【感想・ネタバレ】IDOL DANCE!!!~歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい~のレビュー

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Posted by ブクログ

ダンスから見るアイドル!おもしろかった!
著者は日女体卒でPASSPO☆やアップアップガールズ(仮)の振付をしている人です。中学の時から振付をしていたというから、根っからの振付師ですね。
アイドル・ダンスの特徴や、衣装や小道具、フォーメーション等々、歌唱には全く触れず、それ以外のパフォーマンスすべてを熱く語っています。
特に東京女子流のプロデューサーと衣装担当との鼎談が面白かった。
オーディションで選んだ子をもとにグループを作るのではなく、グループのコンセプトが先にあって、ポジションごとに予め設定したキャラに合う子を集めるなんて、なんと戦略的。
他にもBerryz工房やPerfumeなどのパフォーマンスが取り上げられています。
それにしても、Perfumeってプロから見ても、完成度が高いんだねぇ。

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2013年10月12日

Posted by ブクログ

85点

ダンスやアイドル論、今のアイドルのあり方などが、
深いアイドルへの愛をもって語られる良書。
まぁそこまで深い話はないのだが、それでも本当にアイドルのことが好きなことが伝わるので、好感が持てる。

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2013年09月03日

Posted by ブクログ

ずっと積ん読になってて、やっと読みました。ぱすぽなどの振り付けを担当する竹中夏海さんが、アイドルとダンスや自分のキャリアについて語った本。
アイドルという現象の中の人の話として語られていて、最後にはアイドル自身へのインタビューなど本当にアイドルとアイドルダンスを知れる一冊だと思いました。

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2013年07月21日

Posted by ブクログ

すごく読みやすくて最後まで一気に。
アイドルのダンスをこんなに構造的に捉えたことがなかったので、とても勉強になった。

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2013年05月25日

Posted by ブクログ

アイドルのダンスがグループアイドルのキャラクター性や衣装との組み合わせを考慮しているのは当然として、(歌のカラオケに当たる)振りコピにまで考えを及ぼしながら作られているとは知らなかった。

残念ながら著者当人の想いが十分に文章に落とし込まれているとは言えないが、それでもアイドル達を輝かせ、そしてファンまで踊らせることが可能なアイドルの振り付けに対する著者の情熱は強く伝わってくる。

加えて著者のアイドルを愛している様子が文章からにじみ出ていて、その点でも好感を持てるし、読んでいて非常に安心できるし微笑ましく思えた。

文章が今ひとつな分、対談はいい感じで、東京女子流のディレクターと衣装担当者との対談や、コンテンポラリーダンスをやっている著者の友人との対談も非常に興味深く読めた。

特に後者のそのダンスを一度しか観ないコンテンポラリーダンスの観客と、同じダンスを何十回も観るアイドルファンに対するダンスの設計の違いや、アイドルのキャラクター性の発露の仕方などの話は、ダンスやアイドルだけに限らず、広くエンターテインメントについての参考になる話で、とても楽しめた。

それにしても文中で何度もPerfumeについて触れられていて、彼女たちのアイドルダンスの完成度の高さを思い知らされたのだった。

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2013年01月27日

Posted by ブクログ

体育大卒で振付師として活躍する筆者が
アイドルの踊るダンスをダンサー・振付師視点で考察する、
ユニークな一冊です。

もともと振付師が演者につけた振り付けを
ファンたちもコピーして踊る「振りコピ」文化が
アイドルとそれを応援するファンたち、
ひいてはダンスそのものとの距離さえも近づけて
そこに喜びを感じるという、図式が面白い。
もともと自分で踊るとそのダンスを客席で見られないため、
ひとに振り付けしたダンスを見ているほうが好き、と語る彼女。

珍しいキノコ舞踏団で活躍する同輩や、
自ら振り付けを担当するアイドルたちの
プロデューサーや衣装さんとの対談も見ものなので
アイドルファンだけでなく、ダンスに興味のある方も
けっこう楽しめる読み物ではないかなーと思います。

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2013年07月05日

Posted by ブクログ

アイドルグループのダンスには独特の世界がある。歌詞にひもづいていること、振りコピ(振付のコピー)をすることがその特長だと。実際にアイドルの振付師が、どのように考えながら振付を決めていくか。アイドル産業は、この10年の取り巻く環境の変化により、ビジネスモデルが変化しており、それに合わせるカタチで、AKBなどの触れるアイドルグループが出現している。その中で、どのような振付、衣装を含めてアイドルグループのアイデンティティを確立していくのか、それを考えるヒントになり、おもしろい。

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2013年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アイドルの振り付け師である竹中夏海氏がアイドルのダンスを「アイドルダンス」と定義し、振り付け師の視点でそのアイドルダンスを語る本「IDOL DANCE!!!」を読みました。 フリフリのドレスをきて左右のステップを踊るイメージのアイドル像から、制服風衣装を着てテンポの早い音楽に合わせてガンガンに踊るのにアイドルのイメージに変わってきました。 アイドルの数が史上最大と言われる今、そんなイメージは一部で、玉石混合でありとあらゆるアイドルがいます。握手会をしてファンとの距離を縮めたりは当たり前。チェンソー(本物ではない)持って客席にダイブしたりするアイドルまでいます。 最近僕はそんな広くて深くて面白いアイドルの世界に興味を持っていまして、「アイドルの振り付け師」というアイドルを凄く近くで見ている人の本に興味があって手に取りました。



