【感想・ネタバレ】光さす道の途中でのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

後書きで作者が桜並木を書きたくて書いたお話だと言っているとおり、桜のため息が出るような美しい風景描写が何度も登場します。他の方のレビューを読むと、好きと嫌いと分かれていたので、大好きな作家さんだけど、過剰な期待をしないで読みましたが、私はかなり好きです。とにかく毎度のことだけど、読者にはとうの昔に心のうちはお見通しなのに、ぐるんぐるん悩み続ける主人公、そしてジレジレと進展しない恋。高校の同級生同士の微妙な三角関係。みんながみんな、相手を思うあまりやさしさで相手を傷つけて、少しづつ自分も傷ついていくみたいな。結末は最初に見えてしまっているのに。さなぎが羽化するのをじっと見守るように、ただ息をつめて待っているこのもどかしさよ!栗田が送ろうとして送れなかったPCメールのくだりで、泣けてしまった。どうかこのメールが高遠の気持ちを救ってくれますようにと。ラストの『心は、記憶に宿る~』からの心理描写が秀逸。何度も読み返してしまった。

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2012年06月15日

Posted by ブクログ

独特の雰囲気だと思った。
この気持ちがまだ形になっていなくて、曖昧な感情と三人で仲良しだからこその遠慮、そんなものが繊細に良く書かれていて終盤ではもどかしさがあった。

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2011年08月02日

Posted by ブクログ

面白いし切ないしでいいんだけど杉原先生の作品で誰かが死んでそれで生きてる2人がくっついて…って硝子の花束と同じじゃないか、というツッコミが。
面白いです。面白いんだけど展開読めてなんだか…硝子の花束読んでなかったら楽しかったかも
タイトルと情景テーマの絡め方は相変わらず逸品。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人の生き死にが関わる話ってすごく難しいと思うんですよね。
でもこの話に出てくる彼らの気持ちはとても自然で、友情と恋愛のバランスの難しさがわかる。
この作者さん、時々真理をついたような、どきっとなる文章を書かれるので思わずマーカーでライン引きたくなった(笑)

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2012年11月20日

Posted by ブクログ

高校から大学にかけて、友人三人の関係。
一人の友人の死から、昔を回想する形で書かれています。
回想型の文章はちょっととっつきにくかったですが、関係の変化をじっくりと書いていく辺りは文章力のある作家さんだなと思います。

ハッピーエンドではあるんですが、底にあるものが「昔を懐かしむ」な為、どこか重いです。
少年のじゃれたやり取りは可愛いかった。ふざけて口悪く言い合っている位がいいと思います。

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2011年02月19日

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