【感想・ネタバレ】検証捜査のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

物語の中のミステリーは
・事件の真相
・主人公神谷の現在に至るきっかけの事件について
・他登場人物の背景(特に永井、保井)

物語前半は
過去を引きずる神谷の考え方・言動がすごくいらつく
神谷の言葉に都度反応してしまう保井の気持ちが分かる。
神谷は沸点が低いのか、正義感が強いのか「あーあ…」という印象。
しかし、頭のキレ具合は群を抜いている
後半の保井とのやりとり以降、かっこよさを感じた。

事件は腹が立った
犯人に、警察に
『我が身が一番』それは誰もが思うことで悪いことでは無い。そう思えない人は危機管理能力が低いとも思う。
だが、守り方を誤っている。

保井の過去は引いてしまうような過去で、
前進するには荒療治も必要とする彼女に同情した。
強く、強がらずに生きていくことはできないだろうと思った。
神谷と関係を築けて以降、お互いベタ惚れかと微笑ましく思う気持ちと
『大人の立ち振る舞い』をする2人にくすくすした。

永井の背景はまだまだミステリー


最初から結末が気になり、早く早くと
一気に読める作品だった


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2022年03月20日

ネタバレ 購入済み

警視庁捜査一課から伊豆大島の警察署に左遷された神谷。
そんな彼が「特命」の名の下、警察庁への出向という形で東京に呼び戻される
神谷以外にも、日本各地から4人の刑事達が召集されており、警察庁のキャリア官僚をキャップに据えチームを編成。
神奈川県警及び警視庁の犯人捏造・事件隠蔽に関わる組織の闇を暴いていく。

捜査に於ける相手側からの抵抗や妨害、急造チーム内でのわだかまり、信頼していた人間からの裏切りと、様々な困難にぶつかりながら真犯人を追い詰め、逮捕に至るラストは圧巻の展開でした。
面白かったです‼︎
作者によると、これはシリーズ物ではないらしいのですが、スピンオフ的な作品が5作ほどあるようなので、そのうち読んでみようと思います。





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2021年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

堂場瞬一の警察モノの読みきりです。
読み始めからしばらくは、なかなか進展せず、イライラしますが、次第にストーリーに引き込まれ、最後は急展開といった感じで話が終結していきます。
面白かったですよ。

物語の主人公である神谷警部補は、東京都大島署に勤務している。東京で起きた婦女暴行殺害事件の特捜本部にいたときに、容疑者に暴行し、しかもその容疑者は犯人ではなかった。その責任を負わされ、あからさまな左遷をさせられていた。
そんな神谷のもとに刑事部長から直接連絡があり、警視庁から警察庁に一旦出向し、2年半前に起きた神奈川県で起きた婦女暴行殺害事件について、神奈川県警の捜査を調査するように指示があった。
横浜市関内の事務所には、警察庁の永井理事官、北海道警から保井林凛、そのほか、埼玉県警、福岡県警、大阪府警から刑事が呼び出され、捜査の検証が始まる。
神奈川県横浜市戸塚周辺で起きた富士暴行殺害事件では、容疑者の自供から柳原に死刑判決が出ているが、高裁では無罪が言い渡された。神奈川県警の捜査そのものが否定された。
凛は、若い時に暴行されたことをきっかけに刑事になり、この手の犯罪を非常に憎んでおり、神谷とも余計なことはしゃべらないが、次第に神谷との距離が縮まっていくところも面白い。
神奈川県警の捜査を検証していく中で、神奈川県警からの捜査妨害を受ける。県警の刑事から当時の状況を伝えてくれる協力者を得たが、県警からの圧力により自殺に追い込まれてしまう。
被害者からの聞き取りなどをしていくうちに、柳原が犯人でないことが分かってくるが、神谷たちは真犯人を探すことにする。
すると、今回の神奈川県警の事件と神谷自身が関わった事件の手口が同じことから同一犯人である疑いが出てきた。
神谷の元上司や、横浜の事件の捜査で柳原以外を容疑者として捜査をしており、今は退職している五島の協力もあり、神谷たちは真犯人を突き止める。
その真犯人とは……

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2015年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

左遷されていた刑事が再審で無罪判決の事件を調査する特命チームに左遷された事件にも関わる秘められたことは?

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2021年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

堂場さんの警察ものは、安定して楽しめる。
小難し過ぎず、安易すぎず、人間模様も味わえる…。

★4つ、8ポイント。
2015.04.18.図。

※理事官の抱えた、入院まで追い込まれるほどに彼を苦しめた“家族の事情”は、正直、空かして欲しかったけれどね。

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2015年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

神谷警部補は、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、伊豆大島署に左遷中。彼に本庁刑事部長から神奈川県警に出頭命令が下る。その特命は、連続婦女暴行殺人事件の犯人を誤認逮捕した県警そのものを捜査することだった。本庁、大阪、福岡などから刑事が招集されチームを編成。検証を進めるうち、県警の杜撰な捜査ぶりが…。警察内部の攻防、真犯人追跡、息づまる死闘。神谷が暴く驚愕の真実!警察小説。 というのがあらすじだか・・・。

恋愛寄りにストーリーが傾くのは違和感あり。真犯人もありきたり。残念。

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2014年09月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

組織と折り合いがつかず、神谷警部補は東京都だが伊豆半島大島に飛ばされた。
そして、突如神奈川への出向命令。
その任務は神奈川県警の過去の誤認逮捕の殺人事件を再捜査すること!!

伊豆大島で鈍った刑事の勘、警視庁と県警の壁、決められた期限。
北海道や大阪からワケありの捜査官が集められた!!

仲間となった北海道の凛との関係はお約束気味(笑)。
そして誤認逮捕の真相は!?
えっ、そりゃないよ~で終了(ガックシ)

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2013年12月31日

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