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あるかもしんない。
もっとちゃんと国防を考えていればよかった…話。
ヒロイン(?)がそんな…!
あの前振りは一体??
分厚いページ数もあっという間でした。
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「朝倉恭介」VS「川瀬雅彦」シリーズ第2弾。
日本海でロシア船が爆発炎上し、米原潜が巻き込まれ航行不能に。
さらに謎の武装集団が上陸し、日本が未曾有の危機となる物語。
ある現実の宗教団体を彷彿とさせるテロ行為の数々。
そんな危機を報道カメラマンが真相を究明します。
テロ集団の緻密の計画と実行力、そして信念が凄まじいいです。
こんな相手に日本は勝てるのかなと…。
そんな緊張感を与えてくれる作品でした。
重量感ある小説を読みたい方にオススメの作品です。
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処女作「Cの福音」よりかなり面白い。重武装集団が原発を狙うと同時に警視庁、米国大使館が爆破。オウムを題材にしている宗教団体によるクーデターが始まる。後半まで非常に面白い展開でふと気づく。残り40ページ程度しかない。これで終結できるのか?そこから一気にあたふたと結末に至るのは惜しく、偶然の結末に近いのが少し残念。2巻物にしてほしかった。
主人公「川瀬雅彦」が6作目で「Cの福音」の悪のヒーロー「朝倉恭介」と対決するらしいが、この時点で1作目の「Cの福音」との関係はなく、唯一1作目で朝倉恭介が起こした事件が一行挿入。それぞれをどう育てていって対決させるのか、とても楽しみ。楡は最初から対決させる設定で書いていたのだろうか?処女作からそういう構想で書いたとするとそれもすごい。
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「Cの福音」に続く第2弾。
今回は、オウム真理教をモデル(?)とする宗教団体の
クーデターを取り扱った小説。
普段、平和な日本にいる僕たちには
考えもよらないようなテロが金沢・東京で勃発。
国・自衛隊・警察は後手後手の対応しか取れない中、
一人のカメラマンが立ち上がる。。
結末が偶然の幸福からなるところが、
ちょっと残念ですが、それでも面白くて家に篭ってしまった。
楡さんの麻薬症状からは、当分解放されそうにはありません。
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朝倉恭平VS川瀬雅彦シリーズ 第2弾
オウム真理教を基に書かれたであろう宗教団体によるクーデターが起きたという想定で物語が進みます。解決の仕方はややご都合主義的な感じがありましたが、リアリティがあり面白いです。
もう少しまとめてくれると更に良い。
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「新しい日本を造るために」の名の元に宗教団体が戦略兵器を調達。原子力発電所を始めとしてアメリカ大使館、警視庁、国会議事堂をクーデターの渦に巻き込んでいく。
オウム心理教を元に構想を考えたんだろうなと最初は思わせたけど、スピード感あふれてて良い。確かに今の日本の政界・官界・国民は有事の時には麻痺してしまうだろうし、こんなに平和ボケしててもいいんだろうかと考えさせられた。「危機管理」とかどうするんだろうか。何かあってからじゃ遅いんだろうけど、きっと何も起こりはしないだろうと考えてるんだよね。
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川瀬雅彦さん登場です♪
こちらも当然オススメですね~ おもしろい!!
このような内容の作品を読んでいると
なんか日本の国防について真剣に考えてしまう。。。
自衛隊、アメリカ、、、、大丈夫か!???? 日本
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素直に面白かったです!
でも、終わり方が自分はあまり好きではなかったです。。。
6部作の第3巻目、
さあ次は「猛禽の宴」
早速購入し読み始めました。
読みやすくスラスラ読み進めるので電車通勤などの人でも短時間で読みよわるでしょうか。
読もうか迷われてる方はぜひ読んでいただきたい本です。
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前作では麻薬、本作では宗教…
日常に潜んでいて、牙を剥いてくる狂気
本当に恐ろしい。
自分のすぐ近くに実際あるのではと思えて
外の世界コワイ。コワイです。
コワイけど読みやすくて面白くて読んじゃう…
自分の国を守る為に出来ることとして
自衛隊の在り方の変更や核の保有を主張すると
日本では 戦争やりたいのか!戦争反対だ!
