【感想・ネタバレ】東大教養囲碁講座~ゼロからわかりやすく~のレビュー

囲碁は、チェスや将棋など他のボードゲームに比べると、ルールが単純なのに盤面が広いことから、コンピューターがプロに勝つには相当の時間がかかるだろうと言われてきました。しかし、2016年3月に人工知能がプロ棋士に圧勝したというニュースで、改めて興味を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなオトナにおすすめしたいのが、東京大学教養学部で過去に行われた授業をまとめたこの本です。本書のまえがきによれば、もともと当初の授業自体が「全くの初心者を対象とした、成人のための囲碁入門指導法の開発と実践」を目的としていたそうですから、オトナの初心者向け入門書にうってつけでないはずがありません。ちなみに東大の本講座は、現在も本書をテキストとして毎学期開講されているとのこと。みなさんも思い切って、4000年の歴史を持つ最高の知的ゲームに足を踏み入れてみませんか。

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Posted by ブクログ

ヒカルの碁を読む度に、碁が打ちたくなって、この本を借りるのも三回目。
その辺の入門書より全く判り易い。
打てる気になるんだよなあ。
何で打てないのかなあ。
これ、ちゃんと買った方が良いような気もすんねん。

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2014年04月19日

Posted by ブクログ

囲碁のルール、基本的な用語および戦術が初心者にもわかりやすく書かれている。"弱い石から打つ"など、戦況に応じた打ち方を意識することは、日常生活をフレキシブルに進める上で活用可能だと感じた。

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2013年12月07日

Posted by ブクログ

東大で行われた囲碁に関する授業内容をまとめた本。その興味深い試みに惹かれて入手。囲碁には以前より興味があったため,本文については斜め読みした。
前書きが面白い。特に興味深かったのは,囲碁の学習過程を言語の学習とパラレルに扱っている(ように読める)箇所があるところ。私はこの部分がとても気に入った。理屈から入り,正しさに関する感覚を身につけていく。この学習の過程は,大学入学あたりから自覚することが少なかっただけに,自分が上達することが新鮮であり,不思議であった。
本書には,囲碁を学ぶことの8つの効用が挙げられているが,自分にとっては,学びの再発見へ導いてくれたことが,9つ目にして最大の効用だった。同じような楽しさを見出す人が多くなると嬉しく思う。

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2013年06月18日

Posted by ブクログ

東大の教養講座として行われている囲碁講座を本にしたもの。基礎の基礎から説明されている。大人になってから囲碁を勉強する人には良いかも。

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2011年09月19日

Posted by ブクログ

囲碁由来の言葉が多いことに驚く。日本にはいろいろな文化があるが,体験していなければその面白さや有り難さを知り得ない。メディアで記録することは伝承にならないので,文化を保存し伝えていくためにも知っている人を増やすことが大切だろう。しかし,そのような目的のために体験する人は少ない。囲碁はゲーム性も優れ,戦略眼を養うのに適したものであり,リーダー人材になりうる人達が触れている,知っている,たしなんでいることは社会的に価値があるだろう。囲碁を通した人間関係作りもあるだろう。ゲームを通して相手を知るというのは悪い手ではないなぁ。

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2022年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

囲碁のルールがよくわかるし、囲碁という世界を理解していく過程を感じられる。ただ、新書っぽいコラムなどがあると良かったし、囲碁の周辺知識を学べるともっと良かった。

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2011年08月01日

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