歳)「チカ」(12歳)の二人も絶えず東京の、文明の便利さを懐かしんで慨嘆しては余儀なく冒険している。しかーし、様々な試練に立ち向かい兄妹は強くなっていくのだろうか?というところが物語り。

ところどころ、恩田さんらしい書き込みがはいる、「じいちゃん」の人生哲学。
その地の文が「恩田ワールド」と私は思う。

自分のことにかまけている大人。大人って者は目配りが出来てこそ大人なんだよ。どうしようもない情けない父親のいつわらない姿。自分勝手なタイプの母千鶴子。悔いて行いを改めて変わっていけば普通なのだが、どっこい。(あれ、ネタバレでないよね)

単行本の緑色っぽい表紙と中表紙の見開きのイラストがいい。読み進むとヒントになるから面白い。

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2021年09月10日

Posted by ブクログ

一体何の話なんだ!と思いながらも、G国のジャングル、首都、そして日本で同時進行する緊迫感のあるストーリーはさすが。
清く正しく力強い少年による青春物語は恩田陸先生の得意技ですね。

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2021年08月24日

Posted by ブクログ

《友人勧められて》感想は下巻にまとめますが、面白いです。日本に住んでいてテロということは近しくもないが遠い存在でもない。おおよそは想像が付くし題材にしている小説や映画も多い。だがクーデターは…そして密林に放り出される事など、どうやって作者は取材をしたのだろう。想像だけにしてはリアル過ぎる。続きの下巻が楽しみだ。

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

マヤの文字に惹かれて手に取った一冊。
私が想像していた内容ではなかったものの、普通に面白い。
しかし、中・小学生の兄妹凄いな。
サバイバル知識が豊富で、心も頭も大人びた二人だなぁと言う印象。

冒険小説なのかしら。
下巻も緩く読んでいこうと思います。

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2016年09月01日

Posted by ブクログ

解説にもあったけど、上と下?外?って?題名が面白い。話もそこそこおもしろかったけど、ちょっと突拍子もない話にかなと言う気もした。色々な物語あるんだな。

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2016年07月08日

Posted by ブクログ

最初の100ページは、最後まで読めるんだろうかと思うくらい、なかなかすすまなかったけど、

家族でヘリに乗ったあたりから、
どんどん読めた!

ただ、ラスト(上巻の)あたりから
また少しすすみが悪くなったかなぁ。

でも、引き続き下巻を読むぞー。

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2014年08月26日

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