こんな本

アイドルのダンスは色んなジャンルのダンスを要素として取り込みつつ、アイドルのダンスは「アイドルダンス」としての特徴を持っています。歌の世界観に合わせた振り付けがされていたり、分かりやすくキャッチーであったり、ファンが覚えやすいように考えられたり。特に最後の要素に関しては、著者の竹中氏がアイドルの振り付け師を目指しはじめた時の「気づき」でもあります。自分が振り付けたダンスをアイドルが踊る、アイドルが踊るのを見て何千ものファンが踊ることのすばらしさに気がついて竹中氏は振り付け師を目指すようになりました。

ダンスを中心として、衣装を振り付けに生かしたり、小道具で振り付けにアクセントをつけたり、フォーメーションについての考え方、身長差を生かした振り付けなどなど細かな部分にもクローズアップして語られています。著者自身がアイドル好きということもあって、振り付けをしたアイドル以外にも色んなアイドルのダンスが登場し、作り込まれた特徴が浮き彫りになります。そこにはPerfumeや東京女子流、ハロプロにもちろんPASSPO☆の楽曲名が挙がっているので、Youtubeを見ながら読むと楽しめます。

ダンスからアイドルをより楽める

さらっと見ていたアイドルのダンスですが、この本を読むことでより楽しめるようになります。ダンス、フォーメーション、衣装、小道具。1曲数分間の中の情報量は膨大です。この本を読めば改めてそこに気づくことが出来るでしょう。これまで以上に何度も何度もその曲を味わうことが出来るようになります。そしてその情報に気づくには自分も一緒に踊ることが一番です。

ダンスはピッタリと揃うことが良いと思いがちですが、アイドルダンスではそうとは限りません。メンバーの個性を出すことも求められます。メンバーのキャラクターによって振り付けが変わることさえあります。 なのでメンバー毎に見ることでその曲をさらに味わえます。もっと言うと、ライブによってフリをアレンジさせてくることもあります。PVとライブで違うフリを付けている場合もあります。

ダンスの舞台ではその時のダンスはその時の為のもので、繰り返しするものではないそうです。アイドルダンスは繰り返し繰り返し踊りますが、ファンは飽きずに何度でも見に来ます。何度見ても飽きないのは1曲1曲に詰め込むアイドルと振り付け師による膨大な情報。そしてそれを感じ取り、気づくファンが居てのことなんでしょう。

まとめ

この本はアイドルを新しい視点で見れるようになる本です。アイドルファンが読むには大学の一般教養みたいな幅広くて、だけどどこでも通用する知見が得られます。一般の人が読むには、ちょっとひいた位置からアイドルの良さと見方を知れる概論のような本です。サラッとしてて、「案外いいかも!今度注意してみてみようか」と思える本です。

本書では、現役のアイドルPASSPO☆のメンバーやダンサーと著者のインタビュー記事があります。アイドルに近い人の(ていうかアイドル本人の)アイドルとダンスに対する考えが語られていて面白かったです。モー娘。を振り付けていた夏まゆみ氏やももクロの振り付けし石川ゆみ氏など他の振り付け師とのインタビュー記事とかもいつか読んでみたいです。アイドルとアイドルダンスを振り付け師の視点から語っていましたが、衣装さんやマネージャー、楽曲プロデューサーなどの視点からの本とかがあったらそれも読んでみたいなと思いました。

テレビでアイドルのダンスを見たことがある人は楽しめる本です。そして読んだあとはアイドルに(最低でもちょっとは)引き込まれる本です。

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2013年02月07日

Posted by ブクログ

そうなんです。歌って踊るかわいい女の子がいれば、世界は幸せなんです。

アイドルのスキャンダルだったり、生活が辛くてぎりぎりでやってて、とかアイドル向いてない、とかアイドル本人には色々な悩みがあると思うけど、そういう子たちに自分を作らないで、楽しんでっていう著者のエールが詰まってて感動します。

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

アイドル振付師であり、自身ドルヲタでもある著者が、専門家からも一般のファンからも軽く見られがちなアイドルダンスというジャンルに光を当てた野心作。竹中夏海という人は本当に面白い人で、僕はこういう人が大好き。

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2014年08月05日

Posted by ブクログ

浮かれた感じのタイトルとは裏腹に『アイドルとは何か?』と言う問い掛けに対して
『ダンス』『振り付け』を切り口に切り込んで行く『アイドル哲学の書』。

『アイドル』とは『アイドルらしさ』を演じる事では無く
自己の魅力を客観視し、自己の内面を自らの肉体を媒介として
『さらに良く伝える』事に務める表現者の事である。

筆者は『アイドル』とは『人気者になる事である』と言う現在の
芸能界における『アイドル』のあり方を一言で言い表しているが
それは宇多丸師匠の言う所の打者に対する『ホームランを打て』
という指示に比類するような
過酷な『アイドル道』への研鑽を少女達に課しているのであり
それに耐えうるには自らが『楽しむ』事でしか抗えない。
『アイドル』とは『仕事』として割り切れるほど甘い『職業』では無いのだ。

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2013年02月04日

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