【感想・ネタバレ】蟻の階段 警視庁殺人分析班のレビュー

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Posted by ブクログ 2018年10月29日

時間が空きましたが、シリーズ二作目。やっぱり塔子が良いキャラでした。女刑事として役立たずな訳でもないけれど、出来すぎる訳でもない。女を武器とせずきちんと刑事として仕事をしている。周りのサポートもあって着実に真相に近付く中で、彼女のひらめきや考えが磨かれていくのが読んでいて心地よかったです。人が死ぬ描...続きを読む写は残酷で気持ちの良いものではないけれど、スピード感もあって一気に読めました。このシリーズも少しずつ追いかけていきたいと思います。

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Posted by ブクログ 2017年12月19日

シリーズ中屈指とか、一番本格度合いが強いとか書評の惹句をみて期待が大きすぎた。

確かに凡百の警察ドラマよりは謎が大きい。特に見立て殺人、それもヴァニタス画を彷彿とさせる見立てが行われた連続殺害現場、そして引退した刑事に犯人からの連絡があることから劇場型犯行?など、色々な要素はあってラストまで飽きず...続きを読むに読める。
しかし犯人は途中からはっきりわかっているし、さほどの意外性がある展開もなかった。本格を期待すると外れるかも。

地道な組織捜査が描きこまれる一方で、如月&鷹野コンビも少しずつ息があってきて、如月の成長物語にもなっており、ここらがちょっと名探偵と助手を彷彿とさせる部分ではある。

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Posted by ブクログ 2023年07月06日

殺人分析班シリーズ2作目。今回は美術関連。前作は占星術もあったし、こういう感じで毎回キーワードがあるのだろうか。面白かったです
殺人分析班とはいえ、今回は如月さんと鷹野主任がかなり主でした。もうちょい、他5人の活躍も読みたかったなぁというのは次回以降に期待します。
「これかも!」「これじゃなかったか...続きを読む……」「やっぱりこれだった!」みたいなのの繰り返しで捜査は大変だ、と思います。遺留品から捜査するにしても、犯行現場のもとになってる絵画があるけど犯人の解釈はもとの絵画に描かれたモチーフの意味と違うのでは?で行くとは。
絵画の解釈は恣意的で良し。犯人の動機も無理は感じませんでした、神格化してる相手があんな結末ならこうするかもね。利根も何らかの罪には問われるでしょう、死体遺棄罪とか。
如月さんの成長がみえるのもいい。如月さんが突っ走るのを鷹野主任が上手く抑えたり、時には任せたりしてるのですごいバランス。早瀬係長が好き。
前回の反省を踏まえて、殺人分析班の捜査会議がカラオケボックスになってるのは気の毒…尾留川さん良いお店見付けられますように。次作も読みます。

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

話の流れ的には前作とほぼほぼ一緒。事件が起きて犯人からの接触があって…っていう。探偵役がいる訳ではなく、警察が主人公側の立ち位置だからどうしてもこうなるんかな?
クローズドサークルものみたいなハラハラドキドキ感はなく淡々と進んでいくけどこれはこれで良かった。
美術に関連してるとか最期の真相とか動機は...続きを読む面白かった。けど川久保に対する矢崎の心情を想うとちょっと切ないような気も…だから「蟻」かぁ…
病院の3階の描写2回くらい出てきたから関係あるかなと思ってたら案の定でしたね。ただ武器にわざわざ特殊警棒なんか使ってたのは何でだったんだろ?
あと窓がなく日光浴びれない状態の閉鎖空間に人間がいたら数週間で精神に異常をきたして健康にも害を及ぼすって研究データをどっかで聞いたことあるから、上記の状態で7年も生きれないと思うなぁ…^^;

あと前作でも思ったけど、「殺人分析班」なんて言う程分析してないのでは…ただ呑み食いしながら事件についてやいやい話してるだけに見える^^;笑
まぁ仲間がいてそういう名前がついてた方がシリーズものとして面白いと言われたらそれまでだけど笑

色々言いはするけどなんだかんだ面白かったから次作も読みます^ ^

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Posted by ブクログ 2022年02月09日

シリーズ第2段。

他三作はDVDで見てたから本もすんなり入れた。
最後まで読み進めたが止まらないという感じではなかった。
猟奇的な殺人ではなかった。


「頭蓋骨に白井花、時計、スープ皿、
テーブルの上に遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。 「過去の亡霊」を名乗り警察OBの自宅に電話をかけてきた...続きを読む犯人 歪んだホシの招待とは」

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Posted by ブクログ 2022年01月14日

シリーズ1個目よりは、入り込んで読めた。登場人物がわかってると入り込みやすい〜

でも、復讐のきっかけとして少し弱いような、、感じはしたなー。でも、画家さんの事考えるといたたまれない。
シリーズものはやっぱり次のも読みたくなるから楽しい

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Posted by ブクログ 2020年07月18日

ストーリーを通して思ったのだが、展開は好みであったが、動機が希薄じゃないかなあということ。晶が堀を殺害したこと、矢崎が罪を被ったこと、佐山、船岡、利根が死体遺棄に力を貸したこと、彼らが晶を監禁し死亡させてしまっ事など
それぞれ語られてはいたが、ややスッキリしない感が残った。ちょっとした動機で犯罪に走...続きを読むる昨今を考えると気にする程ではないが・・・
患者でもない人に病室を貸してしまう病院長って都合よくないかな

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Posted by ブクログ 2017年04月23日

「石の繭」に続く第2弾。今回は遺留品の謎についてだが、知らないことが多くて、ネットで調べたりしてなかなか勉強になる。「ヴァニタス画」「インキュナブラ」等、ご存じの方は尊敬させられます。(-_-)
とは言え、ミステリーだからある程度、自分で謎解きしたいとは思いながら読んでいるのだが、途中で犯人が明らか...続きを読むになる。まあ、それはそれとして面白く書かれているので不満はない。それと動機も詳しく書かれていて犯人に同情もしたくなるし、哀れにも思えてくる。
このシリーズはまだ続くみたいだから、今後の作品が楽しみではあるけど、また、勉強させられるかもしれないなあ。

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Posted by ブクログ 2017年03月13日

事件のシチュエーションの奇妙さは前作と同じくらい興味深く、まったく知識のなかった「ヴァニタス画」という要素に興味を惹かれました。また、川久保の性別に関しては完全にダマされました。

そうした謎やトリックに関するところは、今思い返すととても楽しんで読んでいたポイントだったのだと気づかされます。

また...続きを読む、前作「石の繭」より登場人物の個性がクッキリしてきたような気がして(鷹野が塔子をからかうところなど)、この点も良かったと思います。

ただ、今回は主人公達が事件に密接に関わりがあるわけでは無かったので、個人的にはその点で前作の方が好みではありました。でも結構楽しめたことは確かなので、3作目もいずれ手に取ってみます。

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Posted by ブクログ 2017年01月04日

評価は3である。
文章自体は読みやすいのだが・・・・
内容に今ひとつ賛同できず。

犯人は、当時好きだった人の代わりに罪を被り20年のお勤めを果たし出所したが。。。その人は既に亡くなり。

裏切られたと感じた犯人は当時の仲間を探し出し次々と復讐を遂げていく。と言うストーリー。その際に警察を惑わすため...続きを読むに死体の周りに色々と謎めいた物を置く・・・ミステリー感はあるがそもそも冤罪からして賛同できない・・・あかんでしょう。

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