と非難されると思う。
日本で義務教育を受けていれば、そう思うのはわかる。
でも、その一辺倒じゃ1番平和は遠いのかな。
某首相が言ってたように
それらについて議論することを放棄してはいけないのかな、と思った。
国という概念がある限り、その微妙な均衡を保つ為には、出来ることをアップデートしていかなきゃいけないのかもしれない。
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まず、書かれている年が1998年であり、時の北朝鮮体制は金日成から金正日の頃の時代が背景である。当時の北朝鮮は現代のように核もICBMを始めとした中長距離ミサイルも持っていない時代であることを念頭に、もし当時の北朝鮮が南進を行うという想定で米国の反撃を最小限に行うために在日米軍基地の動きを止めるためにどのように動くかを想定、模倣し日本国内でクーデターを起こしたらが本書のはテーマである。
本書が書かれた数年前にオウム真理教は、サリンという化学兵器によるテロを実行したけれど、ロシアにヘリコプターなどの武器を買い付けに行っており、本書の書いたストーリーがあながち空想の世界だけではないことを図らずも証明している。
本書が上梓されてから20年経っており、日本の危機管理に対する考え方もさぞや強固なものになっているだろうと考えてしまうが、北朝鮮の核爆弾の小型化やらSLBMの射程と練度からみて攻撃されたら日本の国土と国民をしっかりと守る状況になっているのであろうか不安である。韓国が左傾化して北朝鮮に併呑されそうな状況であり、もはや38度線は自由経済社会と共産主義との対峙線ではなくなるかもしれない。
令和の時代の元寇に備える必要があると思う。
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「朝倉恭介」Vs「川瀬雅彦」シリーズ第2段。
日本の国防についてメッセージ性が強い物語です。
朝倉恭介が出てくるかと思いきや、出演はありませんでした。
ただ、朝倉恭介が起こした事件がちょっと紹介されており、かろうじてリンクが保たれている感じ。
シリーズということで、朝倉が悪の主人公なら、川瀬は善の主人公になると勝手に思っていたので、川瀬は警察側の人間なのかと思っていたら、カメラマン(ジャーナリスト)でした。
なので、ジャーナリストとの戦いになるんですね。
それはさておき、本書のストーリは、表題のとおり、クーデターを企てるストーリ。その首謀者が新興宗教団体。
その武装集団が織り成す攻撃にあたふた対応する日本政府といった構造です。
新興宗教団体が企てるクーデター、テロというとあの事件を思い出します。
なので、ある意味リアリティがある物語と感じました。
麻生幾さんの「宣戦布告」や安生正さんの「ゼロの迎撃」同様、有事の際の自衛隊の課題、日本政府の課題を浮き彫りにします。やはり、国防について考えさせられる強いメッセージを含んでいる物語です。
しかし、本書ではその事案が発生するまでが長い(笑)
物語の後半まで引っ張られます。
そして、その事案のクローズがまたあっけない。ちょっと尻すぼみ間があります。
後半あれよあれよと手仕舞いになってしまい、そこはちょっと残念。
ま、それはそれとして、とても楽しめた(?)物語でした。
おりしも、沖縄問題や憲法の問題、中国軍艦の領海侵犯など、今そこにある危機が現実実を帯びています。さらには、アメリカ大統領選挙の行く末は?
今まで見ようとしてこなかった問題に本気で取り組む必要があると強く感じます。
Posted by ブクログ
シリーズ物でなければ読みきれなかったかも。逆にシリーズ物だから、導入として読んでしまい、そのボリュームに辟易した感もある。
朝倉恭介の敵となる川瀬雅彦の導入にあたる部分だが、スケール感の割にお粗末すぎる偶発的事故で物語が収束し、悲劇も喜劇になってしまった。
これまでの楡周平の他の作品を読んで、原点に戻って読みなおしてしまっていて、主人公の挟持や登場人物の思惑などが空回りしているように感じてしまった。著者としては初期として、おそらくここまでスケールを広げて書いたのは初めてに近く、その意気込みと勢いは買うが、少し冗長になってしまったのは、時代が追い越してしまったのだろうと思う。
当時としては、これほどの内容を昇華した小説は珍しいだろうし、内容自体は現代にも通じる。あまりにも今の小説が読みやすく、スピード感をもって書かれているのかがよく分かる。次の猛禽の宴は、また朝倉恭介が主人公なので読みやすさ重視のエンターテインメントものになっていると思われる。そういう意味では、川瀬雅彦の方は、あえてこの文体で書かれていると考えて読んだ方が良いのだろう。次のクラッシュに期待。
Posted by ブクログ
―――米原潜の頭上でロシア船が爆発。
日本海沿岸の原発を謎の武装軍団が狙う。報道カメラマン川瀬雅彦は現場に急行するが、折しも米国大使館と警視庁で同時爆破テロが勃発。
これは戦争なのか!?
日本を襲う未曾有の危機。
新年初読破
ちょっと前に読んだ『Cの福音』と同じシリーズ
といっても、主人公二人のうちの片方川瀬雅彦の導入に近いので
これのみ読んでも完全に楽しめるよ
お腹いっぱいになるほどの情報量と
神の目線からのスピーディな展開で日本でおこるクーデターを描く
ラストがちょっとあっさりしてたけど
ハードボイルド好きな人なんかはぜひ
Posted by ブクログ
朝倉恭平、遂に出てこなかった・・・。
でも、難しかったけど、後半は夢中になれた。
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日本海の北朝鮮領海付近でロシア船が爆発炎上。その動きを窺っていた米海軍原子力潜水艦が巻き込まれ航行不能となった。漂流する原潜を挟み、「北」と日米韓の緊張が一挙に高まるなか、謎の武装集団が能登に上陸、機動隊を殲滅してしまった。報道カメラマン川瀬雅彦は現場に急行するが、おりしも米国大使館と警視庁で同時爆破テロが勃発。これは戦争なのか!? 日本を襲う未曽有の危機。「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第2弾。
Posted by ブクログ
良くも悪くもこの作家はある程度外さない感じがする。
書くにあたりかなりのリサーチもしているし、細部の表現も興味深い。
でもそれはないだろう的な所もあり、それが作品の出来を少し下げてしまっている様な感じがする。ストーリーの流れも面白かったが最後は少しポリューム不足かな。