感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1月10日~12日
名探偵・浅見光彦のもとに届いた一通の手紙から、芳香が立ちのぼった。「四月十日午前九時、栃木市の幸来橋に来てください。でないと、私は死ぬことになります」。新進気鋭の調香師殺害事件に巻き込まれた浅見は、十年前に起きた、天才調香師殺害事件との奇妙な符合に気づく。華やかな香水産業の裏側、熾烈な開発競争の暗部、手探りで進む浅見の前に現れた三人の美女は、絢爛たる香りで名探偵の嗅覚をも狂わせていくのだが―。
Posted by ブクログ
「究極の香水」の副作用によってもたらされた死。
封印された「究極の香水」が再び現れたとき、それは「悪魔の香水」となり人々にあらたな死を招く。
自分の研究のすえに手に入れた開発結果は、研究者にとって何よりも大事なものなのかもしれない。
欲にかられて甘い蜜に群がる害虫のような人間たち。
殺人を犯しても大きな富は手に入れたいものだろうか?
不幸な出来事を乗り越えて未来へと歩き始める三人の娘たち。ラストが未来へつながるものでよかった。
いつもながら浅見光彦シリーズは読みやすい。
シリーズ初期はなかなか覚えにくいタイトルも多かったけれど、特徴のある個性的なタイトルになってからは、内容をすぐに思い出せるようになった。
タイトルの果たす役割は意外に大きい。
Posted by ブクログ
久しぶりに光彦さんをよんだ。今回は香水について。この人ほんとネタに困らないでいろんなことから思いつくよなぁ。と思う。コメ問題だったり森林だったり。で、今回の話。マドンナは3人でいいのかな?いつもみたいにいい雰囲気になることがなかったのは意外だった。で、相変わらず携帯電話を持たない光彦さん。