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Posted by ブクログ
ZZというとアニメ序盤のギャグ要素が強すぎて評価が低い、あるいは評価が分かれてしまう作品だと思います。
ゼータが映画化された際も富野監督からインタビューで酷評され映画内のストーリーではなかったことにされてしまいました。
福井晴敏がずいぶん擁護していましたが他にはあんまりいい話を聞きません。
それでもぼくはこのZZがガンダムの中で一番好きです。それはこの小説版の存在が大きい。
小説版ZZはゼータやファーストと違い富野由悠季ではなくゼータやZZのアニメでライターを務めた遠藤明範によって書かれています。
アニメではギャグとドタバタの展開だったジュドーたちがアーガマのクルーになるまでの過程がしっかりと描き出されていてむしろアムロやカミーユよりも自然なものになっています。
ギャグ的要素がないとはいいませんがアニメのように作品のイメージを壊すようなことはなくむしろとてもバランスのよい仕上がりです。序盤のため深刻なシーンは少なめですがこれを読めばZZの評価が覆ること間違いなしです。
Posted by ブクログ
アニメ、機動戦士ガンダムZZ のノベライズ作品。
これを読んだのはかなり前なのだが、感想を書かせてもらう。
アニメ同様に作品の前半部分であるこの巻は明るいテイストの読みやすい内容だったと思う。
コミカルな描写が多かったのも今までのガンダムにはなかったものだろう。
ノベライズを行ったのは富野監督ではなく遠藤明吾氏ではあるが、
とてもいい味を出している。
富野作品のような重いタッチの、言ってみれば少し読みづらい、表現のクドい部分はあまりない。
とても楽しいいい作品だったと思う。